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更新日:2010年6月18日

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金沢城の古絵図について教えてください?

Q1-1 金沢城の古絵図にはどんなものがありますか?

金沢城の古絵図一覧表はこちらです。->

Q1-2 前田利家や利長の時代の金沢城を描いた絵図は残っているのですか?

沢城の古絵図は、総数550点以上残っていると見込まれ、城の全域を描いた絵図、城の一部分だけを描いた絵図、城内での儀式・作法の手順を説明した図、修理箇所を示した図、櫓の立面図や御殿内部の間取を描いた図など多彩です。
沢城は寛永8年(1631)と宝暦9年(1759)の大火によって城の景観が大きく変化したので、絵図にもそれが反映されています。したがって、金沢全域絵図を描かれた時代によって区分すると、3時期に分けることができます。

(1) 初期金沢城図(寛永8年大火以前:1631年以前)

(2) 江戸前期金沢城図(寛永大火以後、宝暦9年大火前:1631~1759)

(3) 江戸後期金沢城図(宝暦大火以後:1759年以後)

問の利家・利長時代の絵図は、(1)初期金沢城図に該当しますが、大きく2種類あります。いずれも江戸初期に作成されたものはなく、後年、伝聞情報や諸資料をもとに推定した図で、軍学者が城の特徴や善悪を比較・評価するために作成した図といってよいでしょう。しかし、初期金沢城図は、最近の発掘調査で判明した事実と矛盾する所がいくつかあり、そのまま江戸初期の姿が書かれているとはいえなくなっています。かといって、すべてが史実に合わないわけではなく、当時の城の姿を示す部分もあり、慎重な検討が必要です。いろんな想像をかきたてる絵図ですから、みなさんもぜひご覧になって検討されてはいかがでしょうか。

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会金沢城調査研究所 

石川県金沢市尾山町10-5

電話番号:076-223-9696

ファクス番号:076-223-9697

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