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更新日:2015年11月5日

栢野の大スギ・御仏供スギ・八幡神社の大スギ

栢野の大スギ

菅原神社  加賀市山中温泉栢野

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国指定天然記念物  昭和3年11月30日指定

菅原神社参道の西側にあり、根元の北は南より低い。高地面側に沿って測った根元周囲約11.6メートル(径3.41メートル)、胸高幹周囲9.6メートル(径3.0メートル)、地上4.9メートルでは東西2支幹に分岐する。東の幹囲5.1メートル、西の幹囲5.75メートル、分岐部直下の幹囲は約9メートル、樹高は約54.8メートルで、県下屈指のものとされる。なお、境内には胸高幹周囲8.8メートル、6.65メートル、7.8メートルの3株が並立している。推定樹齢は2300年といわれる。近くの菅谷町の八幡神社の大スギとともに、この地域の原植生時代の林相の残存と見られている。
スギは日本特産で、本州全域・四国・九州・屋久島に分布するが、古来、日本民族の生活環境に最も密接した利用形態の広がりをもち、野生は激減し、野生地の少ない本県では、白山山系のブナ帯上部にわずかにこれが見られるにとどまる。平地、低山帯にあって実生と認められる本樹は、森林を神域としてきたために残された物で、生育年代を明らかにするほか、巨木によせる信仰の古さを物語る。
昭和60年「石川県の文化財」より

 

御仏供スギ

白山市吉野(白山市管理)

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国指定天然記念物  昭和13年8月8日指定

雲竜山の麓の水田の中に立つ巨木で、幹は地上約1メートルの位置から南方に1本の太枝を出し、さらに高さ8メートルほどの間に十数本の巨大な枝を分岐せしめている。根元周囲約7.6メートル、高さ約18.7メートル、枝張りは東方・西方ともに約11.5メートル、南方12.4メートル、北方約14.4メートル、樹被は東西23メートル、南北27メートルに及ぶ類楕円形で樹高18.7メートルより枝張りの長さが大きい。したがって、樹形は円筒状を示し、頂部がやや円錐状を呈している。おそらくは、地下水が浅いため、根を水平に近く広げ、さらに下部の分岐も水平に延長せしめたものと見られるが、昭和2年(1927)に、降雨、落雷による主幹上部の損傷を受け、近年にもシロアリ蝕害による一部の樹皮伐採があった。
南北朝時代の初期に吉野祇陀寺を開いた祖継大智が、この地を去って肥後に帰るにあたって植えた供養樹であると伝えられ、また、明峰素哲が、のちに祇陀寺に隠居して入寂したとする異伝から、このスギの大木を明峰の墓標とも説かれてきた。樹形からは「倒スギ」の別称も与えられている。
昭和60年「石川県の文化財」より

 

八幡神社の大スギ

八幡神社  加賀市山中温泉菅谷

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国指定天然記念物  昭和18年8月24日指定

大聖寺川を隔てて、同じく天然記念物の大スギをもつ栢野とともに、河岸段丘上に成立した菅谷の集落の神域内に、神木としてこの大スギが存在している。俗に「菅谷の三又スギ」といわれている。樹高38.5メートル、地上1メートルの盛り土上の根元周囲7.6メートル、胸高幹周囲7.3メートル、更に地上3.85メートルのところで三岐し、ほぼ同じ太さの3幹となっている。枝張りは東方9.25メートル、西方9.9メートル、南方7.85メートル、北方6.3メートルあり、姿態の美しさを讃えられている。
樹齢推定は、2280年または600年と文献によりまちまちであるが、近年、スギの樹齢測定に関する規格的方法が示されてきているので、これに従うときは後者の推定をとるのが正確に近く、同じくその方法では栢野の大スギも約700年の樹齢と見られる。ただし、スギは青森県下北半島から鹿児島県屋久島まで、それに平地から山地にかけ甚だしい気候風土の隔差の中に、約150の品種ないしクローンをもっていると認められるため、個体の生長に関する偏差値設定も確立していないことを断らねばならない。
昭和60年「石川県の文化財」より

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

Email:bunkazai@pref.ishikawa.lg.jp

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