ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事記者会見 > 知事記者会見(令和7年7月31日) > 記者会見の要旨(質疑応答) - 令和7年7月31日 -
ここから本文です。
住宅の応急修理制度の運用の見直しについてです。改めて運用見直しの狙いと、対象の方たちへの呼びかけがあればお願いします。
準備はしておりましたが、中々、お金の問題、また家族の状況等を踏まえて、まだ出足が鈍いという状況でありますので、それに対応することといたしました。改めて、応急修理を望まれている方には申し出をいただきたいと思います。相談もいただきたいと思います。
色んな声が具体的に載っていますが、やはり、こういった中々、難しいという声が多くて、こういった対応になったということでしょうか。
震災関連で何処も、公共事業の復旧復興事業も含めてで、業者が足りない。人手がない。手続きが煩雑だ。期限を延長して欲しいというのは、今まであちこちで聞いてまいりました。それはそうですねと対応してまいりました。ご自宅の応急修理に関しても、やはり圧倒的に量が多いが故に、対応できる業者も限られていると。かかり増し経費等も県でできる限り対応してまいりましたが、まず期限の設定を外した上で、対応いたします。とにかく申し入れをしてくださいと、こういうふうに対応することといたしました。
公費解体の対象外にする部分、10月末に関わらず柔軟に対応する部分について。
1,465棟、ここですね。
この①と②を合わせた数字が1,465棟ということだと思うのですが、それぞれいくつか分かりますか。
①と②ですが、この表をご覧いただきますとトータル1,465になっています。この①に係るものがこの表の一番左側の「修繕・利活用」という数字で、231件ございます。②はその他の大規模な建物ですとか、解体に着手できないといったもので、市町がやむを得ないと判断したものになりまして、その土砂崩れ等と書いてあるところからその他までの数字ですから、1,465から231を引いた数字と見ていただけるとよろしいかと思います。
土砂崩れなどで解体着手できない場所だったり、大規模な建物だったり、結構数があるように印象を受けたのですが、知事はこの数字をどのように見られていますか。
これは調べた結果の数字なので、妥当な数字と思っています。私もご存知のように自分で車を運転して被災地をずっと回ってきましたが、ナビですら入っていないような林道で奥地に行けない。けれども、おかしいな、この先にお家があるのに、というところを何カ所も体験いたしました。その全体的な集約をした数字がこれでありますので、能登の地形上やむを得ない状況と判断をしています。
今の話の続きをお聞きします。輪島市が飛びぬけて数が多くて、これは何となく全体の需要から分かるのですが、左から4列目、不明制度活用というのは、行政機関が不明制度だという言葉を使う意味が私、分からなくて、輪島市と志賀町で異常に多いんですが、これは具体的に何でしょうか。
これは実務的に生活環境部長、お願いします。
これは所有者が、例えば相続する方が沢山いらっしゃって、所有者が確定できない場合、所有者が不明な場合に、市町が裁判所に申し立てて、解体に取りかかるという制度があります。その制度を活用する建物のことをこういう表現で書かせていただいております。
参院選の結果、京都選挙区の結果も中々、衝撃でしたが、昨日、西田さんがご承知の通り、報道陣に対して、また、自らのYouTubeチャンネルで、もう一度渡海さんのところで各ルートを比較検討してもらうという方針を示されました。これについて知事はどのように受け止めておられて、どのような議論がふさわしいとお考えでしょうか。教えてください。
選挙結果を受けての西田先生なりのご判断と受け止めております。実際に具体的にそうなりましたという指示というか、報告を受けていないので、報道ベースでのお答えでいいですよね。まず、西田さんなりの判断と受け止めています。ただ、その判断を踏まえて、今後、どのように事が推移していくのかについては、明確になっておりませんので、引き続き、政府、また、石川県選出の国会議員の皆さんから情報収集して、石川県の方針を踏まえて適切に対応していきたいと思います。
暑さ対策についてお伺いしたいのですが、知事が能登の方も回られたというお話がございました。農業の対策なのですが、水源の現状と、いわゆる渇水対策です。水がめの対策について、どのように考えていますでしょうか。
1点目。今ほど報告させていただいた通りです。水がめの容量を確認しながら、適切に絞るところは絞っていただきたい。ただ、ここは気象状況との両睨みでありまして、8月6日、7日の降雨量に期待をしております。それまでは、飲み水、農業用水、工業用水等、それぞれ配慮しながら使っていただきたいということを県民の皆さんにもお伝えしたいと思っています。
せっかく作付できた部分ですね。これが秋の収穫に影響を与えては元も子もないと思うので、事前の準備といいますか、その辺も含めて、更問いになりますけれども、いかがでしょうか。
おっしゃる通り、実はこの時期が一番、稲もそうですが、水を必要とする。暑さ対策は作物にとっても重要であるという認識を持っています。それをどの程度までに管理すれば良いのかが、生産者にとっての悩みどころという認識を持っています。改めて、私も毎日、天気予報と気象予報とを見ながら、農水の関係者と調整し、調整というか、情報共有をしております。まず、田んぼに張る水についても、一定程度ないと枯れてしまっては元も子もありません。これに慎重に対応すべきと考えています。
電気・ガス価格高騰の事業者支援ですが、6月にも伺いましたが、事業者ではなく、いわゆる個別の家庭への支援について、お考えを伺いたいのですが、先日県議会の特別委員会でも、やはり議員さんの方から、生活支援の一環として、何らかの手当が必要じゃないかという指摘もありました。この点いかがでしょうか。
いわゆる物価高騰対策で2万円という話はどっかにありましたよね。あれはどうなったのですかね。まさしくそれはご指摘のように、一般家庭の電気代の負担軽減策という意味合いもあったはずです。約束したことは速やかに実行に移してほしいなと。道路特定財源だったか、暫定税率は与野党合意したようですが、それよりも先にやってほしいと率直にそう思いますね。
国がどう動くかというのも、もちろん大事な部分かと思うのですが、まずは県としてどう動くかというところで、6月のときも指摘させていただきました。いわゆる災害義援金の活用というところで、暑さ対策が遅れれば夏が終わってしまうので、その間に健康不安といいますか、何かしらのことがあってはまずいかなと思うのですが、その辺どうでしょうか。
これまでも特段の配慮で、義援金等の配分も継続してきておりますので、そういった部分をしっかりと活用いただきたいと思っています。
言葉を濁してというか、現時点では考えがないということでよろしいですか。
もう1回言いますが、これまでも累次にわたり義援金等で配分してきておりますので、有効に活用いただきたいと思います。
防災庁について、選挙結果を受けて非常に政権が不安定になっていて、石破首相の退陣論なんかも出ています。知事に退陣論についてどう思うかというのと、防災庁が石破さんの公約の一丁目一番地だと思うのですが、もし石破さんが退陣されれば、その先も暗雲が漂うのではないかと思います。被災県の知事としてメッセージをいただければと思います。
参議院選挙の結果を受けての公党の代表としての責任の取り方というのは、それぞれあろうと思います。したがって、そこについては私から言及することは控えます。これが1点目。2点目は、当面、防災庁という表現だったと思いますが、これはいわゆる司令塔として、霞が関周辺に防災庁があるべきだと思いますのが当然と同時に、我が国の太平洋側の国土軸と日本海側の国土軸を考えれば、日本海側にサテライトとしての拠点は、必須と考えていて、加えて、航空自衛隊小松基地を擁する小松空港近辺に建てられるというのは、私は合理・道理にかなった、私ども石川県としての要望と思っています。加えて、陸上自衛隊金沢駐屯地もございますし、能登には航空自衛隊小松基地の分屯地もございます。こうした国防の体制、イコール防災体制とリンクしていると考えれば、私は石川県に防災庁のサテライト機能、加えて申し上げれば、私どもが体験をした観点からも、ディザスターシティの機能は、私はぜひ、能登にお願いしたいと思っています。
それは総理がもし変わったとしても、引き続き、国には進めていただきたいという理解でよいでしょうか。
おっしゃる通りです。
宝達志水町が、公費解体した後の更地で結構雑草が生えていくというので、景観上も良くないし、衛生安全上も良くないと思い、防草シートに対して半額上限3万円まで補助するという制度を始めますが、被災地を回っているとかなり空き地があって、知事もご覧になって、特に、珠洲の鵜飼とか蛸島とかあの辺はもう沢山、空き地が広がっていると思いますが、空き地への対応というので、宝達志水町も動いているわけですが、何らか県として、今後動かれる予定や知事のお考えがあるのかお伺いできればと思います。
とても良いご指摘でありがとうございます。同じようなことを私も思っています。だからこそ、市町枠配分を出しております。有効にご活用いただきたいと思っています。
公費解体についてなんですが、解体見込棟数が6千棟近く増えているかと思うのですが、10月までの完了に間に合わせるために、工夫することがありましたらお答えをお願いいたします。
毎週、各市町で工程管理会議をしております。そこで、見込みを出したり、課題があれば解消したり、その工程管理会議を通じて上がってきた懸念案件があるとすれば、それは県としても調整に入っているのが現状です。従って、それらを踏まえて10月までに、特別案件を除いて、終了の見込みはあると報告をいただいておりますので、引き続き、現場から上がってくる工程管理会議での案件にしっかりと対応するようにしたいと思います。
全国知事会の会長選について、長野県の阿部知事が出馬を表明されたかと思います。知事ご自身の意向、推薦人というのがあるかと思いますが、対応について今決まっていることがあればお願いします。
知事室長からお答えいたします。
知事会の関係は企画振興部になりますが、全国知事会の担当の企画振興部にも情報等が今は入っておりませんので、その情報を見て、今後どうするかということだと思います。
公式の対応は、今、知事室長が申し上げた通りですが、阿部さんが出馬表明されたとおっしゃいましたがこれは事実ですか。事実とするならば、同じ中部地域の知事さん。また、私も知事を拝命してから、ご指導いただいている、尊敬する阿部知事であります。正式に表明をされたとするならば、できる限り最大の協力をしたいと率直に思っています。ただ、その手法については、まさしく石川県だけが突出するわけにいかないので、関係する中部圏の知事さん方と連携をして対応するのが第一歩だと思っています。
公費解体についてお伺いします。今回、見込数が5千棟超増えたのは、駆け込み申請などかと思いますが、そのあたり、まず駆け込み申請が多かったのかという事実確認をさせていただきたいです。
おっしゃる通りですね。各市町、それぞれの申請期限終わったところもございますが、市町の状況を見ますと、やはり駆け込みで直前にぐっと件数が増えている状況でございます。七尾市につきましては、8月末に解体申請期限を迎えますが、駆け込み申請があるだろうという形で見込んで、今回の数字を上げさせていただいたという状況でございます。
加速化プランが始まったときからは1万2千、3千近く増えていますが、県として修繕のやり方もあるよというのを示してきた上で、ここまで増えた。この棟数が多い、少ないという評価は難しいと思うのですが、知事としてどう受け止めていらっしゃいますか。
妥当な数字と表現した方が私はいいと思っています。何度も県の方から見直ししてもいいですよ。と申し上げてきました。市町の方も急いで申請しろとか、早く壊せとか言っていません。相談に応じながら対応してきた上で、今日、お示しをした数字は妥当な数字と思っていますが、今後、10月までまだ時間もあります。また、今日示したように、この1,465棟という配慮物件ですね。いわゆる配慮物件もございますので、こういったところで丁寧に対応していくことが必要だと思っています。
アメリカの名プロレスラーのハルク・ホーガンさんが亡くなられました。知事にも色々思い出があると思うのですが、ホーガンさんへの思いがありましたら教えてください。
私もアメリカを転戦している時に、1回か2回、スポットショー、地方の試合で戦ったことがある記憶がありまして、それ以上に、私とほぼ同年代かなと思いますが、憧れのプロレスラーでありました。リング内外で様々な活躍をされ、とても影響力の多い、大きいレスラーだったと認識しています。ハルク・ホーガンさんの入場テーマ曲、多分リアルアメリカンって言ったと思います。つまり、この時代のアメリカの社会、政治、経済を含めた、リアルなアメリカの姿を象徴する存在だったと言っても過言ではないと思います。これは、我が国において、昭和30年代に活躍された力道山と比較しても、なるほどと思ってもらえると思います。一つのアメリカにおける、一つの時代の象徴だったなと。加えて、時代を映し出す鏡のような存在であったと。そして加えて、私もプロレスラーである馳浩としても申し上げれば、沢山のファンを喜ばせるために、努力を惜しまない真摯な姿。ファンに接する優しい姿というのは、私は間近で見ておりましたので、本当に思い出深く、懐かしく思い出されます。トランプ大統領の熱烈な支持者であったというのも一つの象徴かなと思います。改めてご冥福をお祈り申し上げます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す