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更新日:2010年9月21日

手取川流域の珪化木産地・山科の大桑層化石産地と甌穴

手取川流域の珪化木産地

中生代ジュラ紀後期~白亜紀前期(珪化木)
白山市白峰(白山市管理)
指定地域  湯の谷247.87平方メートル

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国指定天然記念物  昭和32年7月10日指定

石川・福井・富山・岐阜の各県にまたがって、中生代ジュラ紀後期から白亜紀前期(約1億5000万年前)に裸子植物を主とし、シダ植物を混じえた広大な原始林が繁茂していたが、中でも手取川上流域の各所には過去の植物の繁茂の様子を今に伝える、日本最古と推定される珪化木林が散在している。これらの中でも、湯の谷・柳谷・目附谷・百合谷・桑島一帯では珪化木が多く発見される。
この珪化木は、ゼノキシロン  ラティピロサム(Xenoxylon latipirosum)という、裸子植物に属する一種ではなかろうかと推定される所属未定の化石で、立木の状態で手取層群の地層の中に埋没された、いわゆる直立樹幹であり、明瞭な年輪が認められることから、ジュラ紀~白亜紀頃の中部日本の気候に寒暖の周期的変化のあったことが推定され、学術的にも貴重である。
また、珪化木を包含する黒色頁岩と砂岩の互層からは、桑島の化石壁のようにシダ植物や裸子植物の葉片化石50以上の種が検出され、これらは手取植物群に属する化石として、世界的にも著名である。
昭和60年「石川県の文化財」より

 

山科の大桑層化石産地と甌穴

新生代新第3紀鮮新世末-第4紀更新世前期(化石層)
金沢市山科町(金沢市管理)
指定面積  1800平方メートル

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国指定天然記念物  昭和16年1月27日指定

伏見川が低山・丘陵から沖積低地に出る山科の丘陵地一帯には、新第3紀鮮新世末から第4紀更新世前期?頃に浅海底で堆積した白色凝灰岩薄層を伴う暗青灰色粗粒砂岩よりなる大桑砂岩層が分布し、その中には厚さ10~50センチの貝類を主とする化石床が層理面に平行に挾在されている。この化石類にはキリガイダマシ(Turritella saishuensis)・サラガイ(Peronida venulosa)・エゾマキガイ(Glycymeris yessoensis)などの貝化石が多く、これらの現生種や類似種は日本海側の北陸以北に生存する寒流系の貝類を主とし、当時の日本の動物群を代表するものとして、多くの研究者によって調査され、「大桑・万願寺動物群」と呼称されている。
また、両岸の均質な砂岩よりなる岩盤には円礫が河川の急流と相まって穿った大小さまざまのつぼ状の甌穴が散在し、この辺一帯の峡谷美と共に、河川の営力による浸食作用の代表的現象として学術的価値が高い。
昭和60年「石川県の文化財」より

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

Email:bunkazai@pref.ishikawa.lg.jp

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