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令和4年度に終了した研究課題について紹介します。
透析法を用いた食品中の保存料及び甘味料の分析法の検討(PDF:1,128KB)
微小粒子状物質(PM2.5)の成分組成による発生源解析(PDF:983KB)
石川県内における生活関連化学物質の実態調査(PDF:687KB)
保健環境センターでは、毎年、保健衛生・環境分野における技術職員の資質向上を目的として、専門家を講師としてお招きする特別講演会を開催しております。令和5年度は、11月6日、国立感染症研究所の神谷元先生に「感染症・食中毒等における積極的疫学調査のポイント」と題してご講演いただきました。本講演会は4年ぶりに講師の先生を会場にお呼びし、県内外からWebでも参加いただくハイブリッド形式で実施しました。当日は神谷先生から、ご自身の豊富な経験に基づいた貴重な具体例を多数ご紹介いただき、100名を超える参加者との活発な質疑応答もありました。短い時間ではありましたが、中身の濃い、大変有意義なひと時となりました。
講演中の神谷先生 | 受講の様子(センター大研修室) |
8月26日(土曜日)、27日(日曜日)の2日間、石川県産業展示館4号館で開催された「いしかわ環境フェア2023」に出展しました。
この催しは、二酸化炭素削減や資源循環・リサイクル、環境保全等について理解を深めることを目的に実施されるもので、北陸最大級の環境イベントです。
当センターでは、「廃材でオリジナルグッズを作ろう!!」をキャッチフレーズに、プルタブを使用したペンダント、カップ容器を使用した風鈴、新聞紙で作るエコバッグの3種類の工作を体験してもらいました。風鈴は小さな子ども、ペンダントは大人にも好評でした。
今後も未来を担う子供たちに、保健・環境に関するさまざまな取り組みを身近に感じてもらえるよう、創意工夫に努めていきたいと思います。
プルタブを組み立てる | 風鈴の短冊を絵やシールで飾る |
当センターの健康・食品安全科学部 北川恵美子副部長が、地方衛生研究所全国協議会東海・北陸支部長表彰を受賞しました。
長年、細菌分野の試験検査や調査研究の業務に従事し、顕著な実績をあげたことが認められたものです。
本年4月、当センターに新しい仲間が加わりましたので紹介します。
中田 宏伸(なかだ ひろのぶ)
健康・食品安全科学部 食品残留物質グループ
<プロフィール>
平成29年5月石川県入庁 職種:薬剤師
★担当業務について
食品残留物質グループに所属しています。当グループでは、食品に基準値を超えた物質(農薬や動物用医薬品など)が含まれていないか検査しています。
★県職員を志した理由は
行政薬剤師は、病院や薬局のような臨床業務だけでなく、指導・啓発・研究など幅広い業務に携わることができるためです。
★今後に向けての抱負
能登中部保健福祉センター、薬事衛生課を経て、今年の4月から保健環境センターに配属されました。職務内容が大きく変わり不慣れな点も多いですが、大学以来久しぶりの研究業務に携われることに対する嬉しさもあり、早く一人前になれるよう毎日励んでいきたいです。
当センターでは、新型コロナウイルス感染症対策の強化を目的に、令和3年度末に次世代シークエンサ― (Next Generation Sequencer,以下 NGS)を購入しました。
NGSは、ウイルス等の全てのゲノム情報を解析し、遺伝子の変異を把握するために用いる機器です。
新型コロナウイルスは、他のウイルスと同様に、増殖や感染を繰り返す中で変異が起こります。一部の変異は、感染力、重篤度、ワクチン効果などに影響を及ぼすことが知られていることから、県内で流行しているウイルスの変異状況を把握することは重要と考えられます。
当センターでは、これまで国立感染症研究所から貸与を受けたNGSにより新型コロナウイルスの変異状況を把握していましたが、新たに購入したNGSが加わったことで、解析検体数が増加し、県内の変異状況がより詳細に把握できるようになりました。
(参考)当センターゲノム解析数
令和3年度(8月~): 936検体
令和4年度 :2,742検体
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