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更新日:2024年2月15日

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記者会見の要旨 - 令和6年2月14日 -

令和6年2月14日(水曜日) 10時30分~

会見資料(PDF:2,358KB)

知事

今日は、発災以来、大変お世話なっております、災害ボランティアの皆さん方、どういうご活動をいただいているかということについて報告をさせていただきます。一応、ボランティアといいましても、いわゆる自立型の専門ボランティアと、県の方で今、県や市町で取りまとめをしております一般ボランティアをちょっと分けて説明をさせていただきます。

では、まず専門ボランティアによる支援について申し上げます。全国の被災地で活動経験が豊富な専門ボランティア。発災直後から駆けつけていただき、自己完結型で様々な専門的な支援を実施していただいておりまして、昨日2月13日時点で、114団体が活動をしていただいております。主だったところで、珠洲市では、ピースウインズ・ジャパン、BIGUP石巻さん。輪島市では、ピースボート災害支援センター。能登地方では、OPEN JAPAN。穴水町では、レスキューストックヤード。七尾市では、被災地NGO協働センター。また、被災地全般におきましては、災害NGO結様。こうしたNPO団体が、市町ごとに核となって、被災地を支援していただいておりまして、このコーディネート役として、JVOADさん、これは全国災害ボランティア支援ネットワーク、専門ボランティアと、政府、県市町の連携をコーディネートしていただいておりまして、このJVOADの皆さんは、この石川県庁内に常駐をしていただいております。ミーティングで、こういうふうな形で情報を共有しながら対応していただいております。

各地域での専門ボランティアの活動状況として114団体、輪島市がやっぱり一番多いですね。36団体、次いで珠洲市30団体、能登町13団体、七尾市15団体、穴水町9団体、志賀町2団体、中能登町2団体、津幡町2団体、金沢市3団体、内灘町2団体と、ちょっと色分けしてございまして、赤が、避難所支援、避難所の運営であります。緑が家屋保全、お片付けとかです。黄色が、保健、医療、福祉衛生などでございます。青が物資支援、そして、黒がその他。こういった団体が入っております。実は私も宮城県にあるNPO団体の理事をしておりますが、そこも来てくださったんですが、名前にはちょっと入ってませんでした。珠洲に炊き出しに来られたそうですが、従って、把握しきれていない。全国の専門ボランティアの皆さんも、炊き出しや、避難所支援など入っていただいているんだなというふうに感じています。ありがとうございます。

専門ボランティアの支援の主な事例として、避難所への支援は、1次、1.5次避難所運営への助言、例えばYMCAさんは、いしかわ総合スポーツセンターに入っていただいております。子供や高齢者などへの支援、民間の炊き出し団体の調整、被災家屋の保全として、住宅の応急対応、ブルーシート張りなど、また、重機による災害ゴミの撤去をしていただいておりまして、これは珠洲市などで、DRT-JAPANさんがやっていただいております。また、在宅被災者の把握、これは極めて重要であります。高齢者の状態把握のため、被災地を巡回していただいております。主だった写真として、これはレスキューストックヤードの皆さんによる、足湯を提供していたり、避難所のダンボールベッドを組み立てたり、重機による支援、これはDRT-JAPANさんですね。炊き出しを行う支援団体と。本当に専門ボランティアの皆さんは自立型で、こうした専門的な技術を持ち、対応していただいていると。内閣府の方でも把握をしておられますが、非常に自己完結型、そういった意味で非常に今回私どもも感謝をいたしております。

具体的に1.5次避難所、いしかわ総合スポーツセンター、また、産業展示館において、活動人数は1日あたり60名程度。活動実績として延べ850人。昨日段階でいただいております。主な作業内容として、避難所の案内、食事の配膳、食料物資などの運搬や補充、避難所の中の掃除、ゴミ処理など、その他、各種団体による炊き出しも行われております。こういう方々に入っていただくことで、被災者の皆さんも話し相手になったり、相談支援していただいております。

2次避難所、ホテル・旅館等に入られた方々に対しても、こちらでも炊き出しの振る舞い、めった汁、豚汁、おでんなど、これは避難所で2次避難所である金沢市、小松市、白山市、野々市市で行っておりますし、避難所での体操、ハンドマッサージ、あるいは傾聴ボランティア、能美市ですね。音楽療法によるフレイル予防、加賀市と。やはり寄り添って、ハンドマッサージ、体操、めった汁の炊き出し、交流もしていただいております。

一般ボランティア受け入れまでの流れを申し上げます。道路の復旧など、安全、円滑に活動できる環境が確保されてから、市町の要請を受けて、軽作業を実施するということで、石川県の特設サイトにおける事前登録者数は昨日現在で約2万5000人です。県内が5,500人、なんと県外から1万9,500人の登録をいただいております。流れとしては、市町でまず、ボランティアニーズ調査をし、現地調査をしております。具体的には、被災された方からボランティアへの依頼内容を聞き取りしております。家の片付け、屋外への運び出しなど把握し、現地調査におきまして、ちゃんと職員が戸別訪問し、ボランティアが安全に活動できるかどうか。作業量はどうか。活動希望日などを確認し、調整をさせていただいた上で、3番目、県とマッチングし、県側から事前登録者に対してメールで、活動日や作業内容をお知らせし、受け入れ希望の市町とマッチングをいたします。市町の方では受け入れですね。日にちが決まりました。作業内容も決まりました。場所も決まりました。市町ボランティアセンターを拠点にして、被災家屋などで活動をしていただき、お怪我の、事故のないようにというふうに注意を申し上げております。

一般ボランティアの募集と活動について、事前登録者からのボランティアの募集として8市町、昨日現在の活動実績であります。計250名程度、延べ2,205人、その他に、他の7市町も独自に市民、町民、自分の市町の中で、ボランティアを募集し、活動をされています。宝達志水町、津幡町、かほく市、内灘町、金沢市、白山市、加賀市、それぞれにおいて、ボランティアを募集していただいているということに感謝いたします。

ボランティアバスの運行です。被災地の道路交通状況を考慮して、個別に現地に入るのではなく、県がボランティアバスを運行し、まとまって被災地へ派遣をさせていただいておりまして、例えば、珠洲市への行程としては、朝6時45分に、金沢駅を出発。県の職員がバスに添乗しております。10時45分に珠洲市に着いて、やっぱり4時間かかり、現地ボランティアセンター職員によるオリエンテーションがあって、注意事項の確認をし、ボランティア作業に3、4時間ほど入っていただき、これは数人の班に分かれて、被災家屋での後片付け、搬出などをしていただいております。帰りもありますから、午後3時、珠洲を出て、午後7時30分にようやく金沢駅到着という、こういう流れでお願いをしております。

他県や大学等による協力もございます。全国知事会を通じて7県、山形、岐阜、兵庫、岡山、福岡、大分、沖縄の応援職員が、実はボランティアバスに添乗していただいて、このボランティア、バスに乗られた方々のご案内をさせていただいております。ありがとうございます。他県発のボランティアバスの運行もございます。隣県の福井県が、2月12から15、1日30名あたり、富山県からも、2月17、18日、1日30名あたり、ボランティアバスを出していただいております。大学も、地元の金沢大学、金沢工業大学、県立看護大学が1.5次避難所スポセンの支援等に、1月17日からずっと来ていただいております。金沢大学さんは2月中下旬より、ボランティアバスを運行し、大学として30名程度、現地に派遣をいただいております。金沢星稜大学さんも2月下旬からボランティアバスを運行し、1日30名程度出していただくことになっています。ありがとうございます。

改めて皆様からのこうしたボランティア活動、ご支援に感謝したいと思います。本当にありがとうございます。やはり、先の長い活動でございますし、特に家屋、今後の解体撤去に向けて、やはり、一旦自分の家に戻って、貴重品、思い出の品々。やっぱり、片づけた上で、また解体撤去に入っていただく、このプロセスを丁寧に行っていきたいと思っております。改めて、そういう道路事情もございまして、個別でのボランティアとして、現地に入っていただくことはぜひお控えをいただきたいとお願いを申し上げたいと思います。

 

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所属課:知事室戦略広報課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1362

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