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5点、冒頭報告いたします。
応急仮設住宅の入居期間の延長について報告いたします。ご存知のように応急仮設住宅の入居期間は原則2年以内で、その入居期限が来年の1月以降に、順次到来いたします。入居期間というのは、建設型の応急住宅は完成から2年以内、賃貸型の応急住宅も、入居から2年以内であります。そこで、6月30日に、入居期限の延長について、国との協議が整いました。要件に該当する場合は、1年を超えない範囲で延長が可能です。来年以降も被災者の住まいの確保の状況などを踏まえて、1年ごとに延長に向けた協議が行われます。どういう場合が入居期間の延長に該当するのか。ここは県民の皆さんにもご理解いただきたいと思います。まず、自宅を再建する人にとって、建設業者の確保が困難です。工事がまだ未着手。工事が長期間に及ぶ場合、それから、公共事業などの関係から再建を進められない。例えば、土地区画整理事業をやっていて、それから解体工事がまた終わらないなどであります。次、民間賃貸住宅の方について言えば、被災時に居住していた市町、ここは宝達志水町より以北に限りますが、この賃貸住宅へ入居したいが物件が見つからない。ということです。公営住宅の場合に、復興公営住宅に入居したいが、供与期間内に建設されない。復興公営住宅申し込んだんだけどまだ出来ていない。その他として、避難指示、集団移転などの方針が決まっていない。こういった事情でありまして、「など」、「など」、「など」となっていますから個別にご相談をいただきたいと思います。柔軟に対応していただけるように、政府にもお願いを申し上げております。今後の手続きについて申し上げます。入居者への通知は、入居期限の6ヶ月前までに通知いたします。市町の方から「期間満了通知」、終わりですよという通知と「延長申出書」、延長したい人は、申出書を送りますよ。4カ月前までには入居者、入っておられる被災者が、郵送またはオンラインで提出が必須です。オンラインでの提出はこちらからです。QRコードも貼り付けてございます。3カ月前までには、県や市町が延長の理由を確認し、市町が延長の可否を入居者に通知いたします。延長に関する窓口です。各市町の担当課がありますし、県でも相談ブース、電話相談窓口を用意してございます。県庁舎1階に設置してございます。電話番号は076-225-1942、日曜・祝日を除く、9時から午後5時まで相談のブースを設置してございますので、ぜひご活用ください。
公費解体の進み具合についてご報告をさせていただきます。現在、全体の74.2%となる約3万2千棟の解体が完了しております。ありがとうございます。達成率は、104%であります。実は申請棟数の推移、これは多くの市町で申請期限を迎えたことを踏まえ、国や市町と協議の上、今月中を目途に解体見込棟数などの見直しを行い、公費解体加速化プランの改定を行います。今現在の見込み数が39,235棟ですが、もう申請棟数が42,854棟と上振れしておりますので、見直しをいたしますが、今年10月の公費解体完了の目標は維持いたします。つまり、工事の方について言えば順調に進んでいるということです。次に、各市町の進捗状況です。珠洲市が82.5%、輪島市が75.1%、能登町が67.9%、穴水町が進んでいますね。87.7%。七尾市で一番低く62.2%、志賀町が75.7%、それ以外の市町は67.5%と、合計して74.2%、4分の3進んでございます。こういう数値になっています。
次に、防災教育について報告をさせていただきます。奥能登以外の県立高校33校の生徒さん、約2千人が訪れて、震災遺構見学、専門家や語り部から話を聞くなどの実践的な防災、減災についての学習を7月3日から実施してございます。7月3日には、羽咋工業の71名が、總持寺祖院、鹿磯漁港、黒島地区、道の駅とぎ海街道に行っていただきました。7月11日、明日には小松工業高校の66名が、和倉温泉街、一本杉通り、福浦港、7月15日には、津幡高校の57名、7月16日には、宝達高校の32名。これは学校の皆さんにもご協力いただいておりますが、事前、事後学習も実施して、現地での学びを深めて、ふるさとの価値の再認識に繋げたいと思っております。関係いただく皆さんに関して申し上げます。専門家、語り部による説明もございます。
次に、IRいしかわ鉄道「子育て応援スマイルきっぷ」の新設であります。IRいしかわ鉄道は、子育て家庭の経済的負担軽減、また社会全体で子育てを応援しようということで、中学生以下の子供料金と、子供同伴時の大人料金を大幅に割り引く、「子育て応援スマイルきっぷ」、1日フリー切符を新たに販売いたします。利用可能日は土日祝日、夏休み、年末年始などであります。RYDE PASSデジタル切符で先行販売し、準備が整い次第、駅窓口などでも販売します。金沢エリア、白山エリア、南加賀エリアは、それぞれ小学生100円、中学生200円、大人400円の1日フリーきっぷ、全線となると、小学生200円、中学生400円、大人800円でございます。ぜひ、IRいしかわ鉄道をご利用いただき、県内の移動に活用していただきたいと思います。
子育てしやすい環境の整備、県庁舎の場合です。これは田中美絵子先生が議会でご質問いただいた案件です。出産した女性が外出先で赤ちゃんと一緒でない場合でも安心して搾乳ができるようにということで、まず県庁舎で取り組みました。1階、19階の授乳室ございますが、ここを搾乳室としても利用できる旨を掲示いたします。県内の様々な施設でもこうした表記、搾乳室としても活用できますという表記が進むように、県のホームページで呼びかけをさせていただきます。このピンク色の搾乳室としてもスペースをお使いくださいということで対応いたします。
私からは以上であります。
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