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「食品ロス」とは、本来食べられるのに廃棄される食品のことです。消費期限切れや賞味期限切れによりそのまま廃棄してしまったもの、食べ残し、皮の厚むきなどが該当します。日本における「食品ロス」は年間約464万トンと試算されています。※農林水産省及び環境省「令和5年度推計」)
これは、国民1人あたりの食品ロス量として換算すると、毎日約102gの食品を捨てている計算になります。
石川県環境総合計画を「食品ロスの削減の推進に関する法律(令和元年法律第19号)第12条第1項に規定する都道府県食品ロス削減推進計画」として位置付け、食品ロス削減を推進してまいります。
石川県環境総合計画(食品ロス削減推進計画)(PDF:5,334KB)
県では、環境への負荷が少ない循環型社会の実現に向けて、食品ロス削減と使い捨てプラスチック削減の取り組みを進めているところです。今般、その取り組みの一環として、県と包括連携協定を締結しており、「美味しいいしかわ食べきり協力店」、「使い捨てプラスチックの削減に関する協定」の取組にも参加いただいているイオン株式会社と連携し、10月の「食品ロス削減月間」と「3R推進月間」にあわせて、食品ロス削減キャンペーンと使い捨てプラスチック削減キャンペーンを同時に開催します。
(1)食品ロス削減キャンペーン
・食品ロスの現状を紹介するパネル展示
・「美味しいいしかわ食べきり協力店」制度・登録店舗の紹介
・石川県版家庭の食品ロス削減ガイドブックの配布
・フードドライブの実施
・規格外食品の販売
(2)使い捨てプラスチック削減キャンペーン
・使い捨てプラスチックの削減に関する協定の取組内容と締結事業場
の紹介
・プラスチックごみ削減ビデオの上映
・海洋プラスチックごみを利用した万華鏡づくり体験
10月の「食品ロス削減月間」において、事業者や消費者等の食品ロス削減に関する理解と関心を深めるため、食品ロス削減推進セミナーを開催します。
日時:令和7年10月16日(木曜日)14時30分~16時30分
場所:石川県庁行政庁舎11階 1105会議室(会場参加:定員100名)
オンライン受講(teams:定員100枠)
※入場は無料です。定員に達し次第締め切ります
内容:食品ロス削減に関する基調講演及び食品ロスの削減に取組む団体
の事例紹介
基調講演:「ストップ!食品ロス」冷蔵庫の収納術
(福田 かずみ 食品ロス削減アドバイザー/冷蔵庫収納家)
削減事例紹介:北陸農政局、生活協同組合コープいしかわ
参加には申し込みが必要です、申込書はこちら
※事前申込で定員に達していない場合は、当日会場で参加することもできますが、なるべく事前に参加申込願います。
県では、10月の「食品ロス削減月間」にあわせて、家庭で取り組める食品ロス削減方法をまとめた啓発冊子(ガイドブック)を作成しました。
啓発冊子(ガイドブック)では、食品ロスの概要、食品ロス削減の方法、県の取り組み等を紹介しています。また、「食品ロスダイアリー」も紹介していますので、皆さん記録してみてはいかがでしょうか。
県内のフードドライブ実施情報を特設サイトにて公開しています。下記URLより特設サイトにアクセスできます。
特設サイトURL:https://ishikawa-ecoweb.pref.ishikawa.lg.jp/fooddrive/
県では、食品ロス削減を推進するため、環境フェア等において普及啓発を行っています。
家庭で食べきれない食品を「食品ロス」にしないためにも、県では、家庭で余っている食品の寄附を募る「フードドライブ」を推進しています。食品ロスの削減だけでなく、食べ物を必要としている方の支援にもつながるフードドライブに取り組みましょう!
※フードドライブとは、家庭で余っている食品を持ち寄り、福祉団体などに提供する活動です。
・フードドライブ実施マニュアルの提供
・ホームページへの情報掲載
・のぼり旗、コンテナなどの必要資材の貸与
・食品提供先との調整 など
石川県生活環境部資源循環推進課資源循環グループ
電話:076-225-1849
FAX:076-225-1473
E-mail:jyunkan@pref.ishikawa.lg.jp
食品ロス削減に取り組もうとする県内の飲食店や食品小売店などを「美味しい(おいしい)いしかわ食べきり協力店」として登録し、その取り組みを広く県民に周知する制度を創設しました。協力店に登録いただける店舗を募集しています。
美味しいいしかわ食べきり協力店募集チラシ(PDF:1,309KB)
登録店舗情報は、特設サイトにて公開しています。画像をクリックすると特設サイトにアクセスできます。
<対象の店舗>
県内で営業している飲食店・宿泊施設、食品小売店
<登録の要件>
下記のうち、1つ以上の取り組みの実践をお願いします。
飲食店・宿泊施設 | 食品小売店 |
---|---|
小盛りメニューやハーフサイズメニューの導入など料理の提供量の調節 | ばら売り、量り売り、少量パックによる販売など |
来店者からの要望(嗜好、アレルギーなど)に応じた食べ残しを減らすための工夫 | 消費期限・賞味期限間近の食品や閉店間際の割引販売など |
食べ残しを減らすための呼びかけ 食べきり協力店である旨の呼びかけなど |
食材使い切りレシピなどを紹介するコーナーの設置など |
啓発グッズ(ポスター、卓上POP)の設置又は掲示 | 啓発グッズ(ポスター、卓上POP)の設置又は掲示 |
持ち帰り希望者への対応(持ち帰り可能な食品に限る) | フードバンク活動への協力(食品寄附など) |
食品廃棄物のリサイクル(堆肥化など) | 食品廃棄物のリサイクル(堆肥化など) |
その他、食品ロスの削減につながる取り組み | その他、食品ロスの削減につながる取り組み |
<登録店舗には>
てまえどりPOP(高さ5cm・幅25c)
<登録店舗の情報>
協力店として登録させていただいた店舗の情報は、随時公表しています。
<要領・申請様式>
<登録申請書提出先・お問い合わせ先>
石川県生活環境部資源循環推進課資源循環グループ
電話:076-225-1849
FAX:076-225-1473
E-mail:jyunkan@pref.ishikawa.lg.jp
◎登録申請書は、最寄りの市町(環境担当課)へ提出することもできます。
「美味しいいしかわ食べきり協力店」登録制度に登録いただいている事業者の取り組み事例をリーフレットにまとめました。
今般、消費者庁及び厚生労働省の連名で、令和6年12月25日に「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン~SDGs 目標達成に向けて~」が策定されました。
「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン~SDGs 目標達成に向けて(概要)~」(PDF:387KB)
「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン~SDGs 目標達成に向けて~」(PDF:1,729KB)
食品ロス削減のためには、まずは消費者が食べきることが重要ですが、食べ残してしまったものの持ち帰りも食品ロス削減の一つの有効な手法となります。その際には、事業者が消費者に一定の注意事項の説明を行うとともに、消費者も自己責任の下に持ち帰りを行うことで、事業者及び消費者双方の協力と理解のもと、本ガイドラインを参考に持ち帰りの取組を促進し、双方の持ち帰りに対する意識の変化や行動変容が期待されています。
今般、食品寄附に関わる各主体が一定の管理責任を果たすことができるようにするために遵守すべき基準や留意事項を取りまとめることにより、食品寄附の社会的信頼性を向上し、もって食品寄附の促進を図ることを目的として、「食品寄附ガイドライン~食品寄附の信頼性向上に向けて~」が策定されました。
食品寄附ガイドライン~食品寄附の信頼性向上に向けて~(概要)(PDF:504KB)
食品寄附ガイドライン~食品寄附の信頼性向上に向けて~(PDF:2,859KB)
県では、「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」と連携して、年末年始に、「外食時等の『おいしい食べきり』全国共同キャンペーン」を実施し、「外食時等の食べきり運動」の実践を呼び掛けています。
おいしく残さず食べきろうチラシ(全国共同キャンペーン)(PDF:1,146KB)
農林水産省より、食品産業事業者の皆様を対象に、今後の企業の様々な情報開示において、サステナビリティ情報の開示の一環として、食品循環資源の再生利用等の情報提供を進めていくことのご検討をお願いするとともに、農林水産省としては、事業者の皆様との継続的な対話・サポートを進めていく旨の通知が発出されました。詳細は、通知文書をご確認ください。
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