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更新日:2013年8月14日

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パネルディスカッション「クマの分布拡大に対し今、私たちにできることとは」(抄録)

  • (丸山コーディネーター)

日のパネルディスカッションの進め方は、まず最初に石川県環境部自然保護課の野崎さんから石川県におけるツキノワグマの現状、それから県の対応方針について報告を、その後、各パネリストからそれぞれの活動状況、問題点、お互いの意見交換という形で進めさせて頂きたい。

  • (野崎パネリスト発表)

成19年に入り、全体では石川県内での出没件数は85件あり、そのうち15件は宝達志水町、中能登町で見られている。役場近くや海岸近くのゴルフ場近くにも出没している。宝達志水町の方でも捕獲用オリを設置するために予算化したと聞いている。

成15年から平成19年までのクマの出没数の月別変化を示すと、平成16年の大量出没の年では、5月頃からでだして8月に一旦下がり、9月、10月に急激に出没した。平成18年は平成16年ほどでないが8月に一旦下がり、9月、10月にピークを迎えている。今年は、平成16年の状況に近く7月、8月にでて、9月以降に急激に増え平成16年並の出没になるのではないかと恐れを感じている。

サ資源調査、ブナ、ミズナラ、コナラの作柄について、平成16年はブナ、ミズナラ、コナラが不作で大量出没、平成17年には、ブナは大豊作、ミズナラ、コナラは豊作でほとんど出没がなかった。平成18年は、ブナは不作、ミズナラ、コナラは並作であったが出没が多かった。今年は、ブナは不作、ミズナラは並作、コナラは並作から豊作の見込み。エサのデータからだと平成18年に近い。

マの出産と子育てについて、クマの交尾期は6月から7月、受精しても受精卵はすぐに着床しない。10月から11月頃に栄養状態が良くなると、着床して成長が始まり、翌年の1月か2月に200グラムくらいの子グマを産む。平成16年は、不作で受精しても流産した雌グマが多かった。平成17年は、大豊作でクマのベビーブームがおこり、平成18年の1月、2月にたくさんの子グマが生まれ、平成19年の春まで、母親と一緒に行動していたのが、今年の5月、6月には親離れして世の中にでてきた。

年の結実については、ブナが不作で心配である。出没状況は、平成16年、平成18年に似ている。子グマが多い。中能登での出没件数が多い。全体として、エサの多い低標高地への圧力が高っている、このため出没に対する注意が必要ということが考えられる。

成16年の大量出没の反省を生かし、なぜ大量出没が起こったかの検証のための緊急調査を実施した。1番目の課題として、出没への備えのためどうするのか。最優先に人身被害を防止するためにどうするかということで、出没対応マニュアルの策定、市町村職員等の研修会も開催した。2番目の課題として、クマと人との住み分け方策の確立のため、目標としての望ましい姿、分布の状況、個体数がどのくらいがいいのかという目標値を決める。3番目の課題として、県民とともに考える行動ということで、昨年、一昨年に引き続きシンポジウムを開催した。それから、県民の方にも参加いただき一緒に行動するというボランティア活動を推進することを3つの課題としている。

とクマの共存とは、トラブルを抑制すること。中長期では大量出没を回避する。分布を限定する。個体数を抑制する。クマの住みやすい生息環境の保全を行う。被害を抑制する。これには、人身被害と農林業被害がある。人身被害の防止については、出没時の対応、出没の予測(エサ資源調査と注意情報・警戒情報を出す)がある。農林業被害に対しては、防護柵、植林木に対してはクマ防止ネット巻きとクマの捕獲を行う。

のような対応策の一方で、調査も実施している。平成17年から19年までの個体数調査として、春の残雪期に直接観察を行っているが、大変むずかしく、かなりのバラツキがある。平成17年の春はブナの花が満開で、クマがブナの花を採食し見つけやすかった。平成18年は、残雪が多かったことと、クマのベビーブームであったことから少なかった。子持ちの母グマは越冬穴からでてくるのが遅いため、調査時期にはまだ越冬穴にいたために少なかったと考えられる。そして、今年は0.64頭/平方キロメートル。ヘアートラップ調査も行い、全体的な推測値を検討する。ヘアートラップ調査とは、エサ(ハチミツ)の周りに有刺鉄線を張り巡らし、クマがハチミツのにおいにおびき寄せられ入ると、毛が有刺鉄線にくっつく。その毛根部からDNAを抽出し個体識別を行う。そのことにより、このトラップに何頭のクマが入ってきたかが判る。昨年、白山市と小松市で実施した。白山の方で20平方キロメートルの中に50頭以上のクマを個体識別した。ちょうど調査を実施した時期が9月、10月と重なったため、出没の過程を示すような、増加を示すようなデータがとれた。

標達成のための考え方として、生息環境管理、被害防止、個体群管理の3つの管理を総合的に推進していくこととしている。

成16年の大量出没に対応して、出没対応マニュアルを作成したが、これにより県市町、関係機関、地域住民の3者の役割分担を明確にした。

後の見通しについて、イノシシ、ニホンジカもクマに続いて増加してきている。クマ以外の野生動物がどうなるか。1978年と203年の分布面積変化は、イノシシで7.3パーセントから19.7パーセント、ニホンジカも0.4パーセントから5.1パーセントに拡大している。これまでは、集落があり、集落の周りに耕地があり、耕地の周りに里山があり、里山の周りに奥山があるという形、構造を持っていたが、これがくずれて里山がほとんど放置されたまま、耕地も耕作放置という形でなくなり、奥山がどんどん集落地に近づき、極端な話、奥山と集落しかないという形が将来見えてくる。さらに、野生鳥獣も集落地に接近してくる。重なってくる状況にある。

成18年の大量出没の反省をしてみると、人身被害防止を最優先に取り組んだが、4名の人身被害が発生した。分析すると、集落の中で、朝早くクマに遭って被害を受けた。カキの採食による集落内徘徊クマをどうするかということで、カキの木のトタン巻きを行ったり、追い払いを行ったりしているが、最終的に必要なのは、誘因物の除去がなければ、クマは集落地までやってくる。これを徹底しなければならない。それから、平成18年の反省のもう1点は、出没予測をしたが、予想以上の出没となった。もう少しこまめな注意情報をださなければならない。できるだけ早く注意情報を出さなければならない。さらに、大量出没の原因として、平成18年に里山においしいものがたくさんあると学習しているということも考えていかなければならない。

マとの住み分けは、なかなかすぐにはできない。二十数年間でクマは我々のすぐ近くにまでやってくるようになった。元に戻すには、やはり同じぐらいの時間がかかるかもしれない。でも、やっていかなければならない。里山の管理の推進が必要となってくる。幸い今年から、森林環境基金という税金を使って里山の管理をできるような制度ができた。こういう制度を使って、クマと人との住み分けを進めていくことも、また、住民の方々の力を借りながらやれるのではないかと期待している。さらに、棲みついているクマについては、適切に排除することも必要と考えている。

年、和牛の放牧を昨年の2箇所から4箇所に増やしている。白山市内で2箇所、小松市内で2箇所。今後、県内いろんなところにできたらいいと考えている。

山保全事業として、和牛放牧で、里山保全再生協定事業で6箇所、森林環境基金事業を13箇所1事業を実施。今は点であるが、面に変えて、住み分けを図っていくのが遠い将来の目標である。

山は、クマの棲み家、広葉樹の保全、植樹をしていく。里山は、クマが棲まない人里の緩衝地。植林地は有害捕獲の徹底。人里では、クマを呼び寄せない。里山では、ワーキングホリディなどの実施。植林地では、間伐の促進。9月に入るとクマが出没するかもしれない。それに備えて、何ができるか。少なくとも、クマを呼び寄せるようなものはなくしていこう。中長期的には、集落周辺の藪刈りなどを実施し、寄りつかないようにする。

  • (丸山コーディネーター)

川県における平成19年度の出没状況の特徴として、これまでほとんど出没のなかった中能登地域で出没が相次いでいる、エサ資源調査の結果、ブナは少し実っていること、具体的な対応策として、和牛放牧、森林環境基金事業による里山保全活動が開始されたこと等、県の現状と対応策、姿勢について皆さんもだいたい理解されたと思う。

だ今の報告に基づき各パネリストーの方からご報告や、ご意見を頂戴したい。それぞれ、実際に取り組まれている活動報告とか、今後の展望など、白山市の村本さん、県猟友会の奥村さん、金沢大学の中村先生の3人のパネリストからお話いただきたい。

ず、地元の白山市でクマ等の被害防止のために日夜ご尽力いただいている村本さんにお願いしたい。

  • (村本パネリスト)

山市として、昨年クマが大量出没したので被害対策としていろんな取り組みを進めている。

元の方の協力を得ながら、集落周辺の下草刈や、集落内の誘引物の除去についてはなかなか困難であるが皆さんの協力を得てカキもぎをやっていきたい。また、クマ出没情報の発信と注意喚起をしたり、和牛放牧については今年1箇所から2箇所に増やして実施している。それと、災害救助犬による追い払い(パトロール)や、県の協力を得てカキの木のトタン巻きも実施した。

山市として、担当として、市民の人命と財産を守ることを最大の目的とし、様々な取り組みを行なっている中で、クマをはじめとする野生鳥獣の生息エリアがだんたん集落周辺にまで拡大していることについて、非常に不安を感じています。奥山にいる野生鳥獣は安定していて人に危害を加えることはないが、エサ不足によって、里のクリ、クルミを食べるために昨年も平成16年に続いて集落に頻繁に出没した。市としては住民の安全確保のため、やむを得ず檻をかけて捕獲を行ってきた。

川県特定鳥獣保護管理計画によると、集落内及びその周辺や人工林はクマの排除地域となってており、その排除地域に頻繁に出没するクマを、どうやって排除するかが大きな問題と考えている。排除の方法としては捕獲を考えなけければならない。追い払いについてもできる限りやっていく。

る程度の生息数がいると、クマが頻繁に集落に出てくるので、住民が不安となり、市としても対応を迫られるが、生息数が減って集落に出てこなければ捕獲する必要はない。

た、狩猟文化、食文化を継承していく、残していくためには、集落にクマが出没しなくする方法を考えながら今後も取り組んでいきたい。

  • (丸山コーディネーター)

に、社団法人石川県猟友会副会長、金沢支部長であり、長年金沢市の捕獲隊の隊長として有害捕獲等で活躍されている奥村さんにお願いしたい。

  • (奥村パネリスト)

が狩猟を始めてから約33年が経過した。その間、47都道府県の大日本猟友会の構成員は、最も多かったピーク時で40万人だったが、現在では、13万5千人までに激減している。石川県でも例外ではなく当時2千人余だった会員が現在では700人を少しきっている。私が所属している金沢支部でも同様で、800人いた会員が現在170人となっている。金沢支部においる有害捕獲隊員は74名で、緊急出動要請をかけても20名前後しか集まらない状況である。

が住んでいる倉ヶ嶽(金沢市内から車で30分くらい)において、子供の頃はクマの足跡があっただけでも大騒ぎであったが、現在では、自宅の前をトコトコ歩いている状況である。子供の頃と比較すると、クマはものすごく増えているのではないかと思う。

れにひきかえ我々狩猟者の人数は年を追う毎に減少し、平均年齢も60歳を超え、高齢化している。5年も10年も経てば、そのうちに、鉄砲撃ち(狩猟者)はいなくなってしまう。それに対して、行政からの駆除(捕獲)依頼があるが、これ以上捕獲依頼があるとそのうち対応できなくなると心配している。今の若い人は、狩猟に興味がないのか、年々会員が減っていく。そのうちに鉄砲撃ち(狩猟者)がいなくなる。

の代わりに、クマ、イノシシがどんどんでてきたら、対応できない状態になると予想されるので、我々も、ただ手をこまねいている訳でなく、なんとかして会員増を図るため、県、金沢市、農協、森林組合に鉄砲撃ち(狩猟者)を増やしてもらうにお願いしてしているが、なかなか増加しない。新たに免許取得しようする人も50歳すぎの人や定年後の人が今年も新たに取得したというのが現状である。

友会は、クマやイノシシばかりでなく、河北潟のレンコン畑のカルガモの駆除、安原地区、金沢城、埋立地のカラスの駆除を行っている。イノシシは、昔、県内では、加賀市、山中付近に若干いた程度だったが、現在では自宅の前を何頭も走り回っている。その他の活動として、山に詳しいことから、山菜採り等での行方不明者の捜索に協力してきている等、いろんな活動を行っている。

員の減少と高齢化、これが猟友会の現状である。

  • (丸山コーディネーター)

れでは、金沢大学の角間の里山自然学校をお世話なさっている、中村先生にお願いしたい。

  • (中村パネリスト)

マの問題は、どこに住んでいるか、どんな仕事をしているかによって随分対応が違ってくる。村本さんの話は白山市の中の特に人口の少ないところについてであったが、私の話は、金沢市の角間、街の近くにクマが出てくるという話であり、地域の環境としては非常に重要であり、危険でもある。どう解決するかという練習問題である。

間の里山は74ヘクタールあり、角間の里山には、キツネ、タヌキ、ハクビシン等16種類の哺乳類がいる。クマもいるが、最近では居ついてしまっている。

2004年ぐらいから常時クマが出没している。ドングリがたくさんあり、クリ園もあり、外の山ともつながっている。山は管理が追いつかず、繁茂し、奥山化してしまっている。

2006年にも石川県や各地にでクマが多数人里に出没した。また、クマだけでなく、サル、シカ、イノシシの被害も恒常的になっている。これらの獣害問題の背景には、里山の「奥山化」があるといわれており、それは中山間地の農林業に不振による過疎・高齢化問題とつながっており、解決はむずかしい。

街地に近いところでは、何をおいても人身事故を防ぐことは当然であるが、里山活動している人がクマにかまれたりすることが起こりかねないので、大学当局にもっと管理してくれと申し入れしているが、皆あまり心配していないし、全く手を打っていない。。

マの問題は、自然共生、ライフスタイルの問題でもある。自然環境の保全、環境教育、そして大きな課題として里山、中山間地の荒廃防止、地域活性化等いろんな問題がつながっている。

山市では、市長が中心となって金太郎クラブを設立し、経済団体、ファミリーパークとかいろんな方が入ってかなり活発に活動している。それに比較して、石川県、金沢市では、まだまだ無関心ではないかという気がする。里山団体にしても、自分たちの里山活動は熱心にしているが、クマの問題に対し、何とかしよう、本気で連携して行動するというのがない。私が代表している里山自然学校にしても同様である。

れから、自然共生というスローガンがあるが、クマが出てくると早く獲ってくれという話ばっかりになってしまい、日頃のスローガンを問いかけることがない。いろんな利害の対立、無理解がある。特に、街と過疎地では随分と違い、街にいる人は農林被害については全く分からない。街にたくさん人がいても、農林地に助けに行こうということにはならない。さらに、いろんなことが縦割りになっており、富山の金太郎クラブのような皆でやろうというような盛り上がりがない。

林環境税によってかなりのことができると期待しているが、今年の状況を見ていると、クマ問題に関係している里山団体へは、3億円のうち2百万円、1団体あたり10万円から15万円。ないよりましであるが、もっとまとまってできるようなことを考えられないかと思う。

とめとして、短期的には、できることをやるということがあまりさせていない気がする。都市周辺部では、里山団体、行政、地域の方が連携して、クマ問題の対応であると打ち出して、一斉の下草刈りをするとかがあっていい。長期的には、人の配置が全然足りない。昨年のシンポジウムの基調講演の方(羽澄俊裕氏)が市町は鳥獣管理スタッフを雇うべきだと言って、皆納得した。昨年は、白山市には臨時であったが専門のスタッフがいて、一生懸命やっていたが今年はいない。また、スタッフとして重要なハンターについて、猟友会の個人のボランティアに任せておらずにしっかり予算対応すべきである。人の配置に、調査と共に予算対応をしてもらいたい。今日シンポジウム主催の自然保護課や森林管理課は、クマ問題対応と明確に掲げて、街の周辺の里山団体、里山パートナーズ、里山回廊に協力を呼びかけることも必要ではないか。

マは、地震と同様に、リスクとして明確に意識しなければならない。住みやすい石川県、能登、加賀にしていかないと、大都会の観光客がクマにかまれでもしたら、観光の風評被害が起こってしまう。行政、住民がそれぞれの持ち場からできることをやらなければならない。

  • (丸山コーディネーター)

だいま、石川県内での報告を頂いたわけですが、米田さん、全国ではどのような取り組みがなされているか、石川県に参考になるような事例がありましたら、是非ご紹介いただけないでしょうか。

  • (米田パネリスト)

2点付け加える。

1点目、広域管理について、クマ問題は、自然資源として捕らえるのは少し違うかもしれないが、地域で管理していくのが基本であり、地域、地域で判断してやっていく。白山全体を見ても4県にまたがっている。全体としてどういう状態になっているかを把握する。隣接県との協議、広域管理が求められている。

2点目、クマ対策は、人が基本となる。クマの問題で成功事例といわれているのが、北海道知床半島の北側の斜里町のヒグマの管理である。25年くらい前1980年頃、でてきたら捕獲していた。年間200万人の観光客が訪れるが、町としてヒグマの対策のため専門の職員を雇った。ここ20年くらい専門のヒグマ対策員の努力で斜里町ではヒグマによる人身事故は起こっていない。

国で山の管理をどうするか。里山は日本の山の3分の1、7万~8万平方キロメートルあり、そのうちクマが出てくるところは3万平方キロメートルある。専門の対策員一人当たり100平方キロメートルとすると、300人が必要となる。何らかいろんな形で山の管理、野生動物の管理を行うことで被害防除ができる。かつては、農家の方が自分でやっていたことではあるが。

  • (丸山コーディネーター)

マ問題は、基本的には、過疎化、高齢化である。農林業の相対的に不振にある。その理由は、政府の考え方、選択と集中の名の効率主義である。本来、農林業は、地域性が非常に強い。アメリカの農業と日本の農業を比べたらとても太刀打ちできない。モモにしても300ヘクタール、日本では3ヘクタールで大農家。話にならない。林業にしても、アメリカ、カナダ、ソビエトでは原始林を切り出しただけで産業として成り立っている。日本は、一生懸命育てている。同じ土俵の上で広域化、グローバリゼーション、勝負しようとしているから無理があると思えてしょうがない。この場で、われわれはどうしようというというのではないが、底流としては、何でもかんでもグローバリゼーション、何でもかんでも広域自由化でやるのでは、物事は解決しない。もう少し地域で考えなければならないことは地域で考える。効率主義とは違う価値観で考えなければならない。こういうことを多くの人が声を大にして言うことが大切である。

マの問題に関して言えば、広域管理、広い視野で北陸・中部が連携しながら、現状把握をしっかりしてそれに対する対応を考える。人材育成については、直接管理する人を養成するのは数が多くむずかしい。そうではなく、組織する人を育てることを考える。外堀から埋めていくことという考え方も必要でないかと思う。この問題は非常に難しい、根の深い問題である。すぐに解決策はなかなかでてこないが、日々被害に遭わないため、できることを少しでもやっていくことは大切である。皆で一緒に考え、日々やれることはやる。この問題の源流はどこにあるかも考えることも必要である。

 

お問い合わせ

所属課:生活環境部自然環境課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1476

ファクス番号:076-225-1479

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