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更新日:2023年10月20日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和5年10月19日 -

令和5年10月19日(木曜日) 11時30分~

記者

グリーンボンドについてですけれども、他県では即日完売するほどの人気のものと聞いておりますが、改めて投資する側のメリットをどう考えているかという点と、それを踏まえた呼びかけですね、あれば教えてください。

知事

根本的には企業のCSR活動という部分と、それから企業ですから稼がないといけません。稼ぐ目的がですね、石川県も目指しておりますカーボンニュートラル、地球温暖化対策に資する、自然環境保護に資する活動を行っていると。これが投資をされる企業の皆さん方にとっての、やっぱり社会的な使命を果たすということに繋がり、それを県がですね、金利は上乗せしてお出しいたしますのでですね、県としてもですね、2050年カーボンニュートラルを目指している国の方針と合わせて取り組んでまいりますので、企業の皆さんにもですね、自分たちの会社がいかに社会に貢献しているのかということをですね、多くの方々に理解していただく良い機会になると思いますので、ぜひご応募をお願いしたいと思います。

記者

資金用途をいくつか書いてあるかと思うんですけれども、石川の特色をというところでこれに活用していきたいと期待していることを教えてください。

知事

まずトキの放鳥に向けてですね、餌場の確保とか自然農法をお願いしておりますし、またこれは石川の特徴といえるかどうかと思いますが、昨今、熊さんが出て、また、富山県でしたよね、死亡事故がございました。大変ですね、憂慮しております。ということは、熊が山にいても安心して、餌を取って、暮らすことのできる、そして、人里に下りてこなくても良いような水際作戦こういったことにもですね、ちょっとやっぱり気を使って、使いたいと私は思っています藪を刈り払いするとかですね、様々な取り組みあると思いますので、改めて自然と、そして私達人間の生活との共生を目指すということも必要かと思っています。

記者

家事育児参画促進の点で、石川県が共働き家庭の男性の家事育児時間が全国最下位ということですけれど、これの要因をどう考えているかということと、知事の調理の動画、こういった取り組みによって、その現状をどう変えていきたいかというところを教えてください。

知事

そもそもですね、男性が家事育児を手伝うという発想自体が間違っています。自分の事を言うのもなんですが、とても家のことをするのは大好きです。自立した社会人として家事育児を我がこととして、男性も女性も取り組むということは当然のことでありますので、もしかしたらですね、男性は家事育児をしなくても、女房がやってくれるとか、お母さんがやってくれとか、誰かがやってくれるという甘えた根性が、男性にあるとしたら、それは間違っているということは、声を大にして言いたいと思います。

記者

石川が最下位っていうこと、どうしてだと思われますか。

知事

正直、私も最下位という不名誉な結果を聞いてちょっとびっくりいたしました。もしかしたら、男性自身がそういったことをしなくても良いという風潮に甘えてきたんだろうなと。逆の見方をすれば、女性の皆さんが、構いすぎて、もっと厳しくですね。子供の頃からしつけないと男性がですね、自分のお父さんみたいに、家事育児しなくてもいいんだと思い込んでしまう可能性もありますので、生活をしている以上は、ともに家事、育児、掃除、洗濯、お買い物、炊事等ですね。取り組むことが自然な家族のあり方だと私は思います。やっぱり意識の問題なんですよね。そこら辺、やっぱりそんなに肩に力を入れる話でもないんですが、やるのが当然ですよというふうに、また家事育児はですね、毎日のことでありますので、1日でも手を抜くと家の中、散らかったりして大変だったりしますが、まぁ1日2日、手を抜いてもいいじゃないですかと。やれるときにやりましょうよというぐらいがちょうどいいんじゃないかなと思います。

記者

最後に1点、県社会福祉会館の件なんですけれども、午後にはあり方検討委員会からの検討結果の提言があると思うんですけれども、改めてどのように議論を進めていくべきと考えていらっしゃるか教えてください。

知事

まず基本的にこの議論がなぜ起こったのかというのはご存知ですよね。現行の場所の建物が老朽化している。これ1点目。2点目はですね、機能強化。どういったことかたというと、社会福祉に関わる案件は極めてプライベートですよね。とするならば、障害を抱えている。また、離婚等を通じて、DVなどを通じてですね、家庭環境が、誰かがやっぱり仲裁に、サポートに入らないとというときには、プライバシーが守られる環境が施設としても必要だと私は思います。加えて、そのためにはですね、ある程度の駐車場も、ご用意申し上げる。また、相談支援をするためには、たくさんの専門職種の方に関わっていただくと、弁護士さんもそうですが、社会保障に関わる専門性のある方とか、児童福祉士の方とか、介護福祉士とか、社会保険労務士さんなんかも、そうでしょう。あらゆる専門職種の方にやっぱり関わっていただくことが必要であり、児童相談所等については、早めにですね、警察の方にも相談をどうぞというふうにご推奨しております。また、警察OBの方にも関わっていただいておりますので、そういう方々が日常的に出入りをしていただくという上での秘匿性、個人情報の保護、この機能性に考えれば、やっぱり相談支援室といったものはですね、無味乾燥な四角い部屋だけではなくて、やっぱり相談者に配慮したしつらえも必要ではないかと思いますし、また、小規模、中規模、大規模と団体の皆さんが活動、会議等されるときの、やっぱ会議室のあり方も必要でしょう。そういった機能性については今般、全ての関わる団体の皆さんに、半年近くインタビューをしながら、ご要望もいただいておりますので、それらを盛り込んだ施設としてのあり方が必要だと、こういうふうに考えています。

記者

家事動画の関係で知事の名前を冠した馳丼というのが紹介されてますけど、これいつ頃どういう形で開発されたのか、開発秘話、周囲のご家族からの感想などあれば伺えますでしょうか。そういうストーリーをぜひ。

知事

私がプロレスラー時代に、ということは、1986~87年、この辺りですね。海外で武者修行していたときに当然貧乏プロレスラーでありましたし、我々プロレスラーは入門して半年から1年はちゃんこ番をしなければなりません。お料理は、そのときに、先輩から厳しくですね。お買い物から作り方、片付け方まで指導いただいて、各自がですね、面白いなと思ったんです、誰にもないオリジナルのメニューを作るように指導を受けました。これはプロレスラーが、みんなと同じプロレスをしちゃいけないのと同じように、お料理も工夫して、自分の故郷、あれ自分のお母さんの味とかね、郷土料理とかですね、それで、私はカルガリーにいるときに、車の移動が多かったんですよ。片道短くて3時間、長いときは24時間車で移動する、そういうときによく弁当を作っていきましてですね、ときに栄養のある弁当、二つ作っていくときもありましたが、そのときに編み出した技であります。馳丼。美味しいですよ。娘は大好きであります。妻は私以上にお料理のプロでありますので、鼻で笑ってますがね。でも作ると喜んで食べてくれます。

記者

こういうですね、プロレス時代からの料理を披露すれば、全国プロレスファンからも注目を浴びると思いますが、そういうご予定は今後ありますか。

知事

今後、今でも何十種類もレパートリーはありますが、開発をして、発表していきたいと思いますが、戦略広報監が認めてくれるかどうかですね。

記者

グリーンボンドの件についてちょっと2点お伺いします。今年来月になりますけれども、総務省が全国の自治体ですね、共同発行するということで、石川県は多分参入はされてないですよね。1県だけちょっと非公開だったもんで、ひょっとしてと思ったんですけど。単独発行とした狙いとか目的についてお伺いしたいと思います。

知事

特にございません。石川県として積極的にこれは取り組んでいくべきだと、私の指示のもとにですね、担当部局で検討してくださったと。そして、協力いただく金融機関とともに練り上げた案であると、こういうことであります。

記者

もう一点ですね、自由度の高い他のSDGs債ですとか、PRという点では法人向けもいいんでしょうけども、例えば個人向けの公募債を発行していくお考え等あればお伺いしたいと思います。

知事

検討課題です。

記者

可能性はあるということで。

知事

そういうことです。

記者

一度お話伺っていることかと思うんですが、改めて、百万石文化祭が始まりました。14日の開会式いかがでしたでしょうかという感想と、陛下とどのようなお話をされたか、また11月26日まで続きますが、今後、文化祭はどのようなものにしていきたいか、期待を含めてお願いします。

知事

開会式は、野村萬斎さんと終わった後に、夜ちょっとメールでやり取りいたしました。萬斎さんからも、馳さんどうでしたと、感想を求められたのですね。この文化という珠玉の珠をそれぞれの子供たちが繋いでいくというストーリーに感銘をいたしましたし、最後はまさかボレロで締めるとは思いませんでした。いつもボレロの場合にはですよ、あれ前に飛び降りるんですよね、最後のところ、こうやって。ボレロは最後前に飛び降りるんですよ。それが、後ろに飛び降りて、その瞬間に子供たちがぱっとこう前に出てくると。なるほど。繋いでいくというコンセプト、そして若者たちに石川県の文化の珠、珠玉の玉ですから、エッセンスですよね。そのコンセプトが非常にわかりやすく表れていたという、私はそういう感想を持ちました。両陛下とはその日の夜に、県政報告の場を持ちましたときに、大変感銘をしておられました。そういう意味ではですね、天皇皇后両陛下はおそらく全国の国民文化祭を回っておられます中で、石川らしさという表現をしておられましたが、石川らしさが表現されていましたねと。私なりにその陛下のおっしゃった石川らしさというのが、まさしく文化絢爛と。伝統芸能であったり、食文化であったり、お祭りであったり、また、書道のデモンストレーションや華道のデモンストレーション、お茶のデモンストレーションもありましたよね。そういったことが、まさしく融合したですね。クリエイティブな想像力のある文化絢爛という、そのことを表現されたんだろうなと私は思いました。そして、11月26日まで、皆さんご覧になったかもしれませんが、例えば、金沢城公園のプロジェクションマッピングのチームラボの作品もそうですし、やっぱり新たなチャレンジを、伝統文化、時には格式といったものがですね、重んじられる文化の世界で、より創造性のあるですね、文化のコラボが生まれることを願っておりますし、これが一過性のものではなくて、来年の東アジア文化都市、この事業にも繋がっていくということを願っております。いろいろポスト国民文化祭については、県民スポーツ文化部長のところでいろんなアイディアを仕込んでいただいておりますので、また部長に質問してあげてください。言えるところまで言うと思いますが。

記者

今日発表のあった案件ではないんですけれども、知事が先ほどの動画で着られていたツエーゲン金沢についてお聞きしたいと思います。新スタジアムが2月に供用開始だと思うんですけれども、日曜日に降格する可能性があるっていうことで、どのように見ているかをお願いいたします。

知事

大変心配しております。と同時に、スポーツの世界は残酷なものでありまして、昨日のクライマックスシリーズ見ててもそうですよね。タイガースが、またパ・リーグの場合にはオリックス、つまり、お互い頑張っているけれども、現実的に結果が出ます。その結果が出たことをやっぱり、ツエーゲンがこれでおしまいになるわけではありません。降格しようがしまいが、私達はツエーゲンの文化を守り育てていかなければいけない。私も取締役の1人として、今後より一層ツエーゲンを育てていきたいと思っています。新たなスポンサーの獲得も必要であります。しかし、ファンからすれば、何やってんだと罵声を浴びせることもご自由であります。むしろ、選手諸君、私共運営に携わる者はですね、そうかといって選手ばかりを責めるのではなくて、勝負である以上は勝つためにどうすればいいのかということを常に考えて取り組む必要があると思っています。個人的に言えばですね、やっぱり若いストライカーを高いお金を使ってでもいいから、スカウトして欲しいですよね。決定しなきゃ点を入れなきゃ勝てないんだから、うん、誰もがわかってますけどね。守りを強くするというサッカーよりも攻めて攻めて攻め抜くという、そういうツエーゲンにしてほしい。そのためには、もう90分、いや120分でも走り回れるような決定力のあるストライカーをやっぱり、2人ぐらい取ってほしいですよね。ただ、そのためにやっぱりスポンサーを新たに呼び込んで、他のチームに先駆けて、そういう選手を獲得できる資金も必要でありますから、そういった点不断の努力をしなければいけないと思っています。

記者

グリーンボンドの件なんですけど、通常、環境債に関しては、利率をちょっと低めに設定できるっていう発行元には利点もあると思うんですが、今回その国債よりも上だよというふうにされてるのはなぜでしょうか。

知事

わかっててお聞きいただいてるのかもしれませんが、やっぱり、県としてもですね、この環境の案件ですね、様々な事業がありますけども、この案件にぜひですね、参加をしていただきたいと。低く設定することもできますが、むしろちょっと高めに設定することも必要なのではないかというふうに思っています。つまりそれだけのですね、価値感を持って、参画をしていただきたいという趣旨であります。

記者

知事の動画についてなんですが、こちら、知事は料理動画を主に公開していく予定なんですか。何か洗濯とか他の家事とかは。

知事

先ほど申し上げたように全国最下位であるということは、共働き家庭の男性の家事育児の参加が36分と1日で最も少ない。したがって、お買い物の動画も作りますし、お料理の動画も作りますし、洗濯の動画も作りますし、片付けるという動画も作りますし。やはり家庭生活をしていたら、ちょっと言葉語弊がありますけど、様々なことを、次から次と同時並行でしなければいけないですよね。ほっといたらどんどん溜まっていきますよね。それから、そもそもそういったことをすることが、自分の仕事ではないと勘違いしている人もいます。改めて、家族である以上はみんなで家の中を綺麗にしておいたり、また、お料理を作るにも工夫すれば工夫するほど美味しく食べることができたり、また、残飯と言いますけど、ゴミとかをですね、できるだけ出さないように工夫することも必要ですし、私はそういうことを日々繰り返すことによって、仕事に対する姿勢とか、地域社会で近所の人と仲良く付き合っていく上で必要な素養が磨かれると思っています。改めてですね、こうした家事育児に参加することが特別なことではないということを、動画を通じてもですね、お伝えしていきたいなと思っています。

記者

この全国最下位という数字は、前年から唯一減少している都道府県で、別の数字でフルタイムの仕事に従事する割合で、男女比が最も少ない都道府県であるということも知事ご存知ですか。

知事

よく存じておりますし、そこがなぜなのかというご質問は先ほどありましたが、私はこういう結果が出る以上は、県民性といっても過言ではないと思います。もしかしたら、誰もが特に男性、もしくは、それを黙認している女性も含めてですね、そんなもんだと思っているとしたら、それは大きな勘違いではないかということを伝えていきたいと思います。

記者

世の中にこの知事のクッキング動画だけではなくって、ネット検索すれば、いろんなレシピが出てきたりとかする中で、やっぱり馳知事がやる意味っていうところは、やっぱり県民の意識改革っていうところに向けられているということなんでしょうか。

知事

意識改革だけではなくって、行動変容を促していくと。確かに私も、もしかしたら忙しい仕事なのかもしれませんが、もう誰だって忙しいんですよ。1日24時間しかないんだから。そこをいかに工夫して、楽しく、家族が同じ家の中で暮らしていくのかという工夫の問題じゃないかなと私は思っていて、いわゆる意識改革だけではなくて、それが行動に移されなければ意味がないと。そして、それも3日とか1週間じゃ駄目ですね。ずっとやっていくっていうことはですね、我慢しながら、やるのか、もう当たり前のことだと思って楽しくやるのかの違いだと思います。私の話を今ほど内田総務部長が納得してうなずいていたようにですね、誰もがですね、家庭の一員として、関わっていくということが大事ですよと、そのことを動画で主張したいと思います。

記者

最後にどんな人に県民の主に家庭を持っている男性の方なのか、家族で見て欲しいのかどういった状況の方に見てほしいか一言お願いします。

知事

一番お願いしたいのはですね、60過ぎて定年退職した男性に見てほしいですね。

記者

理由もあれば。

知事

理由はわかんない。

記者

一番関わってないのかなというようなところですかね。

知事

良いヒントをおっしゃられましたよね。最近は定年が65まで延びたりしておりますけれども、定年をして、仕事という一つの重荷を下ろしたときに、その男性が家の中で、町内で、関わる人、どれだけいるんですか。そのときに積極的に関わろうとする、自分の日常の生活から見直すか、あるいは家事もしない、育児にも関わらない、人と関わることをやめたですね、高齢男性のお1人様は、そんなつまらない人生はどうなんかなと私は思っています。個人の価値観かもしれませんが、できればですね、地域の様々な活動に参加をしたり、もうちょっと突っ込んで言うとね、近所の人の名前さえ知らないんだから、それでいいのかなとなったら、これは今度知事として申し上げれば、万が一の災害があったときに、近所の人が誰がいてどういう名前でどういうことをされている方々という、普段のお付き合いがなかったら、それこそ災害が、被災者としてですね、大変だと思います。私やっぱり地域社会で近所の人が、顔と名前がわかって、朝会ったら、「おはようございます」と挨拶したり、近所を散歩してたら「どうも」って言ったりする、そのきっかけもですね、一つはですね、やっぱり自分で自分のことがちゃんとできるということだと私は思います。家事育児は、自分のためではだけではなくてですね、いろんな人と繋がるですね、原点だと、こういう私なりの思いがありまして、改めて定年退職した後、仕事をしなくなった後、家で高齢の男性が、特に男性がですね、お1人様として切ない人生を送るよりも、最後の死ぬ瞬間にですね、楽しい人生だったなと、近所の人にも自分なりに貢献できたのかなとか、そういうやっぱり思いを持ってもらいたいなと思います。

 

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