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更新日:2010年5月25日

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大工工事

1 主要木材

250年以上の耐久性を備える建築物とするため、使用木材は一本一本吟味してあります。石川県では、木材の乾燥期間を十分確保するため、工事発注前に、事前に主要な木材を調達し、請負業者に支給しました。菱櫓等復元工事に使用される主要木材は次のとおりです。

木材

名称 材種 長さ 厚さ
通し柱 46尺 1尺3寸 1尺1寸
檜葉 23尺 9寸5分 1尺7寸
大梁 松丸太 24尺 2尺4寸 2尺4寸
地棟木 松丸太 39尺 1尺8寸 1尺8寸

2 継手、仕口

大径木架構であるため、一般の木造建築とは異なり、特殊な仕口・継手を用いています。一例として、柱を礎石に据え付ける部分を主に模型で紹介します。

1
手順1

柱に四方から足固めが差し込まれる部分です。柱両側の足固め相互をどのように連結するかがポイントです。

2
手順2

は、木土台には載せず、直接、礎石に支持させます。土台のめり込みを考慮する必要が無く、荷重を直接礎石に伝達させます。

3
手順3

足固めの加工状況です。礎石上には鉛板を敷きます。足固めには礎石に合わせて光付けがなされています。

4
手順4

真は模型ですが、現地では、アンカーボルトで足固めを固定してあります。足固めを据え付けてから柱を建て込みます。

5
手順5

柱両側の足固めに渡って、栓を差し込むように添えて、足固め同士を連結させます。栓は堅材(欅)です。

6
手順6

込栓を打ち込み、添え栓と足固めを一体化させます。込栓には楔になっており、打ち込みにより全体が締まります。

7
手順7

完成です。柱と足固めが一体となった、強固な仕口となっています。

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お問い合わせ

所属課:土木部営繕課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1781

ファクス番号:076-225-1784

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