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更新日:2023年8月23日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和5年8月22日 -

令和5年8月22日(火曜日) 10時00分~

内容

記者

県産ブランドの首都圏での販売促進についてお聞きしたいんですけれども、首都圏での県産ブランド、また県産食材の認知度っていうのは上がっているという認識なのでしょうか。また、認識アップについては、どのような課題があるか、どういった取り組みがさらに必要になってくるか、お考えをお聞かせください。

知事

関係者には認知度が上がっているということは、肌でひしひしと感じております。関係者というのは取り扱いの仲卸。それが仲卸さんのお相手である料亭、ホテル、飲食店、で、問題はそこからさらに先ですよね。確かにそう言われて、一気にガバッと大量に提供できるような生産の状況ではありませんが、徐々に応えるべく、毎年、生産量も増えるように、県内生産者も努力をしております。着実に関係者だけの認知度を、一般の皆さんにもご理解いただけるように、知名度と味を提供すると、その機会を今回も的確に捉えていきたいと思っています。

記者

今回、先月の大雨の被害があった津幡町で、今日も災害査定が行われていると思いますけれども、その査定の進捗状況について、何か認識がありましたらお聞きしたいのと、あと、これから来シーズンにかけての大雨や台風などの出水期での災害の備えについて、県として何か必要なことが、必要な対策があるとお考えであればお聞かせください。

知事

災害の査定は津幡町、かほく市、内灘町だけでは手が足りないので、県も応援の人員を出しています。津幡町には延べ36人ぐらい出しているかな。もう75名。査定を早く済ませて、激甚災害指定の見込みでもありますし、国の予算を活用した支援、また、9月補正予算を活用した支援、復旧復興に向けてですね、最善の努力を今しています。ちょっと細かいことは部長からの説明を求めます。

農林水産部長

災害査定が始まりますのは、まず土木の方から始まっておりまして、順次、農林水産省の方へと移ってまいります。これから査定が終わりまして、工法等々が災害認定をされて、具体的な本格復旧に入ってくるという流れになってます。今、知事から話がありましたように、かほく市や津幡町だけではなかなか手が足らないということもございますので、臨機応変に土木部とも連携をして、県の職員を派遣すると、そういう準備で今対応しております。以上でございます。

知事

これ商工労働部、事業者、特に津幡、かほく、内灘については、そんなに相談はないと認識してるんですがそれでいいですか。

商工労働部長

被害は出ているんですけれども、そんなに大きな相談が来ているという状況ではございません。

知事

当然、県の元々の相談支援体制というのは、伴走型支援で準備しておりますので、体制は整えております。

記者

これからの時期の雨、大雨についての備えについても、何か必要なことがありましたらお聞きして、お願いします。

知事

台風をはじめ、線状降水帯。想定外といつまでも言っている場合ではないと。県民の皆さんにも、気象情報はテレビ、ラジオ、新聞はもとより、スマホ等を通じて、デジタルの情報も随時更新されておりますので、ご確認をお願いし、ご家族や会社、地域での共有もお願いしたいと思います。私ども県もですね、事前に危機管理監のところを軸に、基礎自治体と連携をとるようにしております。改めてご注意をお願いしたいと思います。

記者

水不足についてのちょっと現状認識を伺いたくてですね、東京都の小池都知事が大体平均60%ぐらいですか、貯水率で節水を呼びかけたのが数日前ニュースになっててですね、石川県の手取川ダムの貯水量を見たらですね、今大体40%ちょっとになってます。まあ絶対量で言うと手取川の方が多いっていうところもあるのかもしれないんですけども、とりあえず現状のですね、水不足に対する危機感だったり可能性、ご認識あれば伺わせてください。

知事

心配してます。と同時にですね、今後、台風シーズンを迎えることもありまして、気象情報を確認をしながら、この時期一番水を必要とするのがどこなのかと。農業用水、工業用水、生活用水、手取川ダムの水がいっているところ、ため池のあるところ、等々ですね。こういう情報をより早く確認をしながら、最悪必要なときには給水車等も含めてですね、対応したいと思っています。

記者

現時点ではすぐに例えば節水を呼びかけなければならない状況だとかっていうようなそういう判断にはいたってないということでよろしいですか。

知事

今時点での細かい数字を今の時点ではいただいておりませんので、改めて今日中にでも、もう一度確認をしたいと思いますし、必要ならば皆さん、節水にご協力くださいと言うかもしれませんが、改めてちょっと今の状況を確認したいと思います。私も朝、小池さんの記者会見の様子を見てですね。東京周辺もこういう状況かと。正直うちの方はどうかなと思いながら、朝、家を出てまいりました。改めて確認をしておきたいと思います。

記者

もう一点、記者会見の関係で伺いたいんですが、先月ですね、記者クラブの有志の方が申し入れ書を提出しようとしたところ、受け取っていただけなかったということがあります。改めてにはなるんですけれども、この県の対応ですね、例えば行政法の各法ありますけれども、これらに照らして、知事はその対応自体に問題はなかった、適当であったとお考えなのかどうかというのを改めて伺ってもよろしいでしょうか。

知事

記者クラブと県の広報はじめ、県当局という表現で結構でありますが、記者クラブという存在がある以上は、記者クラブ皆さんでまとまって申し入れをお願いしたいと思います。これが一点目。とはいえ、記者クラブでもそれぞれの社で意見が異なったり、皆さんも多数決とって記者クラブはこうだからこうしろとは、そんなに言うことはないと思いますが、そのためにも、この場がありますのでですね、自由にですね、皆さんからご発言をいただければ、私としては誠意を持ってお答えをいたしますし、また私から、いつも言っている双方向といいますか。私からは皆さんにご質問をいたしますので、誠意を持ってお答えをいただきたいと思っています。

記者

ちょっと聞き方があれだったのもあるんですが、ちょっと確認したいのが、馳さんの記者クラブでお願いしますっていうこの判断自体は、要するに何かの根拠法があってとかではなくて、馳さん自身のお考えに基づく要請というかスタンスっていうことでよろしいですか。

知事

記者クラブの設置は、行政法に基づく設置ではなく、合意に基づくと言った方がいいんですかねこれ。文書に書いた協定じゃないですね。

記者

記者クラブの設置に関しては確かにこちらが規約を作ってやってるようなものなので、記者クラブ時自体の行政法どうのこうの話じゃなくて、記者クラブの有志が申し入れ書っていう文書を提出したのに対して、いや、記者クラブ全体で出してくださいっていうようなお答えをいただいたこと自体のご判断ですね。記者クラブについてはもう別に法律に縛られるものではないので。

知事

私の判断です。記者クラブがある以上は、記者クラブでお話を持ってきてください。記者クラブで全員まとまらなければ、この記者会見の中でご自由にご発言をしていただければ、私は誠意をもってお答えします。そういうことです。

記者

昨日、JR西の方に各種要請活動に行かれたと思います。開業日決定の配慮ですとか、小松・加賀温泉駅へのかがやき停車等々と要望されたと伺っています。具体的なもう少し内容とですね、社長の反応等をお伺いできればと思います。

知事

社長の反応先に申し上げますが、全部で12項目、30分しか枠のない中で12項目質問をいたしました。細かくはですね、相手のあることなので、私から申し上げるのはちょっとJR西日本側に対して失礼になるので、細かくは申し上げませんが、来年3月の何日に開業なのか早く明らかにしてください。金沢開業のときには、前の年の8月27日に発表してるんですよ。8月27日に、年が明けた3月14日に開業しますというのは、ちょっともう、そろそろこちらとしてはお願いしたいですし、加えてちょうどその頃、小松市で全国商工会議所青年部の大会で6,000人を超える方々が3月13から17まで、小松市や小松市周辺の宿泊施設、温泉街に金沢に来られるんですよ。できたらその前にお願いできないかというのは、勝手な県知事としての言い分ではありますが、できたらその前にっていう、ちょっと無理なお願いなのか、あるいは早めに具体的な日にちが決まれば助かりますということを申し上げました。一応それは、そうですかと受け止めていただいて、お答えはまだありません。

その他ですね、ダイヤですよね。私どもからすれば、しらさぎ・サンダーバードが停まっている程度以上にですよ、今後、速達式の新幹線「かがやき」、各駅停車の「つるぎ」、つるぎという名前になるのかどうかも含めて、小松駅と加賀温泉駅に止まってほしいですよ。というお願いとか。また、誘客、富山・福井が新幹線で1時間以内に結ばれるという現実は、ようやく一つ見えてきました。これは大きいですよね。それでお客さんを呼ぶ、来年のデスティネーションキャンペーン、JR全体で行うこのキャンペーンをよろしくお願いしますとか、そのための観光商品をより地元の声も聞いてお願いしますとか、あとこれは申しあげてもいいと思いますが、敦賀での乗り換えは何年間しなきゃいけないんですか、ということを国会議員の皆さんに言いたいぐらいですが、当面、敦賀での乗り換えが5年ですか、10年はかかるんじゃないんですか。敦賀での乗り換えをどう工夫して、気持ちよく乗り換えしていただく、旅の期待を高めていただく、乗り換えのときのエレベーターの大きさ、歩く歩道、デジタルサイネージの内容、さらに詳しく言えば、白山車両基地のビジターセンターの展示、こういったことに、旅の楽しみを、期待を高めるような取り組みをぜひJR西日本としてお願いします、と要求ベース行ってまいりました。

記者

今ほど乗り換えの話がありましたので、しらさぎとサンダーバードの件について伺いたいと思います。いわゆるサンダーバードですと運行距離が長いんですが、しらさぎになると名古屋・敦賀間ということで、場合によっては東海道に乗り換えるとなると、本当に米原・敦賀間という本当に短い距離ですね、が発生するということで乗り換えが相当、名古屋方面が特に煩わしくなるのかなという懸念があります。そこで、滋賀県が特急のしらさぎを補完するリレー快速みたいなのを提唱してるんですけれども、それについてはいかがでしょうか。距離が短い部分をしらさぎをなくすというわけじゃなくて、それを補完するという意味での快速のようなんですが、いかがでしょうか。

知事

情報収集に努めて対応します。つまり、大阪方面、中京方面、それぞれ敦賀駅で必ず乗り換えが生ずるという旅行客の負担・不満・不安を解消すべく、JR西日本、また、東海道新幹線ですね、JR東海、また関係する富山・石川・福井・滋賀・京都・岐阜・愛知ですか、情報共有することが必要だと思っています。当然今までも同様なことについて情報を共有してきておりますので、引き続き、乗り換えの不便さを解消できるように要請をしていきたいと思います。その要請を、昨日も長谷川社長に、率直に申し上げてまいりました。

記者

最初にお伺いしたいんですか、知事、北方領土の元島民が、県内に今何人おられるかご存知でしょうか。

知事

詳しくは承知しておりません。

記者

昨日、取材してみたところ、元島民の団体によると、この3月末に30人を割って29人になったということで、この数字は県の方でも把握しておられなかったということで、若干驚いたところなんですけど、昨日の返還要求の県民大会取材さしていただいたんですが、私、富山でも取材したことがあって、それと比べると少し内容に改善の余地があるんじゃないかと思いまして、具体的には元島民の方だとその2世の方々が富山だと登壇したり、根室を訪問した中学生の方が体験談を発表したりしていた記憶があるんですけど。もう少し啓発だとか大会の運営の仕方について、富山県は北方領土の元島民が全国2番目に多いという背景もありますし、富山県でありますとか、あるいはその特に多い黒部市なんかの例も参考にしながら、もう少し改善しても良いのではないかと思ったんですけれども、知事のお考えはございますでしょうか。

知事

改善したいと思います。

記者

改めてですね、知事、いろんな国会議員の経験、あるいはいろんな経緯あると思いますけど、北方領土問題どういうふうに取り組むべきか、メッセージをお願いします。

知事

歴史的経緯をですね、小中高校でも、歴史の時間等においてですね、取り扱っていると思っています。なぜ我が国の領土である北方領土4島がですね、かつてはソ連、今はロシアによって実効支配されているのかという経緯を、やっぱり具体的に子供たちに歴史教育を通じて伝えることが一つ、加えて、我が国は、国際的な領土に関する紛争を武力をもって解決するという、いわゆる軍事的解決をすることを、その選択肢をですね、政策として今持っておりません。おそらく今後とも持つことはないと思います。そんな中でやっぱり、外交交渉と様々なやっぱり政治家同士の、行政同士の、そして私自治体からすればですね、いわゆる出身島民の皆さん方の希望を叶えることのできるような交流事業ですね、こういったことを丁寧に行う必要があると思っています。いわゆる墓参り事業とかですね。残念ながら歴史的経緯によって、プーチン大統領と安倍総理のやり取り、その後、菅総理、そして岸田総理に引き継がれて、現在ウクライナ問題もございましたので、小康状態でございます。かといってロシアとの間に外交のパイプがないわけではありません。お互いの外交当局のですね、パイプを繋ぎながらですね、最終的には領土返還に向けて国家として最善の努力をする。今ほど読売新聞の方もおっしゃったように、各都道府県でできるやはり草の根交流、これをやっぱり継続していく必要があると思っていますし、そのためには、県民に理解を求める上での事実関係の周知、講演会とか、シンポジウムとか、あるいは昨日行ったような啓発事業を丁寧に今後とも行っていきたいと思います。

記者

先ほど改善したいというふうにおっしゃられましたけども、具体的にどういうことか、今聞いたばっかりなので恐縮ですけど、具体的にどういうふうに進めていきたいと意気込みをお願いします。

知事

これ具体的に進めるときは、当事者の立場に立った配慮と、こういう考え方で進めたいと思います。

記者

あと富山県でありますとか、あるいは黒部市との連携というのもどういうふうに進めたいか、可能ならお伺いできませんか。

知事

そんな難しいことではなく、また、新田知事とお話をしておきたいと思います。

記者

加賀しずくが過去最高値を更新した17万円ということで、この県産ブランドが順調に、ルビーロマンもそうですけど、順調に今来ていることについての知事の受け止めをお願いします。

知事

かつての経緯もありますけども、やはり品種改良に改良を重ねて、ルビーロマンも加賀しずくも、今日のですね、やっぱりブランド商品としてのですね、味の確かさを確立してきたと思います。今後とも大切にしたいと思っています。加えて、これは商標登録の問題となってきますが、ルビーロマンという名前、加賀しずくという名前を大切に守っていきたいと思います。

記者

17万円という金額についてはどう思いますか。

知事

良い値頃かなと。感謝しています、買っていただいた方に。やっぱり生産者の励みになるわけであります。私は出せませんけど、17万円の価値があるんだなと思うとなんかドキドキしますよね。

記者

あとすいません、デジヒロシについてAIの、これについてやろうと思った狙いについて改めて教えてほしいのと、実際に見た感想を改めて教えてください。

知事

広報戦略というのは、政府においても、地方公共団体においても、基礎自治体においても、なかんずく、各企業においても極めて重要だという認識を持っています。石川県庁が今何を考えて、何をしているのか、何を目指そうとしているのか、課題は何だとわかっているのか、いないのか。データをですね、やっぱり収集して、分析をして、今、石川県にとって、こういう課題があって、こういうふうに解決の方向を目指しているという狙いをお見せするという意味のデジヒロシの役割と、1年365日を通じて安定的に情報を供給する、提供する役割と。私本当に各媒体の皆さんも工夫されているように、見出しの付け方とかですね、いろんな私ども提供するニュースの切り取りの仕方とか、写真の使い方とかあるように、私は県庁としても広報としてより関心を持っていただいて、より批判をしていただいて、またより期待をしていただけるような、やっぱり広報を展開していきたいと思っています。そういう意味で言えば、デジヒロシを10年前の私が見たら、こんなことに税金使うのかと言ったと思います。今の私の立場からすると、なるほどこれで安定的にですね、県庁の姿勢というものを常に毎日お示しをすることが可能となった、可視化されてきたと。この目に見える、可視化されるということは、私は報道の皆さんに対してもそうですし、県民の皆様に対しても、情報を持っている、握っている県庁からすれば、絶対に必要な作業だと思います。ただ、やっぱりいつも思うんですけど、データをですね数字だけ見せても、比べないとわかんないじゃないすか。5年前、10年前、あるいは昨年。あるいは隣県の富山・福井と比べたり、また比率になりますけども、大都市と比べたり、そういう縦横斜めの比較考慮といったこともですね、このAIを使ってですね、皆さんにデータに基づく政策の考えを提供できると思っていますし、こういった情報は、同じように、県民の皆様にも取得していただいて、いやむしろこうした方がいいんじゃないかとか、提言をいただいたり、ここはちょっと気がついてないんじゃないかというご指摘もいただいたり、そういった意味での私は日頃申し上げている双方向の広報と、やり取りと、いう意味でデジヒロシの活躍に期待をしているものであります。

記者

離婚後の子供の養育に関する支援についてです。元々市町と連携して相談員を配置していたということですけれども、この相談員という方々は専門的な知識を持ち合わせていなかったっていうことになるんでしょうか。

知事

そこちょっと表現ちょっと難しいなと思うんです。私実は国会議員時代からFPICの方々と、この団体とお付き合いがあったんですよ。ずっと民法改正や離婚問題担当して20年以上ですね、やっぱり、より法的な、そして昨今やっぱりDV、児童虐待また精神疾患と絡んでですね、いずれも複雑なですね、家族関係の中で、ともすると、極めてエスカレートして事件になってしまうような案件もたくさん私は国会議員時代に取り扱わせていただきました。そういう意味での、より様々なネットワーク、事例を知っていて、また、法の解釈、必要あらば法改正まで提言できるFPICという専門的な方々集団とも連携しながら、石川県内における様々な案件に対応できるようにしたほうがいいなと思っていたということなので、今までの方は専門性がないと言ってるわけではないというふうにご理解ください。

記者

今までの形はどういった方になるんですか。今までのその市町と連携した人。

健康福祉部長

県の保健福祉センターや市には、一人親の相談に応じ、自立に必要な情報提供や支援を行う職員として、母子父子自立支援員という方を配置しておりますし、町においては一人親支援の担当者を配置をしておりまして、その方々が相談にこられた方の相談対応しているというところでございます。

記者

この相談のオンラインの相談などは、これは無料になるんですか。

健康福祉部長

無料で行います。

記者

もう一点生成AIの広報活動について伺います。元々AIのアバターなどを使うという話もあったかなと思うんですけれども、なぜ知事のこの姿・形をしたものにしたのかという何か理由があれば教えていただきたいです。

知事

一般競争入札でそういう提案があったということでありまして、できればデジヒロシとアバター河野太郎と対決したいなと思っています。

記者

そういったコラボも見られるかもしれない。

知事

コラボもそれぜひ石川テレビで企画していただければですね、アバター河野太郎とデジヒロシの対決、面白いですね。石川テレビでやるっていうところは期待したいですね。社長によろしくお伝えください。

記者

承知しました。これに関してなんですけれども、メッセージを発信するっていうことに特化しているっていうことで、何か喋ったりとかそういうのが今後できるようになるっていうところもあるんですか。

戦略広報監

喋るというのは、キャラクター自体は先ほどお見せしましたように、話をして、作ったテキストを合成、生成AIで作りました音声で喋っております。

記者

危機管理っていうところで、AIの発言する内容については複数チェックという話もありましたけれども、万が一不測の発言をしてしまったときに、馳知事が喋っているっていうことで、県民が勘違いしたりとか、そういったリスクについてはどのように考えているか教えてください。

知事

私以上に不測な発言をすることはないんじゃないかなと思っているんですけど。意味わかりました。

戦略広報監

先ほど知事からも申し上げましたが、まず入力するデータ自体は本当に県のニュースリリースありますが、まず正確な情報を入れますんで、そこから何か不規則な情報がアウトプットとして出されるってことはまずないと思っていますが、それでも念のために最後出すときには広報、あと担当の部局などと一緒にチェックをして出すというふうな、まずはそういう万全の体制で臨みたいと思っております。

記者

最後に一点だけ、このAIで発信するということですけれども、今県の広報のSNSとかを見てみると、防災であったり人事だったりとか様々なこのアカウントが複数あってそれぞれ発信していくということで一元化をそこまでされていないのかなという形もあるんですけれども、今回こういったものが登場することによって、情報の一元化であったりだとか、そういったところにも期待だったり狙いっていうのはあるんでしょうか。

知事

基本的にやっぱり利用者の立場を考えたら、一元化された方が良いと。できる限りその方向になるように、戦略広報監にお願いをしております。

記者

デジヒロシさんは40言語を話すことができるそうなんですけど、海外とか、県外の発信もできるようにしやすくなると思うんですが、どんな人に見てもらいたいでしょうか。

知事

石川県にまず関心を持ってもらいたい。ということは、まず、1石川県の人、石川県と関わりのある人、つまり石川県で住んでたんだけど、今違うところに住んでいる、石川県と取引のある事業者の方、石川県に留学をしたことのある人。次に、まさしく関係人口を増やすという観点でいけばですね、例えば、輪島出身の永井豪さん、漫画家いらっしゃいますよね、の漫画、ヨーロッパでも大人気なんですよ。デビルマンとか、マジンガーゼットとか、キューティーハニーとか、らしいんですが、やっぱり、作者を通してその出身を知るという、いわゆる聖地巡礼的な楽しみ方もアニメファンにはあるそうです。関係人口がどんどん広がっていくようにですね、私はビジネスでも、石川県にこれだけの素晴らしいですね、ビジネスの種になる製造業、澁谷工業、津田駒、コマツ、小松マテーレとかってね、あるいは石野製作所の。こういうふうに、この会社が石川県にあるんだと。石川県てどんなとこだ、行ってみたいなと、関わってみたい、仕事・専門性のある人が求めているのは、行ってこういうふうに、どんどんこういうブドウの房がどんどん伸びていくようにですね、関係人口を増やしていく意味でも、そういったときに、こうした他言語でのデジヒロシの情報発信をきっかけにしていただければいいですし、なんかやっぱり関係を持ちたいといったときに、このホームページを通じてですね、アクセスをいただければ、私どもを繋ぎやすい。研究機関と繋いだり、企業と繋いだり、基礎自治体と繋いだり、そういうやっぱり繋ぎ役をするのが県としての一つの狙いでもあります。

記者

県内も含め、県外の関係人口を増やして。

知事

県内外、国外も含めてですね。

記者

衣装たくさんありましたけど、お気に入りはありますか。

知事

お気に入りはTシャツです。

記者

県内ですともう知事ですけども、県外ですとやはりプロレスラーさんとしての知名度も抜群に高くていらっしゃいますが、黄色いユニフォームの可能性もあるんでしょうか。

知事

プロレスの場合、ユニフォームという言い方しないんですね。ガウンとか、タイツとかそういう言い方をしますが、私はそれを用意しておいてほしいんですけども、あんまりプロレスの色を出さないようにしてるという噂も聞いたんですが。

西垣副知事

服装も含めて、AIが考えます。

記者

西垣副知事も進めていらっしゃるデータに基づく地域行政についてお伺いしたいんですが、28年続いた谷本県政でも統計というのは、しっかり取って公開していらっしゃったっていうことを、1回目のデジタル化推進会議でCDOがおっしゃってますけれども、一方、この今日のデジヒロシを拝見していると、そのデータの使い方、見える化がすごく大きく転換しているような印象を受けるんですが、谷本県政時代とあと馳県政時代のデジタル化の大きな違いというのはどういったものでしょうか。

知事

やっぱり二つあります。意識の問題と、二つ目は、データアナリストと契約をして、分析それから政策の方向性、これをディスカッションできるような体制にしました。やはりですね、データに頼るというのではなくてね、県庁職員の経験値にこのデータが加われば、より良くなりますよねということで、データアナリスト経験のある方を、契約を結んでアドバイスをいただいております。もしかしたらそういう経験値プラスアルファの部分が違うのかなと思います。

記者

もう一点だけ。福島原発のALPS処理水、24日にも海洋放出という方針を決める、本日にも決まる可能性がありますが、石川県にとっても水産物非常に大切なものです。こちらの受け止めとあと県の取り組みについてお聞かせください。

知事

海外には極めてこのALPS処理水の問題を政治的に取り扱う国もあるというふうに存じております。しかしながらですね、政治的問題ではなくて、科学的知見に基づいたですね、データをもとに、政府が一元的な対応をされることを願っております。岸田総理も、また西村経産大臣、加藤厚労大臣もですね。極めてその辺丁寧に対応しておられますので、私はいいタイミングだなと。これまで積み重ねた知見、科学的知見。そしてまさしく情報の発信について丁寧に、外交案件とならないように、つまり政治的な外交案件とならないように、データを開示し、大丈夫ですよと、そして美味しいですよ、そして安全ですよと。こういったことをですね、発信し続ける広報も私は継続して必要だというふうな認識を持っています。

記者

デジヒロシは中国語も話せるのでちょうどいいかもしれないですね。

知事

いいですね。デジヒロシにも活躍をしてもらわなきゃいけないですね。

戦略広報監

それでは一番後ろの列の方お願いします。

記者

まず離婚前後親支援のところで、離婚前後支援というのは、当然、当事者間の問題と考えてしまって相談等に二の足を踏んでしまう方もいらっしゃると思うんですが、そういった方への呼びかけというのを改めてお願いします。

知事

一時的に当事者間の問題です。がですね、当事者間で話し合いのつかないことが間々あります。2人だけのときも、でも話をつかないときがあれば、お子さんがいらして話がつかないときもあれば、これはね、やっぱり県もこの広報をしっかりやりたいと思いますが、相談。何でもいいから相談してください。お子さんがいるときに、二つの大きな問題はこれまでもございます、養育費の支払いの問題と、親子面会交流の問題です。そしてその背景にあるのが、DVであったり、障害の有無でありましたり、児童虐待であったりと。こういうことがございますので、これ当事者同士だけじゃなくて、県民皆さんに、実は離婚に絡んでこういう課題がありますので、何かあったら県庁のホームページ見てですね、このFPIC相談支援というところと連絡取ってやったらどうですかと。私はより専門性を持って対応していただきたいと思っています。

記者

デジヒロシの方で何点か質問させていただきたいんですが、まずなんですけども、反響をこう分析するということなんですけども、その分析方法とかっていうのは。

知事

反響?

記者

県民からだったりとか県内外、国外の方からの反響をこう分析して、今後に役立てていくということなんですが、その分析方法というのは何か具体的にもう既に検討されてるんでしょうか。

知事

分析をする会社と契約していますのでですね、分析されたそのデジヒロシが発信した広報に対してどういうTwitterとか、Xですね、どういう表現がどういう言語が使われているかっていうのを全部分析できるんだそうです。そういったところとも契約しておりますのでですね、やはり反響反応、それも日によって違うそうですね。発信をした当日翌日とかですね、取り扱ったニュースによって、どういう言語がたくさん使われたか。まさしくこのデータアナリストと契約をして対応しておりますので、そこはさっきも言ったように、経験値だけにとらわれず、経験値も活用しながらも、こういったデータを分析をする専門家のアドバイスをいただいて、こういういい政策をしているのに、やっぱり伝え方が良くないなとかですね。もしかしたら、知事の態度が悪いから伝わらないんじゃないかということも、データとして出てくる可能性はありますよね。なるほどやっぱりそういったことをしっかりと受け止めながら、分析をするために、戦略広報監を雇いましたんでですね、しっかりとアドバイスを聞いて対応したいと思います。

記者

今回の自動音声のようにした理由ってのは何かございますでしょうか。

知事

ここはやっぱり私の声じゃない方が、良いという判断です。

記者

それは知事ご本人の判断で。

知事

私の判断です。

記者

今後本人の声に近づけるようなことってのは。

知事

全く考えていません。

記者

まだ関連してなんですけども、今回幅広く届けるためということですがYouTubeの登録者数等を伸ばしていく工夫とかっていうのは何か考えておりますでしょうか。

知事

情報の取り方だと思うんですよね。ここは多分県庁職員よりは、皆さんの方がはるかに能力は高いと思うんですが、町の声あるいは、ネットの社会の中での闇の声、いろんな声が氾濫してますよね。それと人流もありますよね。気象条件もありますよね。また、県としての行事のとき、月火水木金土日1週間の流れ、24時間、また金沢市でも中心街と港の方と山の方とあるように、いろんなデータを分析することによって様々な声を拾い上げることが可能だと思いますし、そういった中からですね、例えば観光なんかにしてもどんどんやっぱり新たな魅力を掘り起こしていかなければ、伝統工芸品も売れませんよ。そういう付加価値、イミ合い消費、そういったことにやっぱり観光なども努力して頑張っています。私は今回のデジヒロシ通じてですね、やっぱり着眼点。いろんなアングルを通してですね、見方をですね、幅広く持っていくということを広報の皆さんに教えていただきながらやっていきたいと思ってます。

記者

最後に一点だけ。ちょっとデビュー前にですねちょっと申し訳ないんですけども、今回の県庁の姿勢を示すっていうことを思うんですけども、Z世代を中心としているってことで、飽きられてしまう可能性もなくはないのかなと思うんですが、そういったところの工夫というのは何か考えておりますでしょうか。

知事

それは一番工夫する必要のあるところであります。飽きられるっていうのはすぐ飽きられます。もう3日間で飽きます、Z世代は。飽きる人は。同時に何年経ってもですね、飽きない、やっぱり技術革新というものは、あると思っています。なぜならば、この生成AIはですね、長年研究されてまいりましたがようやく実用化に至りました。今後の展開は、正直私にもわかりません。技術革新を待って今後対応していく必要があると思っていますし、当然、飽きた、つまらない、他の何か新たな刺激が欲しい。常にそういう声はあると思っていますので、その意識を持って展開をしていくことが必要だと思っています。もうちょっと変な言い方すれば、ご商売されてる方の営業活動を見たいのかもしれませんし、ただ朝日新聞でしたっけ、天声人語は、ですよね。飽きないよねあれね、何年やっておられます。つまり、一つの企画でもですね、やっぱり取り組むアングルによってですね、やっぱそれ、飽きないんですよ、普遍的に。そういうやっぱりいい着眼点というのは持ちながら、基本的にはもう飽きるもんだと思ってやっています。

記者

生成AIについて関連でお伺いしたいんですが、先ほど読売さんの質問で声を自動音声にするのは知事の判断だというふうに言ってたんですけど、その理由を教えていただきますか。

知事

私の声を嫌な人ってたくさんいるんですよ。私も嫌です。自分の声は。なのでですね、むしろそうではない方が、より普遍性を保つことができるという理由です。私の声が好きだって人は聞いたことないですよね。

記者

なるほど。私は非常に聞き取りやすいなと感じているんですが。あと、先ほどちょっと見た目について知事がさらっと目がパチクリしてるところが似ているというふうに、第1印象おっしゃってましたが、その見た目についてどう受け止めていますか。

知事

このぎこちなさがいいなと思いました。今のところは。そのうち何かそれが鼻についてくる可能性もありますし、ですね。デジタルらしい動きと、デジタルらしくない毎日のニュース原稿のミスマッチが、まず今のところの売りなんですよ。慣れてきたらね、そんなもんかと。そうするとそこにどういうふうに変化がついていくのか。また同じ内容でも、中国語、スペイン語、ロシア語、発信できます。それに対してのいろんなご感想、批判、書き込みをいただくことになりますので、そういったことを分析しながらですね、迎合をするのは、私は大嫌いですけども、参考にしながら、そうかそこそう来たかと言われるような展開をしていきたいなと思います。

記者

これが生成AIを使った広報活動をやるという広報があったのが確か6月の会見だったかなと思うんですけど、このときにその利用ガイドラインを策定する方針を言っていましたが、こちらについてはどうなっているでしょうか。

知事

ガイドラインについては、肖像権・著作権にやっぱり配慮すること、それからやっぱり、これやって、地方公共団体がこれをやって人に不愉快な思いをしたりさせたり、名誉を失うようなことをしたりするのは絶対やってはいけないですよね。いじめに匹敵するようなことをやってもいけませんし、おそらくそういったことをガイドラインとして、そして原則間違ってはいけません。知的財産を侵害してはいけませんよね。そういう基本的な法的遵守すべきところとモラルとしてですね、やっぱり良くないでしょうということは、ガイドラインとして気をつけるということであります。

戦略広報監

少し補足させていただきます。ご存知の通り、6月30日に石川県の生成AIの利用に関するガイドラインというのが決まりまして、当然それに基づいて我々の方のどういう運用していくかということを考えております。それがベースにありまして、その後その上でこういう広報ツールとして情報発信していくときのそれぞれの運用の仕方っていうのは、今知事が申し上げたような点に配慮して、我々細かく決めていくと、そういうふうな形になると思います。

記者

確認不足でした。ありがとうございます。最後に発表とちょっと関連しないところなんですが、性の多様性の条例についてなんですが、9月議会でまだ提出、提案するかどうか、まだ決まっていないというようなことだと思うんですけれども、こちらについてはどうでしょうか。

知事

当事者の立場に配慮し、国の法律ができたのが6月同日、翌日施行だったと思います。それを踏まえて、県としては、次は9月議会となりますので、9月議会に提出すべく、国の法律を踏まえ、同時に有識者からもご意見をいただきました。パブリックコメントも集めている最中です。当然、県議会の議会の皆さんにも説明をさせていただいております。そういったことを総合的に判断をして、何とか1日も早く提出をしたいと、9月議会に提出をしたいと考えております。同時にこれも前から申していたように、私の考えを議会や県民に押し付けるつもりは全くありません。私自身もこのLGBTの法案が成立するまでに20数年かかっています。国会で、議員立法でやりましたが。この20年間の重みというのは私はわかっていますが、当事者の方はより一層傷ついているということを改めてお伝えしたいと思っています。一刻も早くという思いの私は性同一性障害者特別措置法を作ったときからですね、この理解増進法にはですね、1日も早く当事者のためにと思って取り組んでまいりました。そういう経緯を踏まえてですね、皆さんにご理解をいただけるように、対応をしていきたいと考えています。

 

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