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更新日:2023年4月27日

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記者会見の要旨 - 令和5年4月27日 -

令和5年4月27日(木曜日) 14時00分~

会見資料(PDF:1,192KB)

内容

お疲れさまでございます。

私から冒頭、7項目、報告をさせていただきます。

杉山栄太郎元副知事について

冒頭、杉山栄太郎元石川県副知事の訃報が入ってまいりました。

杉山栄太郎さんは、昭和47年12月21日から石川県副知事として、平成2年11月17日に退任されるまで、在任期間17年11ヶ月でございました。

数々のご功績をお残しでありまして、例えば、手取川総合開発事業に貢献をされたご功績、志賀原子力発電所の建設促進に貢献をされたご功績、北陸新幹線整備促進に貢献をされたご功績、香林坊再開発に貢献されたご功績、また、金沢駅付近連続立体交差事業に貢献されたご功績、昭和57年4月、能登島町民が夢の架け橋として待望していた能登島大橋開通に向けてのご功績、それから、国立金沢大学の総合移転整備、さらには、北陸先端科学技術大学院大学の誘致に関わられたご功績、挙げれば枚挙にいとまがありません。

当時中西陽一知事を支え、数々のご功績を打ち立てられた杉山栄太郎様、齢、享年100歳と聞いております。まさしく人生100年時代を象徴する、石川県を代表する偉人と申し上げて過言ではございません。改めてご冥福をお祈り申し上げたいと存じます。

ちなみに私は葬儀に参列をさせていただく予定であり、通夜には、徳田副知事に出ていただきたいと思っております。これ1点目です。

今日残りの6項目、最初に項目を全部まず申し上げますね。

1点目は、社会福祉会館の在り方検討委員会の開催、2点目は、別室登校対応の専任教員配置の案件、3点目が、石川県の県有林J-クレジットの販売、4点目が、いしかわ女性活躍合同企業説明会の開催、5点目が、能登地域の活性化に向けた道路整備の現状と見通しについて、6点目が、ゴールデンウィーク期間中の宿泊施設等の予約状況や、兼六駐車場の屋上の一般開放について、以下、資料をお示しもしながら、お話をさせていただきます。

社会福祉会館の在り方検討委員会の開催について

まず1点目、スライドの1ページ目でございます。社会福祉会館の在り方検討委員会の開催についてです。

金沢市本多町にある現在の石川県社会福祉会館は、昭和41年に建設後、築56年が経過し、施設の老朽化等が進行しております。今般、新たな会館の整備に向けて、県内の学識経験者や福祉関係者などからなる「石川県社会福祉会館の在り方検討委員会」を立ち上げて、5月1日、第1回目の検討委員会を開催することといたしました。

スライドの2ページ目、御覧ください。検討委員会は、福祉行政に幅広い知見を有する11名で構成することとしており、今後、近年建てられた全国の社会福祉会館の機能を踏まえつつ、研修機能や相談機能など、求められるコンセプトについて活発な議論を期待しております。

今後3回程度開催し、秋頃を目途に、検討会としての取りまとめを行います。年内には方針をお示ししたいと存じます。

別室登校をする児童生徒に対応するための専任教員の配置について

2点目、スライドの3ページ。別室登校をする児童生徒に対応するための専任教員の配置についてであります。

石川県の公立小中学校の不登校児童生徒数は、近年、増加傾向にあります。令和3年度は、小学校794人、中学校1595人となりまして、過去最多となっております。合わせて2400人弱がですね、不登校の児童生徒。

こうした中で、自宅と教室の中間的な場所である「学校内の別室」は、様々な理由で「学校に行けるが、教室には入りづらい」、「不登校になったものの、学校に戻りたい」という児童生徒にとりまして、安心できる安全な居場所となり、学びの場、学校や他者との繋がりの維持や生活リズムを見直す場として大変重要であると認識しております。

やっぱり健康診断とかね、給食をいただくとか、こうしたリズム感のある学校生活を経験していただく上で、別室登校は非常に貴重な場であると思っています。

そこで、今年度から義務標準法に基づく定数ではなく、県独自に、単費で経験豊かな再任用教員を別室登校している児童生徒の多い小中学校10校に、各校1人ずつ、専任教員として配置しました。小学校6校、中学校4校であります。

専任教員を配置した現場からは、まだスタートしたばかりではありますが、「今まで教室に行けない児童生徒は、保健室で養護教諭が対応することが多かったが、別室で専任教員が対応することで、安心して任せられる。」、「児童との関わりがとても温かく、意欲を上手に引き出しながら指導しているため、子供の表情がよくなってきている。」「管理職や担任、保護者、外部機関と積極的に連絡調整を行い、豊富な経験を生かした様々なアイディアを提案してくれるため、大変助かっている。」、こうした声が寄せられております。

不登校の要因は、児童生徒にとって様々であり、今後とも、今ほど申し上げた対応も含め、支援を必要とする児童生徒に寄り添い、きめ細かく対応していきたいと考えております。

昨日もですね、教育長会議に出させていただいたときに、別室登校に、この10名の再任用教員を配置したことについて、各市町の教育長より、大変効果が高いという報告もいただきました。まだ10人という数字でありますが、今年度の状況を検証しながら、1人でも多く増やしていきたいなと考えております。

石川県県有林J-クレジットの販売について

次にスライドの4ページです。3点目は石川県県有林J-クレジットの販売についてです。

2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、昨年改定した環境総合計画に基づき、石川県の特性に合わせた取り組みを進めています。

そんな中で、計画にも位置づけておりました、企業等が排出した温室効果ガスを森林の吸収量で相殺するJ-クレジット制度について、かねてから国に県有林を対象としたクレジット取得の申請をしておりましたが、この度、承認をいただいたところです。

県有林のクレジットは、今年10月からの販売を予定しており、購入希望者が購入しやすいよう、販売単価は全国的にも割安な1トン当たり4400円にすることといたしました。

販売に先立ち、早速、ゴールデンウィーク明けから、県内企業の皆さんに対する説明会を開催するなど、制度の概要や購入方法などを丁寧に周知してまいります。

県内企業へ売却したクレジットの収益は、今後の森林整備に活用することとしております。森林の公益的機能の向上に繋げ、カーボンニュートラルの実現に寄与してまいります。

いしかわ女性活躍合同企業説明会について

次です。4点目は、いしかわ女性活躍合同企業説明会の開催についてです。

総務省が発表した2022年住民基本台帳人口かつ移動報告によりますと、石川県では、女性全体の転出超過人数1277人のうち、20歳から24歳が935人、なんと7割以上を占めております。

これは、石川県には高等教育機関が集積し、多くの学生がいるにも関わらず、県内の短大、専門学校や大学を卒業した女性の多くが、就職のために石川県を離れるという実態を示していると言えます。

一方で、県内の女子学生の皆さんからは、「地元で活躍する先輩女性社員のリアルな情報が欲しい」、「結婚後もキャリアを生かして地元で仕事を続けたい」という声も多く寄せられておりました。

そこで、石川県としては初の取り組みとして、女性にとって魅力ある企業が県内にたくさんあることを知っていただくため、女子学生などを対象とした合同企業説明会の開催費を今年度当初予算に計上したところでありまして、このたび、5月26日金曜日に開催する運びとなりました。

対象は、就職を控えた女子学生はもとより、県内企業で就職をお考えの女性であれば、年齢、学年を問わず、どなたでも参加できます。製造業などの県内企業17社で活躍する若手女性社員から、キャリアステップや職場の魅力などの生の声を聞くことができます。

参加企業の業種としてはですね、食品製造3社、機械等製造3社、小売2社、金融保険2社、建設1社、運輸1社、飲食1社、情報1社、福祉1社、サービス1社、県警を説明に出させていただきます。

多くの女性の方に参加をいただいて、1人でも多く、県内での就職に繋がることを願っております。

能登地域の活性化に向けた道路整備について

続いて、スライド6ページ目、能登地域の活性化に向けた道路整備についてであります。

本格的な人口減少時代の到来を迎えて、特に能登では人口減少が顕著でございます。

能登での交流人口の拡大、移住・定住の促進を図るため、金沢など、時間距離の更なる短縮が重要です。のと里山海道の早期4車線化や、能越自動車道の整備が急務と考えています。

のと里山海道については、平成27年度より柳田インターチェンジから上棚矢駄インターチェンジ間の整備を進め、既に約6キロを4車線で供用し、今年度は上棚高架橋の工事にも着手するなど、整備を加速させております。

また上棚矢駄インターチェンジから徳田大津ジャンクション間については、今年2月、私自ら国交省へ行き、西田昭二政務官に対して、新規事業の採択を要望いたしました。

ありがたいことに、今年度からの新規事業着手が認められたことから、今週の月曜日には改めて西田昭二政務官を訪問し、お礼を申し上げてきました。

今年度は測量や設計を進め、柳田インターチェンジから上棚矢駄インターチェンジ間の整備に、間を置くことなく工事に着手できるように準備を進めてまいります。

もう一つの幹線道路である能越自動車道については、国で整備を進めており、このうち、

のと三井インターチェンジからのと里山空港インターチェンジ間が年内に供用予定と聞いております。

引き続き、これらの道路の1日も早い完成に向けて、国に対し、予算確保等をしっかり働きかけてまいります。

GW期間中の県内宿泊施設・交通機関の予約状況等について

次スライドの7ページです。ゴールデンウィーク期間中の県内宿泊施設や交通機関の予約状況等についてお知らせいたします。

県内の主要温泉地では、客室稼働率が4月20日現在で67.8%、前年比9.4ポイント増となっております。コロナ禍で途絶えていた団体客の客足が戻りつつあるといった声をお聞きしており、これから更なる予約の増加の期待大であります。

列車については、北陸新幹線、サンダーバード、しらさぎの予約席数は、いずれも前年に比べて大幅に増加し、コロナ前の水準に近づいています。

航空便についても、小松-羽田便、能登-羽田便の予約席が、いずれも前年に比べて増加し、コロナ前と比べても、7、8割程度に回復しております。

さらに、街中では、外国人観光客の姿も頻繁に目にするようになり、3月に兼六園を訪問した外国人観光客は、コロナ前、令和元年度の6割を超えるまでに回復しております。

マスク着用が個人判断になるなど、新型コロナの影響が弱まったことで、旅行需要が順調に回復してきていることを実感しております。

コロナ禍で大きなダメージを受けた県内観光産業の回復に向け、このような状況が持続することを期待しております。

私もこの連休中に、ガルガンチュア音楽祭、山中漆器祭、小松のこども歌舞伎まつり、九谷茶碗まつり、七尾の青柏祭など、妻と娘とともに、訪れる予定にしております。公務ではなく、政務であります。

ぜひ県民の皆様も、祭りを初めとした様々な行事にお出かけいただき、地域の魅力を改めて実感いただきたいと存じます。

併せて、先月全面供用した、新たな兼六駐車場についてお知らせをいたします。

観桜期の3月27日から4月2日の7日間、屋上を一般開放したところ、6000人を超える方が来場され、大変好評を博したところです。

当然、無料で開放しておりますが、来場者からはですね、観桜期以外の季節にも一般開放してほしい、こういう声がたくさん寄せられましたので、ゴールデンウィーク期間中も実施することといたしました。

期間は、4月29日から5月7日の9日間で、利用時間は、朝9時から午後4時となります。

警備員を2名配置します。これは利用者の安全確保のためです。すごい雨が土砂降りになったりしたら、これは閉じます。屋根がありませんのでですね。

ぜひ屋上から、兼六園の新緑など、大変美しい360度の眺望を存分に楽しんでいただきたいと考えております。

私からは以上となります。

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