石川県タウンミーティング「はせ、参じます。」inイートラボ
開催日:令和5年10月31日(火曜日)18時00分~19時30分
場 所:イートラボ(小松市)
参加者:22名
テーマ:石川県への移住促進について
開催の様子
当日の意見交換の中から、いくつかをご紹介します。
移住支援策について
(参加者)
- 県外で家を建ててしまうと、Uターンの余地が少なくなってしまうと思う。新しい住居を建てる際や空き家を利用してUターンする際に補助があれば、Uターンのモチベーションが高まるのではないか。
- 東京と比べた場合の具体的な地価の違いなど不動産情報と住みやすさなどの情報を知らせることが重要だと思う。
(知事)
- 自分が家を建てたときのことを思い返すと、ライフプランを含めて判断できる情報があればいいなと思う。
(参加者)
- 自分は単身で移住してきたが、単身者に焦点をあてた移住促進を進めるのも良いのではないか。
(知事)
- 働く場所や結婚など、それぞれの希望に応じて相談できるような複合的なサービスがあるといいと思う。
(参加者)
- 耕作放棄地を利用して移住者に就農支援をするなど、移住者への就農支援を進めてほしい。
(知事)
- 県では農業を学びながら経済的支援もする「耕稼塾」があるので、こういった情報もわかりやすくPRしていきたい。
(参加者)
- 農業に関しては、いしかわ農業総合支援機構が耕稼塾の手配を含めサポートしてくれる。移住希望者で多いのは新規就農であるが、受け皿が少なく、より充実させていきたいと考えている。
情報発信について
(参加者)
- 海外からの移住先として石川県を選んでもらうため、労働・観光などの魅力を、県が企業や大学とも連携して、複合的に発信してほしい。
(知事)
- 外国人の方を受け入れるにあたって、日本語教育・生活の支援などについて、情報を共有しながら、ひとまとめに対応できるような体制としていきたい。
(参加者)
- 移住をアピールするにあたって、官民との協力をどのように行っていくか。
(広報監)
- 情報発信について、例えば県ホームページでは移住に限らず、求められている情報がすべて集約されているような作りに改善していきたい。
- また、SNSやデジヒロシにより情報発信の量を増やすとともに、必要な情報がダイレクトに早く届くような情報発信にチャレンジしていきたい。
(参加者)
- 北海道では、隣の町や市でやっている施策のことがテレビCMで自然と入ってきた。石川県でもそういった情報が入るようになるといい。
(知事)
- 石川県でも各市町で子育て支援の政策を行っているが、その情報をわかりやすく提供できるよう、工夫していきたい。
(参加者)
- 石川県への移住を調べたとき、「フルリモートで東京に住みながら移住」「ワーケーション」といった情報がでてきてハードルが高く感じたが、ごく一般の人向けの情報発信も必要ではないか。
- 収入の心配もあり、移住には仕事が伴ってくる。企業の魅力を発信することも大事。
(担当課長)
- 「イシカワノオト」というサイトでは、企業の紹介やマッチングといったこともしているので、ご覧いただきたい。
(知事)
- それぞれのネットワーク、ハローワーク、イシカワノオトなどチャンネルは様々あるが、丁寧に答えるようにしていきたい。
(参加者)
- 就職先を探す新卒の人にとっては、石川県を特定して仕事を探すというより、石川県にはどんな選択肢があるかとして仕事を探すので、そういった入口で仕事情報を見られると幅が広がると思う。
(知事)
- ハローワークでも、新卒や転職など様々な人を想定した情報提供ができると選択肢の幅が広がるので、県として何ができるか考えてみたい。
教育について
(参加者)
- 子供が生まれ、東京での保育園を利用しながら働くことは困難と思い移住した。中学生くらいまでは、少人数教育など、地方の方が教育に選択の幅があると感じている。
- 東京からUターンしたが、例えば教育について、どの学校にどういう特色があるかなど、地元の情報を手に入れる方法が分からない。
(知事)
- 教育のことも含め、移住して迷うことがあれば、ぜひアイラックにご相談いただきたい。
(参加者)
- 石川県の中でも、市町によって、ICT教育の進み具合に差があると感じる。
(知事)
- 導入時期による差もあると思うが、ICT支援員のサポートも活用し、教職員にしっかりと習熟してもらいたいと考えている。
移住者の交流について
(参加者)
- 移住者同士が情報発信し合って交流できる場があって、移住希望者もそこで生の声を聞けるという空間があるといい。
- 金沢市では移住者ネットワークという移住者で交流する場があり、能登では移住(イジュ)トークというイベントがある。
(担当課長)
- 県では移住者も参加できる移住セミナーを定期的に開催しており、いしかわ暮らし情報広場というサイトで案内している。
(参加者)
- 以前能登で移住1年生の会というものがあり、移住してきた人たちが自分たちでコミュニティを作っていった例もある。
- 南加賀でも以前移住者交流会をやっていて、また再開したいと思っている。一緒に運営してくれる方がいるとありがたい。
- 大学生の頃移住してきたとき、友達作りに苦労したので、若い人の交流の場があるといい。
(知事)
- コミュニティがあるとほしい情報に直接触れることができる。ただ、責任を持たされてがんじがらめになる必要はないと思うので、緩くやれば良い。
(参加者)
- シェアハウスを運営しているが、夢を持って移住してくる人が結構いる。しかし、夢がかなわず、元のところに帰ってしまう人も何度も見てきた。そういったことを防いだり、共有できるものはないか。
(知事)
- シェアハウスの良さは何かあったら(住民同士で)頼れるところ。何かあったら相談していただきたい。
(参加者)
- 移住者ネットワークに入っているが、実際に能登や小松に行ってみると面白い人や場に出会える。こういった移住者の集まりは市町を越えて連携できたらよい。
(知事)
- 今後もタウンミーティングはやっていきたい。こういった情報共有できる場と安心して話ができる場は改めて大事だと感じた。