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更新日:2025年7月18日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和7年7月17日 -

  • 令和7年7月17日(木曜日) 13時40分~

記者

   2点お聞かせください。1点目。最初に知事が述べられた台湾への支援の関係です。100万円のお見舞金というお話だったかと思うのですが、人的支援ですとか技術的な支援などにも乗り出す考えがあるのかどうかというのが一つ。もう1点は、海外への災害のお見舞い金というのが、県としてはどの程度あるのか。私が不勉強で知らないので、どの程度ありましたかというのと、能登半島地震以降に海外の災害に対するこういった活動はありましたでしょうか。

知事

   昨年の発災時、すぐに台湾の皆さんに、穴水の駅前で炊き出しをしていただきました。義援金等もいただいてございます。今回、台湾でのこうした災害があったということで、速やかに今回お世話になった石川県としても、ご恩返しをすべきではないかということで決定いたしました。過去の海外の災害に対する支援については、県として、資料は過去のものがあると思いますので別途提供させていただくということで、よろしくお願いいたします。

戦略広報監

   今お調べしましたら、令和6年4月、台湾で地震があり、それに対して見舞金を県から500万円という実績がございます。

記者

   昨日、知事も出席されてトキの放鳥場所について、来年羽咋市でということが決定いたしました。県民にとって明るいニュースであるかと思います。知事もよくご存知の方で、羽咋には、村本義雄さんという県のトキスーパーバイザーをしてくださる方がおられます。今年めでたく100歳を迎えられました。保護活動を始められてから70年間、我々が生まれる前からずっと活動してこられた方でもあります。今年2月、環境省が能登放鳥決定された際には知事自ら村本さんに電話をしたとも聞いております。これまでの村本さんの活動に対する評価と、県として顕彰のようなことが来年の放鳥に向けてできないのか、というお考えを聞かせていただけないでしょうか。

知事

   高く評価をしております。当然です。顕彰等については、県の顕彰規程というものがございますので、検討させていただきたいと思います。野生にトキを放鳥するというのは本州で初めてでありますし、村本さんは私たちのバックボーンと言っても差し支えございません。まさしく顕彰するにふさわしい方であるとも誰もが思っておられると思いますが、県の顕彰制度に照らし合わせてどうかということも含めて、お時間いただきたいと思います。

記者

   COMPLEXの寄付金の助成先決定について知事の所感を伺います。文化、芸術から地場産業まで、多岐にわたる採択された事業があると思いますが、採択された事業への印象などをお聞かせください。

知事

   ご寄付いただいたCOMPLEXのお二人、事務所からも、未来ある子どもたちのために、地元の産業を振興するためにという枠で決めてほしいとメッセージを昨年いただいておりました。そういった中で公募したところ、素晴らしい事案を、提案をいただいたと思っていますし、審査もしていただいた方から後で直接お話を聞いていただければと思いますが、本当に良かったと思います。昨日、私も穴水小学校、珠洲市の直小学校に行きましたが、子どもたちは安心して遊べる場所がほしいと言っていました。LAKUNA羽咋のイメージがあるのでしょうか。あるいは、もりのひみつきちも含めて、屋内で安心して遊ぶことのできる場所に対する、子どもたち、保護者の皆さんの要望が極めて高いということが、私もわかりました。そういった中で、いい案件が採択されたなと私も喜んでいます。

記者

   これらの事業への期待ですとか、助成金だけではなく、県としても約3年間、事業を進める上でどんなサポートをしていきたいかお聞かせください。

知事

   1点です。人の支援につきます。子どもたちのお相手をする、様々な事業を展開する上で、どうしても関わってくださる人は必要です。県としても、ボランティアの方々も含め、こういう事業に関わってくださる人をいかに能登に呼び込むことができるかというのは課題だという認識を持っております。

記者

   4ページの復興支援事業二次公募の実施というスライドについて、今回新たに小規模枠を設定されることですけれども、公募テーマに、地域の課題に対応したきめ細やかな復興に向けた取り組みとあるのですが、具体的に現時点でどういったものを想定されているか、どういったものをイメージすればよろしいのかを伺います。

知事

   私は、交流人口を拡大していく上で必要な取り組みに期待しています。今般、仮設住宅に隣接したコミュニティ施設「ごちゃまぜ」の8カ所のうち何カ所かオープンしたと聞いております。大変にぎわっていると、経営者からも事業主からも聞いてございます。交流のイベントや交流の事業を通じて、人が常にワイワイガヤガヤにぎわうようなことに対する事業があれば助かるなと思っています。県としても進めている事業でありますが、いわゆる公共事業がバスも含めて少ないです。高齢者、障害者も含めて、移動したいときに、その移動をサポートするような事業などもあれば助かるのではないかと思っています。先週から能登の4カ所で生産者の皆さんとお話をしてきました。復旧・復興に時間がかかりますが、こういった生産者の活動をサポートするような事業も、ソフト事業としてあれば良いなと思っております。

記者

   参院選について伺います。京都ですが、今、与野党9人が乱立して新幹線のルート問題といいますか、整備計画も争点の一つになっています。知事は最近、京都問題の1日も早い解決というのを唱えていらっしゃいますけれども、知事の関心度がいかほどか、京都府選挙区に対して伺います。

知事

   参議院選挙の真最中でありますので、選挙の参考になるような発言は控えたいと思っています。それを差し引いた上で、昨年来申し上げておりますように、2度も3度も認可着工が先延ばしされていることは、許されないと思っています。従って、今年の県民会議においても、石川県の決意を申し上げた方が良いと考えています。そういった中で申し上げているとおり、小浜ルート以外の選択肢、つまり、米原ルートなどと申し上げております。それを、そろそろ検討するタイミングにきているのではないかと思っています。従来の見解のままでありますが、その思いに変わりはありません。

記者

   京都選挙区でいいますと、これまで新幹線議論をリードしてきた西田参院議員の選挙区でもあり、その言及は難しいと思うのですが、今回の選挙結果が、彼の当落がどうこうではなく、今後の議論にどう影響を与えると見ていらっしゃいますか。

知事

   選挙結果も大きな影響を与えると思います。選挙結果が、ではなく。選挙ですから、政策を議論している以上、当選された方々の政策に対する向き合い方が、政府の方針に影響を与えないはずがないという認識は持ってございますが、具体的に申し上げることは控えます。

記者

   なりわい再建支援補助金について説明があったので教えて欲しいのですけれども、能登の申請が増えてきて経済の回転が回ってきているとおっしゃいました。実際、採択されるだけではなく、設備の復旧などきちんと進んでいるのか、あるいは、市場が縮小して、本復旧をためらう人も多いのではないかと思うのですけれども、そういうところで新しい課題や今の課題がありましたら。

知事

   商工労働部長から、現場の声を踏まえて具体的にお伝えいたします。

商工労働部長

   現場の方からは確かにご指摘の通り、本格復旧にはまだためらいがあるけれども、だから先ほど知事も言いましたように、営業再開支援補助金でありますとか、持続化補助金、要するに、まずはとりあえずやってみるというものにつきまして、申請が多く出ています。それと、本格復旧した方はあまり大きな額をかけずに、規模をダウンサイジングというか、小さめにして、身の丈に合った修繕、そういったものも多々見られます。

知事

   詳しくは商工労働部長に取材してみてください。

記者

   参院選に関連しての質問ですけれども、外国人政策が争点として浮上してきていると言われております。色々な主張があって、その中には受け入れの規制を掲げているところもあります。県内でも外国人の方が増えて、昨年末で2万人以上ということで、外国人政策は政府も強化を打ち出しましたけれども、知事としては今議論されていることに対してどのような感想や認識をお持ちなのか教えていただきたいと思います。

知事

   私は雇用政策として、しっかりと日本語教育を行い、その外国人の母国語であるとか、母国における文化も日本において体験できるような環境づくり、こういったことを整えて、絶対的に不足する業界、介護の現場とか、今回解体業の皆さん方もたくさん来ていただいています。建設土木の現場でもそうです。漁業でもそうです。農業でもそうです。こういった雇用政策として、日本語教育や資格の取得も含めて、対応すべきと思っています。つまり、かつてというと怒られるかもしれませんが、安価な労働力として外国人労働者を活用するというおぞましい考え方は、私はすべきではないと思っています。国会議員時代にこの日本語教育推進法を含めて法的な問題と人権としての問題、人としての尊厳の問題、また言語の問題等々に関わってきたという自負があります。介護の現場等が象徴をされますように、絶対的な雇用対策としても、外国人労働者を受け入れる環境整備にこそ、国会議員の皆さん方は、政府とともに汗を流してほしいなと思っています。

記者

   関西万博の出展について、知事自らもトップセールスされるということですが、この出展の狙いと期待することを教えてください。

知事

   8月27日、各都道府県、富山県の日や福井県の日など、知事がトップセールスで行かれることになっています。私も満を持して、石川の日、8月27日には参り、PRもそうですし、何よりも私がすべきことは、能登半島地震と奥能登豪雨への全国の皆さんからの支援に感謝の思いを伝えることが全てと考えております。

記者

   期待することもお願いいたします。

知事

   この機会を通じて、特に夜の地球儀は輪島塗の素晴らしい作品であり、経団連の当時の戸倉会長も一瞬にして魅せられました。これこそ万博の会場の目玉にしたいとおっしゃったことから、同じテーブルで歓談していた私としても、すぐにお金を出してくださいとお願いしたのですが、これを世界中の方々に見ていただくということは、輪島塗とはなんぞやという技術、そして、工芸というよりも、芸術作品としてのレベルの高さ、そして、それが輪島でしか作ることができないという特異な存在感、価値観、こういったことをしっかりとお伝えをしていきたいと。その場に立ち会うことができることを本当に誇りに思っています。

 

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