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更新日:2025年7月18日

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記者会見の要旨 - 令和7年7月17日 -

知事

  まず、資料はございませんが、冒頭1点報告いたします。

  7月6日、日曜日の夜、台湾南部に上陸した台風4号により、大きな被害が発生しております。石川県として、台湾の方々を支援することといたしました。昨年の能登半島地震では、台湾から多大なるご支援をいただきました。今般の台湾での台風被害を受けて、県としても少しでも台湾の皆様のお力になりたいと、災害見舞金として100万円を送ります。被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げるとともに、ともに復旧・復興を成し遂げて、以前にも増して、台湾と石川県との絆が強固なものになるように願っております。

  では、スライドを見ながら説明させていただきます。

  最初に、能登官民連携復興センターの「能登復興支援事業」の助成先が決定しましたので報告いたします。ご存知のように、COMPLEXさんからいただいた寄付金約13億円を活用した能登復興支援事業であり、今回6件を助成先として決定いたしました。センターが当該団体に伴走した上で活動をサポートしてまいります。どんなものを選んだのか具体的にお示しいたします。

  1点目、アーバンスポーツを中心とした子どもたちの居場所づくり、これは輪島市であります。合同会社Breakthroughさんからです。子どもたちが、バスケットボール、スケートボード、ダンスといったアーバンスポーツなどを楽しめる施設を整備し、場所は輪島市宅田町の商業施設ワイプラザの敷地内を予定しております。施設イメージはこんな感じですね、屋内スポーツセンター。

  それから2つ目、子どもたちの支援で、親子の活動交流の拠点づくりを珠洲市で行います。これは特定非営利活動法人ピースウインズ・ジャパンの支援です。施設のイメージはイラストであります。これは、子どもたちや未就学児を持つ親子が集える場所として、ボールプールなどの遊具、また、タブレットを使って学習できるスペースなどを設けて、子どもたちが遊び、学ぶことができる環境を整備いたします。イメージ的に言えば、LAKUNA羽咋みたいな感じですよね。この震災で、子どもたちの遊ぶ場所、安心して遊ぶ場所、室内、こういったキーワードで整備をしていただけると期待をしております。

  伝統文化では、宝立七夕キリコ祭り復興プロジェクトを珠洲市で行います。宝立七夕キリコ祭り復興プロジェクト実行委員会。キリコ1基を新たに制作し、保管庫を整備します。令和9年度の復活宝立七夕キリコ祭りの開催を目指して行います。現状こんな感じで、保管庫も流されてしまいました。何とか復活をさせたいということで、祭り再開までの進捗状況を発信して、祭りのPRや保管庫を拠点とした見学ツアーの実施にも取り組むそうであります。

  4点目。奥能登アーティスト・イン・レジデンス、これも珠洲市で、株式会社アートフロントギャラリーさんがやってくださいます。様々なアーティストを招聘して、一定期間滞在して作品制作などを行うアーティスト・イン・レジデントを実施する。イメージはこんな感じですよね。写真の通りです。地域の特性を生かした作品を制作しようと。地域住民との交流活動やアートツーリズムの実施にも取り組みたいそうであります。

  5点目。七尾牡蠣の養殖事業の拡大とブランド化であります。実施は、石川県漁業協同組合七尾支所青壮年部で、石崎漁港の七尾牡蠣の養殖設備を拡充し、生産体制を強化する。養殖方式を学習できる学びの場の提供や、体験プログラムの開発などにも取り組むそうであります。七尾牡蠣、うまいですね。大好きです。

  6番目。地場産業のところでは、能登日本酒蔵復活プロジェクト。酒蔵復活プロジェクトを輪島市と能登町でやっていただきます。これは能登日本酒蔵復活プロジェクト実行委員会。醸造設備が被災し、自力での再建が難しい酒蔵を全国の酒蔵が協力して支援します。協力先の設備を借りながら酒造りを継続していくほか、販路拡大などにも取り組んでいただくというありがたい事業であります。

  2次募集にも入ります。1次公募に間に合わなかったもの、不採択となった取り組みについても磨き上げ、ブラッシュアップをしていただいて、再度応募できる機会を設けます。7月22日、来週火曜日から、2次公募を開始いたします。支援枠を、1次公募と助成額などが同様の重点支援枠と、新たに設ける小規模枠とに分けて、復興に向けたきめ細かな取り組みを後押しいたします。重点支援枠は1~2件程度、新しい小規模枠は5~10件程度であります。締め切りは9月24日、水曜日の正午までです。ここで今日せっかく来ておいでますから、お二人から。

能登官民連携復興センター長

  後ほど説明をさせていただきます。

知事

  次に行きましょう。能登半島地震被災事業者の支援状況を報告いたします。なりわい関係です。能登6市町の営業再開は約9割、87%まで回復しました。一方、本格的な営業再開はまだ6割、64%であり、引き続ききめ細かな支援が必要です。今年度創設したチャレンジ支援補助金や起業促進補助金は、事業者の関心が高く、なりわい再建支援補助金などの復旧や営業再開のための補助制度は、ようやく能登の申請が本格化してきております。能登事業者支援センターによる伴走支援で、なりわい再建をしっかりと後押ししてまいります。 現状報告いたします。新たな取り組みへの支援として、チャレンジ支援補助金は相談300件を超えて、採択は27件。再建に向けた前向きな取り組みが多数ございまして、地酒などの小売業は、将来的な観光需要の回復を見据えて、足元では支援者にニーズの高い宿泊業に挑戦したい、とご提言もいただいているところであります。それから、ベンチャー、起業促進補助金、能登に新規参入する者の施設整備を支援します。補助上限300万円、補助率3分の2ということで、相談が50件超来ております。今月末が一次締め切りです。東京在住の方で、大好きな能登を応援するために、移住してゲストハウスを開業したい、という申し入れもいただいております。復旧・営業再開のための支援として、なりわい再建支援補助金は、採択726件、そのうち能登6市町で376件。プッシュ型支援を開始した昨年10月以降、能登の申請が増加中であり、今年度申請のピークを迎える予定です。営業再開支援補助金は、採択474件、能登6市町では、ほとんど能登で、449件。持続化補助金災害枠として採択は2,324件、能登6市町ではほぼ半分の1,224件。徐々に経済の回転が、歯車が、回ってきつつあると評価して良いと思っています。皆様ありがとうございます。

  文化財やね。「未来へつなぐ-能登半島地震とレスキュー文化財-」展の開催であります。文化財の大きな被害を知っていただくとともに、救出された文化財から能登の豊かな文化や歴史への理解を深めていただくため、文化財レスキュー事業で、被災地から救出された文化財を集めた特別展を県立歴史博物館で行います。この特別展を通じて、文化財レスキュー事業を知っていただき、まだ救出されていない文化財は、本事業によるレスキューをお申し込みいただきたい。今のところ、レスキューの要請が287件あり、215件が完了しております。会期は7月26日、土曜日から8月31日、夏休みの間行います。観覧料は、一般300円、大学・専門学校生240円、高校生以下無料です。展示作品は、県指定文化財である珠洲市曹源寺の阿弥陀如来坐像のほか、地域で守り伝えてきた仏像・絵馬など100点以上ございます。イベントも行います。「石川の歴史遺産セミナー」や、防災ワークショップ「いざという時役に立つ!防災グッズ」などイベントも開催してございます。

  HEROsによる能登の復興支援。先ほどメンバーが来て、知事室にも来ていただきました。日本財団が立ち上げたアスリートによる社会貢献活動推進プロジェクトHEROsです。昨年2月から能登の復興支援のため、がれき撤去や子どもたちとのスポーツ交流などを実施していただいております。今般、県と連携した復興支援の第1弾として、日本財団の助成によって、のとじま水族館で、杉山美紗さんによる人魚をモチーフにした水中パフォーマンス、マーメイドショーを開催いたします。先ほどご本人にもお会いしてきましたが、のとじま水族館の水槽の深さは何メートルかご存知でしょうか。6mだそうですよ。あそこでマーメイドショーをされるというのは、余程の体力といいますか、演出も楽しみにしており、私も見に行くことにしております。8月2日、3日、9日、10日、マーメイドショーは1日2回、11時10分からと14時10分から各10分。なんとマーメイドと一緒に写真撮影をいたします。1日3回。会場は、のとじま水族館のイワシ水槽と、のと海遊回廊前ということになっております。杉山美紗さん。ゲストとして、奥野史子さん、東俊介さんに来ていただきます。

  これも楽しいですよね。能登の親子向けで、いしかわ動物園夏休みバスツアー。県議会の質問にあった案件でしたよね。米澤賢司さんの県議会の質問をいただいて、検討しますと言っていた案件がやっと実現できます。能登の子どもたちに動物と触れ合う機会を設けて、楽しい夏の思い出を作ってもらおうと、いしかわ動物園への親子バスツアーを、8月23日、30日、いずれも土曜日に実施いたします。今日から県のホームページで申し込みを開始いたします。8月23日、土曜日は、珠洲市、志賀町、能登町、穴水町発着です。8月30日、土曜日は、七尾市、輪島市が発着となります。お住まいの市町以外からの発着ツアーも申し込み可能であります。対象は能登6市町在住の小学生以下の子どもとその保護者であります。定員は6市町で計500人。応募多数の場合、抽選です。参加費は無料。交通費と入園料、保険料を含みます。申し込みは今日から7月28日まででございます。ぜひ能登の子どもたちに夏休みのいしかわ動物園でぜひ楽しんでいただきたいという提供です。

  大阪・関西万博への石川県の出展でございます。祭りイベントは8月27日、水曜日、食文化イベントは8月27日から5日間実施いたします。また、輪島塗大型地球儀「夜の地球 Earth at Night」は、常設展示してございます。私が8月27日に会場でトップセールスをいたしまして、また、地震・豪雨へのご支援に、全国の皆さんに感謝を申し上げていきたいと思います。 いしかわの祭り~未来へつなぐ伝統と能登復興の響き~と題してお送りいたしますのが、オープニングセレモニーは、子どもたちによるダンス、遊学館高校、四條畷学園高校のマーチングバンドのミックス。11時25分から祭りで、御陣乗太鼓や飯田燈籠山、お熊甲祭り。国際交流ステージでは、輪島の和太鼓虎之介です。13時30分から加賀鳶、加賀獅子、おかえり祭り、山城大田楽、民謡、よさこいソーランなどを行います。ブレイキンについて、石川県出身でパリオリンピックのブレイキン日本代表の寛飛さんですね。子どもたちのダンスもいたします。テーマは、いしかわの祭り~未来へつなぐ伝統と能登復興の響き~ということで、20団体、総勢1,000人以上の出演者のほか、19市町のPRブース、出張輪島朝市、復興の歩み展を紹介いたします。石川デーということで、8月27日、記者の皆さんもぜひ取材でお越しいただきたいと思います。 これも楽しみやね。石川の美食を世界へ~食文化の魅力を丸ごと体験~ということで、万博限定の特別料理を提供いたします。昼の部は、能登加賀の食材とトップシェフの技が詰まった能登・加賀の膳「特選二段重」を提供し、夜の部は、能登・加賀のトップシェフのコラボによる懐石料理全8品を町家風の設えの中、輪島塗や九谷焼などの器で提供いたします。輪島「ラトリエ・ドゥ・ノト」オーナーシェフの池端さん。七尾「一本杉 川嶋」オーナーシェフの川嶋さん。私も時々行きます。中々予約取れないお店ですよね。金沢「大友楼」の8代目当主 大友さん。提供を万博でさせていただきます。

  体験イベントとして、「石川の地酒セミナー・飲み比べ体験」や「和菓子づくり体験」を実施いたします。県内の老舗料亭の秘蔵の品を展示し、また、復旧・復興に向けた事業者の取り組みを映像で発信し、応援消費の拡大にもつなげてまいります。「石川の地酒セミナー・飲み比べ体験」は、県内酒蔵の蔵元や杜氏から話を聞きながら魅力ある地酒を味わう。無料。8月27日は、能登町の鶴野酒造店、28日は輪島市の日吉酒造店、29日は白山市の車多酒造、30日は金沢市の福光屋、羽咋市の御祖酒造。「五感で楽しむ金沢の和菓子づくり体験」。さらには、食を彩る伝統的工芸品の特別展示など、盛りだくさんでございます。

  石川県催事特設サイトの開設でありまして、大阪・関西万博における県の催事を紹介する特設サイトを、明日7月18日、金曜日、10時より公開いたします。食文化イベントにおける万博限定特別料理の予約受付も特設サイトで行います。予約の受付は、7月22日、火曜日、19時から開始いたします。もちろん別途万博会場への来場日時予約、チケット購入が必要となりますのでお忘れなく。

  以上が今日の報告の案件でございます。

 

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