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更新日:2025年11月17日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和7年11月14日 -

  • 令和7年11月14日(金曜日) 15時30分~

記者

   農地の方で大きな被害が出て、農道の方は徐々に復旧したということで、来月にはフォーラムもあるということですが、知事として、復旧へのスピード感と、営農復旧への意欲、営農復旧への意気込みなどを教えていただけたらと思います。

知事

   着々と一歩ずつ力強く、復旧、復興の事業をしていただいています。この工事をしていただいている関係者の皆さんには本当に感謝申し上げます。同時に、今後とも、営農の機会を失っている生産者の立場を考えて、マッチングといいますか、必要なら他の耕作地を提供する。引き続き、奥能登営農復旧・復興センターでの資金繰りの支援や、あらゆる相談に乗って、1枚でも多く、田んぼ、畑を耕作していただくように努力したいと思います。伴走型支援の重要なポイントです。

記者

   全国でクマの出没が多発しているということですが、本県のクマの出没状況はどうなっていますか。

知事

   担当者から説明させていただきます。自然環境課長ですね。クマは、私も本当に関心を持っていて、県内各地に行く度に、クマは大丈夫ですかと言っていますので、担当者からどうぞ。

自然環境課長

   県内での今年のツキノワグマの目撃件数は、11月5日時点において326件となっており、令和2年、昨年に続く、過去3番目の多さとなっております。

知事

   今のところ人身事故はありませんよね。

自然環境課長

   今のところまだ人身事故は幸いにもありません。

知事

   緊急銃猟は何件ありましたか。

自然環境課長

   緊急銃猟については、今年、白山市で1件実施されました。

記者

   緊急銃猟が設けられたということで、県内市町の緊急銃猟の体制整備はどうなっていますか。また、出没警戒情報も発令されていると思います。知事から改めて、県民へのメッセージをいただきたいと思います。

自然環境課長

   緊急銃猟の制度というのは市町村が主体となり、銃による捕獲の実施判断や、通行規制、住民の避難指示等の安全確保措置を講じる必要があるなど、市町村の役割が増えております。国からは、必要な人員や関係者の協力体制、実施手順などをまとめたマニュアルの作成が推奨されております。このため県では緊急銃猟の実施手順を整理したチェックリストを作成の上、市町に提供し、マニュアルの作成を支援するとともに、市町や猟友会、警察等の関係者に参集いただいて、実施手順を確認する実地訓練を小松市と白山市で実施しております。こうした中で、今月末には、令和2年以降、市街地等でクマを銃により捕獲した実績がある、加賀市、小松市、能美市、白山市の4市に金沢市と宝達志水町を加えた6市町でマニュアルの作成が完了し、緊急銃猟の体制が整っております。

知事

   クマには本当に気をつけていただきたいと思います。早朝だけではなく、中山間地域、また、川も伝って出てくるようなので、音を出す、声を出す。本当はその地域の小、中学生に、笛でも持っていただければと思いますし、同時に、速やかに通報し、こうした市町でマニュアルもございますから、緊急銃猟の判断は、曖昧ではなく、訓練をしっかりして、対応していただきたいと思います。

記者

   農業用ため池の関係ですが、被災したため池のうち、廃止が39箇所とあります。廃止されたため池のロードマップというか、おそらく財政措置等も必要になってくるかと思いますが、何か決まっていることがあれば教えていただけますか。

農林水産部長

   廃止ため池につきまして39箇所ということになっておりますが、今はどちらかといいますと、まず壊れて直さなくてはいけないため池を優先的にやっているという状況ですので、そういったため池が順次、直ってきた後に、廃止の手続きを国の補助金などを使いながらやっていくという形になります。

記者

   ほったらかしているというわけではなく、一応廃止するのも応急措置はしてあるということですか。

農林水産部長

   そうです。

記者

   避難による農業者の不在など人的な問題に起因する農地が約300haあるということですが、小規模、中規模、大規模という300haの被害程度の内訳は出ていますでしょうか。

農林水産部長

   300haは基本的に農地や水路に被害はない、見つかっていない、営農者の不在などでなっています。そういうのはございません。

記者

   農業者の特性、年齢層など、今後、戻ってくれば従事していただける方なのかも。若い方でも転職してしまったケースなども想定されると思いますが。

農林水産部長

   そこまでの細かいものはまだ出来ていないのですが、今、まさに800人がこの300haに該当するということで、アンケート調査という形で、どういった状況で営農されていないのか、避難されていて、中々、難しいのか、健康的な観点でできないのかとか、そういうことを取りまとめております。そういう中で、ある程度、高齢の方が多いといった特性も分かってくると思いますが、今、アンケートを出して、取りまとめを始めているという状況ですので、具体的な数字はございません。

記者

   それも踏まえて、知事に伺いたいのですが、300haの農地の利活用策について、今後、アンケート結果を踏まえて、話し合いや農業者の仲介を促していくということですが、一方で、耕作放棄地が増える懸念もあると思います。今、関係人口の増大に向けた取り組みも、今後さらに加速させていくとは思いますが、そういった関係人口政策と、農地保全、農地利用を組み合わせるような取り組みというのも一考かと思いますが、何か知事の中で思い描いているものがあればお伺いしたいと思います。

知事

   1つ目は、マッチングです。つまり、農地が速やかに有効に活用できるという部分でのマッチングと、それから、農地の問題ではなく、被災者の生活に関わる課題があるとしたら、その課題を解決する相談支援をセンターでいたします。そうすれば戻ってこられるのか、無理なので大規模化を促して法人等でやっていただくのか、集落営農でやっていただくのか、まさしくその相談支援を行うのがセンターの役割と考えています。大規模化を目指すにしても、ICTの活用や農機具の活用、そのための研修、リースといった課題も出てきますから、センターの相談支援機能を有効に活用したいと思います。同時に、外部から生産者として、あるいは法人を作って入ってくる方々を呼び込む、農業版スタートアップといったことも視野に募集をかけ、マッチングをしていきたいと思っています。

記者

   能登の祭りの再開状況に関してお伺います。資料を見た通り、昨年10月末時点から見ると約2倍の祭りが再開している状況ですが、一方でコロナ禍前から比べると、言い方を変えれば、まだ半分程度しか再開していないという見方もできると思います。この祭りの再開状況に関して、知事の評価をお伺いできますでしょうか。

知事

   1点目は、ここをバックアップしないと駄目だなと私は思っています。当面、3年間、50万円ということでスタートしましたが、当然、延長も視野に入れながら、やはり祭りが復活するということが、能登の元気の象徴と考えています。

記者

   農道の復旧状況について、令和10年度末には復旧に時間がかかる1路線を除き通行止め解除の見込みと伺いましたが、この残り1路線というのは具体的にどこになるのでしょうか。

知事

   部長から具体的な報告をします。

農林水産部長

   絵で言うと、真ん中の辺りにバツが集中している、健康の森から輪島の市外に抜ける道がありますが、そこの被災箇所が非常に多くて、片方を直して、順次、直していくというような状況になります。のと里山空港の左側のところです。そこが10年度末でも少し残ってしまうということになります。

記者

   営農のところでアンケートを実施していらっしゃるというお話があったかと思いますが、このアンケートの集計結果が分かるのは、大体いつ頃になるのかをお伺いできたらと思います。

農林水産部長

   10月末にアンケートを送付し、順次、回収作業をしております。中々返ってこない方もいらっしゃるので、個別に訪問するなどしながらやっており、何とか11月末ぐらいにはある程度回収をして、一定の分析をして、それに基づいてどういう対応を取っていくのかというのを今、考えているという状況でございます。

知事

   12月にフォーラムもありますよね。そして、開催の前後には、どういうアンケート結果だったのかという報告はしたいと思います。

記者

   祭りの再開状況に関してお伺いします。ボランティアのお助け隊の方というのは個人と団体で、今時点でどれぐらい登録があったのかを、まず部長に伺って、その上で、その方々というのは関係人口にもなりうる方々だと思いますが、その数を受けての知事の数の評価ですとか、期待みたいなところを教えてください。

戦略広報監

   文化観光スポーツ部長お願いします。

文化観光スポーツ部長

   登録の件数ですね。10月末時点になりますが、個人の方が837名、団体が38団体、登録をいただいております。関係人口ですが、今年度のお助け隊の活動は終わりましたが、お礼と合わせて、こういった関係人口を登録するという制度が県でスタートしたというメールを全ての方にお送りしたいと考えております。

知事

   私も先般、東京でいしかわのWa!のPRに行ってまいりました。大変関心が高いということを実感いたしました。文化観光スポーツ部長が申し上げたように、こちらからもアプローチをして、2地域居住を促進する候補者として登録をお願いしていきたいと思います。

記者

   能登の方は、本当に祭りへの意気込みがすごいなと感じますが、支援の延長なども含めて検討というご回答がありました。そういった部分も含めて、来年度以降も、この残った約半数を支援するためにどのように取り組んでいきたいかを教えてください。

知事

   アプローチをして、なぜ復活できていないのか、今年、47%の分ですよね。お聞きをしながら、人手、もちろんお金、また、タイミングはあると思います。そういったことを分析しながら、1件でも多くのお祭りを復活できるように相談に乗っていきたいと思っています。そのプロセスで、やはり延長についてもその財源も含めて、前向きに検討したいと思います。

記者

   クマについてお伺いさせてください。最初は数のことです。現在、対応する人手が足りないということで、ガバメントハンターと言っておりますが、公務員の方で銃猟できる方を育てていく必要があるのではないかという声があり、国、環境省の方も交付金の制度を作るような方向で動いているそうですので、把握できているのであれば、石川県および石川県内の市町でガバメントハンター、銃猟の免許を持っている方がどのくらいいるのか。また、国の制度が立ち上がるのであれば、今後、石川県として、期待感といいますか、どのように取り組んでいくのか知事のお考えをお聞かせください。

戦略広報監

   課長の方から数字が分かればお願いします。

自然環境課長

   ガバメントハンターは、国から具体の内容を示されていないのですが、例えば、鳥獣の捕獲、ハンティングなどを専任にする職員と定義するのであれば、そういう方は県内にはいないのではないかなと思っております。環境省の交付金制度ですが、本日、関係閣僚会議でクマ対策パッケージというものが出ましたが、こちらも承知しているのは、概要しか分かりませんので、今後、具体の内容が示されてくると思いますので、まずはそこをしっかりと確認したいと思っております。

知事

   ガバメントハンター、一定の公務員としての役割を持っておられる方にお願いするというのは、私は妥当だと思っています。

 

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