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石川平野を潤す手取川七ケ用水は、古くから農業用水としてはもとより、生活用水、産業用水、河川機能を有するなど、地域の社会資本としての大きな役割を担うとともに、固有の農村文化を育んできました。その源となる大水門・隧道(トンネル)・給水口(明治36年完成)は現在も使用されており、平成26年に世界かんがい遺産に登録されました。
そこで、石川農林総合事務所、手取川七ケ用水土地改良区、流域の市町で組織する「七ケ用水地区管理体制整備推進協議会」は平成30年度より「世界かんがい施設遺産を学ぶヒストリーツアー ~水のトンネルを歩こう~」のイベントを開催し、地域住民に通常入ることのできないトンネル内を公開し、歴史的な施設を見学することで、七ケ用水の歴史や理解を一層深めていただく機会を設けております。
今年は10月22日(土曜日)に開催し、大人41名、子供11名、合計52名の参加者に施設を見学していただきました。
開会式 古宮公園見学
大水門見学 給水口からトンネルの中へ
トンネル内見学 給水口で記念撮影
建設業全体の技術力の向上と、建設工事の質的向上を図ることを目的に、管内で令和3年度に完成した工事の中から施工及び技術力が優れており、他の模範とするに相応しいとして、次の2件が農林水産部優良建設工事及び優良建設技術者に選ばれ、令和4年11月15日に所長表彰されましたので紹介します。
超低騒音型機械の使用 コンクリートの養生
完成
施行地:白山市北安田町、宮丸町、施工:白山建設株式会社
施工箇所は北星中学校の通学路となっており、工事期間中の通学生に対する徹底した安全対策に加え、冬期間での施工となるため、コンクリートの養生などの施工管理に工夫を求められる工事でしたが、事前に中学校と安全対策について綿密な打ち合わせを行い、生徒への安全確保の徹底を図るとともに、コンクリートの品質確保に努め、遅滞なく良好な出来ばえで工事を完成させた点が評価されました。
北星中学校への説明 コンクリートの養生
完成
施工地:白山市平木町、施 工:株式会社豊商、現場代理人:重藤 龍章
白山市山島地区は酒米生産が盛んで、令和3年は県下最大の約45ha(県内作付面積の4分の1程度)が作付けされています。酒米は日本酒の醸造に適した特徴を持つお米であり、品質の高位安定化が求められています。
そこで、産地一丸となった高品質な酒米づくりに向け、6月28日に酒米生産者を集めた現地研修会を開催し、栽培管理のポイント説明や意見交換を行い、生産技術の向上を図りました。
また、県のブランド品種である「百万石乃白」については、7月13日に南加賀地区・石川地区合同の現地巡回を開催し、酒造メーカーにも参加いただきました。当日は、8カ所のほ場を巡回し、出穂期予測や今後の栽培管理等を説明した後、酒造メーカーと生産者の意見交換を実施し、実需者が求める酒米品質について学ぶ場を提供しました。
当事務所では、今後も、酒米生産者へのタイムリーな栽培管理情報の提供や生産者と実需者の交流機会創出により、需要に応じた高品質な酒米づくりを支援していきます。
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