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更新日:2010年8月24日

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6.森-川-海の共生メカニズムに関する研究(第4報)

予算区分      県単
研究期間      平成8年~11年
担当科名      育種科
担当者名      矢田  豊・千木  容・八神  徳彦

I.目的

  水源流域の森林、および関連生態系の健全性を保つための調査研究と、各種状況に対応可能な管理体制構築のための技術開発は、早急に取り組まなければならない最優先課題の一つである。そこで本課題では、森林を含む流域生態系、そして沿岸海域生態系を「水の流れ」によりつながるひとつの環境単位として捉え、その中での森林の位置づけを明確にし、森林管理の役割を定量的に評価・情報提供するための技術開発を実施する。

II.試験内容

  今年度は、1.水源地帯の森林成立に大きく関わる、樹木の耐雪性に関する画像解析調査(成長期・積雪期の継続観測)、2.森林の管理業務と情報公開に有効な、簡易GISソフトウェアの開発、3.水源林等の健全度評価法としての樹幹表面温度測定法の開発を行いナラ集団枯損地における観測を実施した。

III.試験結果

1.樹木の耐雪性に関する画像解析調査

  観測技術を確立する事ができた。今後実用的調査観測への応用が可能である。

2.簡易GISソフトウェアの開発

  平成12年1月に簡易GISソフトウェア~IBIS Ver.1.0をWWWで公開した。

3.樹幹表面温度測定法の開発

  ナラ集団枯損被害地における観測で、カシノナガキクイムシの穿孔による樹幹水分通導状況の変化を把握することができた。今後の改良により、より広範な樹木の“健全度”評価手法として使用可能である。

IV.考察および今後の課題

  流域森林管理に必要な各種技術の開発と運用システム評価を行うことができた。今後要請に応じ、実際の流域森林管理技術への適用と継続研究開発を進めてゆく。  今年度の主な成果発表状況は下記のとおり。
1)スギ幼齢木の冠雪と樹幹倒伏 -デジタルカメラによる自動連続記録-,1999年度日本雪氷学会全国大会(ポスター発表,1999)  2)bitmap画像処理方式を採用した簡易GISソフトウェアの開発,中部森林研究48(2000)  3)ナラ類集団枯損被害地における樹幹表面温度の継続測定 -樹木衰退度の指標としての可能性-,第111回日本林学会(口頭発表,2000)

 

お問い合わせ

所属課:農林水産部農林総合研究センター林業試験場

石川県白山市三宮町ホ1

電話番号:076-272-0673

ファクス番号:076-272-0812

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