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更新日:2022年1月1日

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石川門左方太鼓塀の発掘調査(23年度)

事業概要

石川門附属太鼓塀の解体修理に伴い、コンクリート製控柱に改修される以前に設置された木製控柱(旧控柱)の位置等を確認する調査を行った。 (発掘調査地点(PDF:165KB))

調査期間  平成23 年5月12 日~平成23 年9 月26 日
調査面積  250平方メートル

主な成果

今年度は、石川門(櫓)から水之手門につながる左方太鼓塀を対象に調査を実施した。

  •  旧控柱抜取痕は、コンクリート製控柱直下で確認し、地覆石(じふくいし)中央部から140cm(平均)に位置する。
  • 抜取痕の形状は、概ね2 ~4区で確認した小穴を主体とするが、1区では様相が異なり浅い窪み状で、底部が硬くしまるものも確認できた。
  • 旧控柱の時期(抜取は近代)は、1~4 区が弘化5(1848)年に設置されたものの可能性があり、5 区は水之手門の改修時期等から、明治期と考えられる。
  • 5区では水之手門に伴う遺構を確認した。水之手門は、明治期に北面から東面に改修されており、その改修前の石垣(金沢城石垣編年1 期・文禄)の延長部を確認した。また、南側(丑寅櫓下石垣)では、石垣表面に門柱(添柱)や塀及び礎石痕を確認した。

isikawamon1

旧控柱抜取痕等検出状況(1区)

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文禄期石垣検出状況(5区)

  

<- 平成22年度の成果

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会金沢城調査研究所 

石川県金沢市尾山町10-5

電話番号:076-223-9696

ファクス番号:076-223-9697

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