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更新日:2010年4月5日

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県議会の議案説明要旨 - 平成17年2月22日 - 人口減少時代への対応について

◎  人口減少時代への対応について

本日、ここに、平成十七年第一回県議会定例会が開かれるにあたり、提案をいたしました平成十七年度一般会計予算及び特別会計予算並びにその他の諸議案につきまして、その大要をご説明申し上げます。

二十一世紀の我が国は、人口減少時代であると言われております。国の研究機関の報告によれば、我が国の人口は間もなくピークに達し、以降は長期の減少過程に入ると予測し、この見通しはほぼ避けることのできない現象であるとのことであります。日本海側で、戦後、一貫して人口増加を保ってきた唯一の県である本県も例外ではありません。

このような時代を迎え、今後の県政の重要な課題は、人口減少の大きな要因である少子化の進行に少しでも歯止めをかけることであり、また、人口減少が地域の社会や経済にもたらす様々な影響を克服する対策を講じていくことであります。また、何よりも重要なのは、「縮む社会」という消極的な発想に陥ることなく、先導的な施策を積極的に展開することにより、本県の活力を維持、向上させ、明るい未来を切り拓いていくという姿勢であると思います。そして、今世紀は、時間と距離の制約を超え、人、もの、情報が、地球規模で飛び交う世界でもあります。この時代の風をしっかりと捉え、地域の総合力を底上げし、国内外との交流人口を増大させることに全力を挙げて取り組んでいく所存であります。

幸い、本県では、一昨年七月に能登空港が開港いたしました。小松空港についても、昨年、成田便、上海便が相次いで就航するなど国際空港としての機能が飛躍的に向上しております。また、月浦白尾インターチェンジ連絡道路の完成により、能登半島と全国の高速交通ネットワークが直結するなど、国内外との交流を支える基盤整備が着実に進んでおります。これらに加え、昨年末、本県に大きな朗報がもたらされました。北陸新幹線の金沢延伸が決定されたというものであります。フル規格により、平成二十六年度末の完成を目指すこととし、国の平成十七年度予算案に、富山・石動間、金沢・金沢車両基地間分として三十億円の事業費が計上されたところであります。

このように強力な広域交流基盤を手にした本県にとって、今後は、それを有効に活用するための戦略創りとそれを支える体制整備、そして訪れる人々を惹きつける地域の資源に磨きをかけることが課題であり、来年度はそのための第一歩にしたいと考えております。

本県には、加賀百万石という環境で熟成してきた華やかな中にも凛とした文化があります。また、四季折々の風情を奏でる自然環境が数多く残っております。私は、本県がこのような優れた地域資源と整備の進んだ交流基盤を活用することにより、人口減少時代における真の豊かさの創造と活力ある地域社会を達成できるものと確信しており、果敢に挑戦をしていきたいと考えております。

 

以上

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