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更新日:2010年4月5日

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県議会の議案説明要旨 - 平成17年2月22日 - 8 良質な社会資本の整備

◎  主な施策の概要について

8 良質な社会資本の整備

第八は、「良質な社会資本の整備」についてであります。

昨年は、小松空港が国際化に向けて大きく前進した年でありました。春先のソウル便、カーゴルックス便の増便に続き、欧米路線と直結する成田便が就航いたしました。さらに、念願でありました上海便も就航し、現在のところ冬場のオフシーズンであるにもかかわらず、好調な利用状況が続いております。引き続き、これらの路線について、旅行会社との連携を図りながら、キャンペーンの実施など利用促進策を積極的に講じてまいりたいと考えております。また、小松空港では、平成十八年度の完成を目指して滑走路の改良・嵩上げ工事が進められており、来月十七日には、仮滑走路が供用開始される予定となっております。この仮滑走路の完成により、特に、貨物については、三大都市圏へのアクセス面での優位性と相俟って、積載制限の緩和による小松空港の物流拠点化の進展が期待されるところであります。今後とも、小松基地並びに空港周辺住民の皆様方のご理解とご協力を得ながら、日本海側の拠点空港として、また、北陸の国際空港としての発展に向け努力してまいる所存であります。

能登空港につきましては、羽田便の利用者数が、前年実績を上回る形で堅調に推移しており、能登、小松両空港を利用した広域観光の流れも定着してくるなど、首都圏での誘客キャンペーンの効果も着実に現れてきております。また、昨年から就航している台湾等からの国際チャーター便は、地元経済にも大きく寄与しているものと考えており、引き続き支援してまいりたいと思っております。今後とも、地元市町はじめ、関係諸団体と一丸となった空港の利用促進策を進めるとともに、伊丹便など新路線の開拓も視野に入れながら、能登空港の機能向上のため、幅広い取り組みを進めてまいる所存であります。

北陸新幹線については、冒頭で申し上げましたが、昨年末、金沢への延伸が決定されました。振り返れば、昭和四十二年の北回り新幹線建設促進同盟会の結成以来、整備五線の計画決定、建設計画の凍結など幾多の変遷を経て、今日の成果を得たものであり、ひとえに、永きにわたる県民一丸となった取り組みの賜物であると考えております。全ての県民の皆様方とこの大いなる喜びを分かち合うとともに、これまでご尽力いただきました多くの方々に厚く御礼を申し上げる次第であります。今後は、一日も早い開業に向け用地取得等に最善を尽くすとともに、金沢車両基地以西の早期全線整備に向け、沿線各県と連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、引き続き努力をしてまいる所存であります。

のと鉄道穴水・蛸島間については、本年三月末をもって廃止となりますが、四月からのバス運行を円滑に開始するため、全線においてバスの試験運行を行うなど鉄道に劣らない利便性の確保を図るため万全を期してまいります。また、定期利用者や六十五歳以上の高齢者の方々に対しては、のと鉄道並みの運賃とするための支援制度を設けることといたしました。さらに、現在、廃止後の駅周辺の活性化や駅舎等の利活用策を沿線市町とともに検討しておりますが、特に、穴水駅を含めた主要四駅周辺については、国の全国都市再生モデル調査事業を活用し、幅広い検討調査を進めております。例えば、宇出津駅の跡地利用に関し、バスターミナルとしての交通機能に加え、道の駅、鉄道記念コーナーなどの交流拠点機能を持ち合わせた複合施設の整備をするといった構想案などが検討されており、今後、これらの実現に向け、できる限りの支援をしてまいる所存であります。

道路網の整備については、県土ダブルラダー構想の実現に向け、金沢外環状道路海側・山側幹線、南加賀道路や珠洲道路などの整備を推進してまいります。なお、平成十七年度末には、金沢外環状道路山側幹線が全線開通する予定であり、石川・富山両県で整備を進めてきた県際道路国道三百四号東原バイパスも両県同時に供用開始いたします。

県都金沢を流れる犀川の治水対策については、「犀川水系河川整備計画」策定の中で検討してきたところであります。この計画では、現在進めている河川改修を推進するとともに、辰巳ダムについては、「犀川水系流域委員会」で議論された結果を尊重し、ダム位置の変更により辰巳用水の取水口を保全するとともに、洪水時以外は水を貯めない洪水調節専用ダムとすることといたしました。今後は、建設に向けて地質調査や設計を進めるとともに、ダムのデザインについても景観や環境等に配慮することとし、有識者による委員会を設置し、検討してまいりたいと考えております。

また、昨年六月の景観法の施行に伴い、本県の良好な景観を積極的に創出、保全し、観光振興や交流人口の拡大など地域の活性化につながる景観施策を展開するため、いしかわ景観づくり計画を策定することとしております。

 

以上

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