緊急情報

閉じる

現在、情報はありません。

ホーム > 連絡先一覧 > 金沢城調査研究所 > 調査研究 > 伝統技術(石垣) > 石垣構築技術等の調査(16年度)

印刷

更新日:2022年9月1日

ここから本文です。

石垣構築技術等の調査(16年度)

  戸室石切丁場確認調査

今年度は前山域(金沢城に近い戸室山西方の低丘陵地)に位置する俵大池南丁場跡で詳細調査を行い、江戸時代初期の石切丁場跡であることを改めて確認するとともに、初期の石垣普請で求められた石材と産状特性との関わり等に関する新たな知見を得ることができた。また、戸室山北部を中心に丁場の分布調査を行った。

  • 調査期間 平成16年8月23日~11月11日
  • 調査面積 約2.000平方メートル

主な成果

  • 採掘坑内に残されていた石材の加工状況から、俵大池南丁場跡は、慶長期(1596~1615)の石垣普請に伴う石切丁場である確証を得た。
  • 採掘坑は小規模密集型であることを確認した。切り出された石材は1箇所から多くても2、3個程度と推定される。
  • 石垣構築に必要な用材の大きさと形、原石の分布、さらに石材採掘と加工技術とが密接かつ合理的に関わると考えられるようになった。
    「戸室石切丁場確認調査の概要」『金沢城研究』第3号参照

2  石垣構築技術等の基礎的調査

石引道(丁場から城内への石材運搬)の調査については、関係資料調査、現地確認等の予備的調査を行った。また、高岡城石垣普請に伴う虻が島(あぶがしま)石切丁場跡(富山県氷見市)の現地調査を実施した。虻が島石切丁場跡は、江戸初期(慶長14年)に築城された高岡城の石切丁場の一つであり、初期の戸室石切丁場と比較・検討する材料となる。

 

<- 平成15年度の成果  平成17年度の成果 ->

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会金沢城調査研究所 

石川県金沢市尾山町10-5

電話番号:076-223-9696

ファクス番号:076-223-9697

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報はお役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?