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更新日:2024年1月19日

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記者会見の要旨 - 令和6年1月19日 -

令和6年1月19日(金曜日) 10時30分~

会見資料(PDF:577KB)

知事

まず、資料ご覧ください。1月8日の時点で孤立集落、当然、当初から私どもも把握しておりました。つまり、それぞれのレベルでですね、市町、県、私のSNS等を含めてですね、ここに何人逃れてきている、孤立している、五月雨式に情報は入っておりました、何とかしなきゃいけないと対応していました。その数字が、総体が大体確認できたのが、1月8日月曜日の時点です。輪島、珠洲、穴水、能登町と、2市2町で合計24地区、3,345人。この数字は他地区の広がり、最終的にまず明確に確認して、皆さんにお伝えした、これ1月8日であります。なぜそうなったのか。道路が寸断どころではありませんで、分断されて、誰も近寄れませんでした。そこでこうして自衛隊の諸君が、実は今でもですね、背中に担いでストック持って、一歩一歩、前進をして、支援物資を届けていただいておりました。数字が明らかになったのは、この1月8日の時点ですが、まさにその数日前からですね、命を救うために、災害関連死を救うために、という一点と、健康の不安に寄り添うため、今後のですね、生活相談に応じるため、孤立集落を解消し、命を守り、その次の段階への相談支援、このステップを踏まなければいけないと判断をしました。そこで、二つのラインを明確にしていったと。今から申し上げるミッションは1月8日から始めたというわけではなくて、1月2日以降やっておりましたが、それを具体的なラインとして、全体が共有しようというふうにですね、確認をしたのはですね、1月8日と。それで今から言うミッションは1月2日からやっていたということはご理解ください。何をやったかというと、孤立と言っても集落ですよ。

ポツンと一軒家があちこちにあったりすれば、ポツンと3軒ずつあちこちにあったり、ポツンと10軒ずつがあちこちにあったりというこういう意味合いです。ポツンと同士が普段は林道とか、町道とか、結ばれていたのが、それはまさしくたくさんの道路の崩壊で行き来できなくなっていた。無理して歩いて行ったり、崖をよじ登ったりして、元気な集落の方や、そして自衛隊の皆さんが情報を繋ぎ、物資を繋ぎ、こういう状況が1月2日以降続いていたと、こういうことであります。当面、必ずですね。元に戻すようにするから、必ず元に戻すようにするから、今は2次避難所に移っていただけませんでしょうか、この呼びかけを市長、町長、また県議の方々からそれぞれ説得をしてもらいました。一度申し上げましたが、1月3、4、5日あたりは、親戚がいるということで吉田修県議がですね、自力で南志見地区の方に行って、区長さんや住民の皆さんを説得してですね、ならばということで、ヘリコプターで200人近くを一気に運んでいただきました。受け入れ先はスポセンだけではなくて、これヘリコプターで移送ですから、小松基地、小松空港ですよね。車で小松空港に着いた方は、小松市で、加賀市でまとまった方々を受けていただきました。これには加賀市の宮元陸市長、小松市の宮橋市長、また、能美市の井手市長、白山市の田村市長にそれぞれご理解いただいて、緊急でまとまって受け入れることのできる場所を用意しますと、準備に入っていただきました。

次の資料お願いします。こういう考え方だということを申し上げます。つまり、ホテル・旅館への2次避難に加えて、この孤立集落の地区、コミュニティ維持のため、自衛隊や受け入れ市町のご協力ご協力をいただき、集落の丸ごと避難を実施したということであります。さらに道路啓開、この自衛隊の皆さん、国交省の皆さんのおかげでですね。徐々に徐々に、歩いて通れるとか、軽トラックならギリギリ通れるとか、そういう対応いただいたおかげでですね、ホテル旅館への2次避難に加速していったと。いわゆるヘリだけではなく、陸路でも、対応していただいたということであります。これちょっと、資料がありますので細かくちょっと申し上げます。実は今から申し上げる資料はですね、うちの親戚があそこにいたんだけど、この避難所に行ったんだという問い合わせが、私にも何十件も来ておりまして、その度に、お伝えはしているのですが、改めて皆さんにもちょっとお伝えいたします。

まず、輪島市の深見町などから、小松市の旅館などに約200人、小松市では196人が、ホテルグランビナリオKOMATSUなどに移りました。次、南志見・町野地区から金沢市の避難所等に、約290人移りました。これは金沢市の額谷体育館に268人、その他27人は、輪島市内や介護施設などに、合計して295人となります。空熊町、滝又町などから、能美市の旅館などへ約30人。能美市はたがわ龍泉閣、こちらに25人受け入れていただきました。西保地区から加賀市の旅館や白山市の避難所などに、約280人、加賀市のホテル百万石に121人、

白山市の松任総合運動公園体育館に131人、その他28人が輪島市内などへ身を置かれています。西保地区は計280人。鵠巣(こうのす)地区から野々市市の避難所に約110人、これ野々市市の老人福祉センター椿荘、そこに112人、そして、本日、輪島市の大屋地区から能美市の避難所などに、約20人が避難します。予定です。天候次第ですが。それから能美市は辰口福祉会館に16人。累計で孤立集落の住民、約930人に避難をいただきました。受け入れ先の施設では、避難された方の健康管理や風呂の提供をペットの受け入れなどにご配慮いただき、感謝申し上げます。ここもご理解ください。緊急のことです。もうこの時点でですね、やっぱり先行き見通せない、いつまで自衛隊の皆さんがあの坂道を、四つん這いになって登って、水や物資を持ってきていただけるのか、当面、インフラの復旧の見通す数値ですね。出てこないという中で、実は受け入れ、こられたと思ったら、ペットも一緒だったとか、旅館等では、まさしく旅館の従業員の方々が、ペットのお世話をいただくという緊急事態も何件もありました。これで一応報告します。ペットホテルも普通に1泊2,000円ですよ。被災者は当然無料です。いわゆる逆転現象じゃないかというご批判もいただいて、政府にも情報をお願いし、ペット1泊2,000円は当然無料にしていただきました。こういうふうに緊急のことだったので、送り出し側もどういう事情がある人が、どういうふうに行きますからという資料を、データをまとめて付けて送り出したのではなくて、とにかくまず温かいところで布団に入って、ちょっと風呂に入って、食事ができるようにということで、移っていただいたのでですね、このまるごと集落移送の方々は、非常にそういった意味でのデータを整えることが十分できずに、まず移って、まとめて受け入れるところから順番に送り出しをしたと。そして、受け手の方がさすがにお1人お1人のニーズに合わせた支援が必要ですよねと。じゃあどうしたらいいんですかと。ホテル、旅館などから県の方に今問い合わせを続々といただいているという状況です。

次の資料。それでですね、後でまた危機管理監さんがちょっと詳しくお答えいたしますが、実質的に私どもの説得に応じていただいて、孤立集落は解消と考えています。なぜならば、昨日時点で、1月18日で約30人、8日の日に3,300何人いたものが、昨日時点で約30人。さらに確実に移送の予定の方が数人おりますので、残り、ある意味で言えば、いわゆる移ることを固辞されている方がいらっしゃって、引き続き、私ども県や市町の首長の皆さんから説得をしていただいているというのが現状でありますが、概ね10日前の3,345人、この方々を安心していられる場所に移送するというミッションは、まず一つの山を越えたという認識でおります。

当然、そこで次の問題が湧き上がってきますよね。二つあります。地元の市と連携して、引き続き避難を粘り強く呼びかける。それから、ホテル旅館等の2次避難所で暮らす方々の当面の生活を支援する。大事なのはここですよね。避難いただいた方が、1日も早く故郷に戻れるように応急仮設住宅の建設を促進すると。私どもですね、必ず元に戻すから、今は命を守ってくださいという思いで、このミッションをお願いしました。したがって、応急仮設住宅、ここにはみなし仮設住宅という、いわゆる賃貸の物件は公営住宅も含みますが、皆さんもご承知かもしれませんが、被災6市町に空いている公営住宅や賃貸の物件が極めて少ない。また、その公営住宅や、賃貸アパート等が今回の地震で、被災を受けていると。こう考えると、やはり我々としては、応急の仮設住宅を何としても早く、用意をしてあげたいということでですね、これも継続したミッションですが、応急仮設住宅を建てる場所の選定、設計フォーマットの検討は当然、応急仮設住宅に必要な、インフラですよね。応急仮設住宅で戻って生活していただく上でのですね、道路や、下水道や、電気や通信のインフラ4点セットは、後で準備しなければいけない。また、震災はまだ終わったわけではありません。気象庁の報告の通りであります。今日またこの瞬間にも震度5前後で、動く可能性はあります。そう考えると、次に、そうした地震が来たときにも、緊急避難の対応ができると。そういう応急仮設住宅の場所や、しつらえである必要があると。そう考えれば、数のマッチング、生活できるかどうかのマッチング、道路、水、電気、通信、そして皆さんのお仕事からすれば情報ですね。報道の皆さんが出していただく情報が本当にちゃんと繋がるのかと。そういう意味では通信情報のインフラと。こういったことを準備するのにですね、1階建てだけでいいのか、足りるのかと。もしかしたら、可能ならば、2階建てぐらいは大丈夫なのかと。仮設住宅に入っていただくということは、その面的に入っていただくわけですから、それは集会所とか、仮でもいいから診療所とか商店街とか、やっぱり住民の皆さんが安心していただける、可能ならばお風呂とか、子供の遊び場所とか、いわゆるコミュニティ、ミニコミュニティとしてのですね、しつらえをお願いしますと。国交省、住宅局にはこうした仮設住宅のフォーマットはあるそうですが、それに今私どもからも、こうしたごちゃまぜのですね、考え方でやってもらえないかと。東日本大震災のときにもそういう対応をした仮設住宅も、応急仮設住宅もあると聞いておりますので、要請をしております。また、熊本モデルについても提案をいただきまして、熊本モデルについても検討を要請しております。今日、孤立集落の現状と課題、課題を正しくですね、今後の生活支援だけではなく、生活再建支援、ここには当然、生活再建中には、なりわいの再建も、セットで入ってきますよねと。そうすると、インフラっていうのはやっぱり、元と同じようにではなくて、より強靭化した対応が必要ですよねと。通信でもですね、携帯基地局にも燃料が必要であったりとか、今回ずいぶん携帯基地局も破損したりしましたが、そうするとスターリンクなど、そういったものが備わって衛星で繋がるとか、放送局の皆さんにもですね、輪島でずいぶんとご心配いただきましたが、何とか自衛隊の諸君が燃料を運んでくださって、放送が途絶えることは、ありませんでしたね。今のところはですよ。継続して連日自衛隊の諸君が燃料を運んでいただいているというのも、現実であります。

小森総務大臣政務官

今知事が言われた輪島市に対する、市街地などに対する約1万世帯向けの、燃料の補給というのを自衛隊にやっていただいて、NHK、そして、民放4社の放送が何とかギリギリ途切れることなく続いています。これまで4回補給しまして、今朝5回目の燃料の補給をしてます。なかなかヘリコプターなので、天候の関係で飛べない日もあるものですから、できれば陸路から運べるようにということで今、地元も含めてやってもらってますけれども、まだ現状陸路から運べる見通しが立っているわけではないということです。それからあと、また小規模なところでは、残念ながら破壊されてしまって停波している放送というのは若干あります。以上です。

危機管理監

スライド(3枚目)の18日現在約30人、輪島市23人となっていますが、輪島市の9名の方は一応、今後移るという話を聞いておりますので、輪島市では、今後14名、珠洲市は3名の方が、引き続き孤立という状況になっているということで、このスライドの下にありますように、引き続き、避難を呼びかけるということに今、各首長さんにはお願いをしております。

 

 

知事  ※質疑応答後の発言要旨

まずこれ午後にも発表いたしますが、毎日行っております、災害対策本部員会議ですが、明日からは1日おきに、いたします。午後4時から。そこで明日はですね、災害対策本部会議はしませんが、私が現地視察に丸一日かけて入ります。まず、明日は、土曜日は、穴水町と能登町に、政府の小森政務官とともに、避難所や被災現場を訪れ、県民の皆さんに直接ですね、お見舞いを申し上げます。

しっかりと自分の目でも被害の状況を確認し、今現場で何が必要なのか、何が求められているのか、ニーズをしっかり把握し、私がいただいている情報との、これ再確認をし、生活再建や復興に向けて県としてどのような取り組みができるのか、考えたいと思います。詳細についてのスケジュールは、後ほど報道機関の皆様にお知らせいたします。

また、明日以降も被災された市町の事情も考慮しながら、つまり被災地の市町の負担になってはいけないので。いわゆる一日おきですよね。1日は、ここで災害対策本部会議を開催しますし、同時に一日おきに被災地の視察に入ると、今のところ、奥能登のですね、6市町ですが、当然、住家被害等の大きかったかほく市、内灘町含めて、今月中に訪問をしたいとスケジュールを組んでいます。

詳細については、また広報の方からお伝えをさせていただきます。

 

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