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更新日:2024年1月13日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和6年1月13日 -

令和6年1月13日(土曜日) 11時00分~

記者

今日の会見の趣旨でありました、デジタルを活用した避難所情報の把握ということですが、噛み砕いて説明をいただきましたので、内容は概ね承知をしたのですけれども、今後まだアップデート、改善するべき点があるのではないかなというふうに考えているのですけれども、今の時点で必要な情報、まだこれに何か追加をして盛り込むというような考えはありますでしょうか。

知事

はい、考えはあります。時々刻々と、現場の状況が変わってきております。今のミッションは申し上げているとおり、やっぱり2次避難所にぜひ移っていただきたいと。現場を元に戻しますから、今は災害関連死を防ぐために身を守ってくださいと。こういうことをまず、総体として、総理からも私からもお願いをし、それに基づいてですね、政府関係者も県庁内の職員も、市町の職員も動いています。そこでやっぱりこれを活用して、重要になってくる課題はマッチングです。人を2次避難所に移す、何時に、どこに大型バス、あるいは道路がやられてますから、中型バス、小型バスを運んで持ってきて欲しい。そこから避難所へ、あるいはダイレクトでですね、ホテル、旅館に行く可能性もあります。明日からサイトをですね、県としてもオープンします。電話相談のコールセンターをしますが、マッチングですね、今、西垣さんもおっしゃったように、プッシュ型をプル型に変えていかなければなりません。そう考えると、今のこうしたデジタルのいわゆる防災のサイトに基づいて、市町の皆さんにも情報をどんどんアップデートしていただいて、今何が必要かと。2次避難所への移動をするための道路の混み具合、1.5次避難所に行ってから、そこでもデータを確認します。データベースを作りますから、その後どこの旅館・ホテルに行っていただくのか、加えてですね、その先のことも、ちょっと加えますと、2次避難所に行った後、私はどうなるのという、こういう不安というのは出てきますよね。お金もない。着替えの下着もない、タオルすらないと、病気だと、介護が必要だと。遠くにいる親戚や、息子や娘や、孫と連絡取れるんだろうかと、こういう次の課題が出てきますので、行政的な支援を繋ぐという部分と、その人に必要な情報を提供する部分という、これがまた出てくると思っています。従って、2次避難所となった場所に、いつまで安心していられるのかと。ホテルなどは、3月16日以降はやっぱりもう既に予約が入ってます。やっぱり、ホテル側も営業ございますから、そろそろとなったら、前の日に行っても駄目ですよね。何日には、次のところに出ていってくださいとなれば、荷物まとめて次の場所、それがいわゆる仮設住宅であり、みなし仮設住宅になると、そこはどこなのか、誰が輸送手段、バスや県外の場合には電車で行ってもらったりする可能性も必要ですよねと。という次のミッションに移るためにも、1.5次避難所でのデータベースは丁寧に作らないといけません。県庁の職員が非常に今、本当に大車輪でやっていただいているという状況です。

記者

今の考えを踏まえまして、新たに避難所、被災されている方に新たなメッセージがありましたらぜひお伝えいただけないでしょうか。

知事

まず避難所の皆さん本当に怖く、つらい思いであったと思っています。1次避難所の冷たい、氷点下になります夜も、体を守る、健康を、命を守るためにも、ぜひ2次避難所に移ってください。まずは市町の方で情報集約してますから、お申し込みいただき、1.5次避難所、いしかわ総合スポーツセンターまで来ていただければ、受付をして対応いたします。また、加えてですね、可能な方、つまり自分の車で、脱出できる方、移動できる方は、明日から相談もコールセンターをオープンしますから、電話でマッチングできますから、2次避難所に直接行っていただいても結構です。県民の皆さん、ご理解いただけるように、県も市町も同じようなですね、2次避難所に誰が今いて、どういうニーズが必要で、今後、仮設住宅やみなし住宅に移れるのかということを、情報の問い合わせに対応しなければなりません。日々の生活支援や、また雇用事業者の場合には、事業再開こういった補助金のメニューも準備しておりますし、中小企業の対策もしておりますが、こういった情報をお届けしなければなりません。その問い合わせ窓口もできるだけ注意してお伝えしなければなりません。こういう作業をしますので、特に2次避難に向けてお願いします。かといって、地元、1次避難所をですね、今すぐ閉鎖するわけではありません。1次避難所、今いる場所の生活環境を整えることも同時並行で行います。行き場所もないのに、いきなり今の1次避難所から追い出すことなんてありえませんから、今現在ある指定避難場所や、また自主避難の方々も、こうした指定避難場所を通じて支援を求めてください。私は当初からその方々、自主避難されている方々への物資の支援、食料の支援、水の支援もお願いしますと申し上げておりますので、そのことは、改めて皆さんの報道によって、徹底していただくとありがたいと思います。

記者

今ほどの情報発信の関係ですけれども、今通信環境がまだ整ってない完全復旧してないない状況と、あと、いわゆる高齢化率が高く、その情報弱者と言われる方が多いエリアでもあります。こういったところにどうアプローチしていくのか、市町の課題でもあるとは思いますけれども、お願いいたします。

知事

既に各市町の方で、紙で、相談支援の課題や、問い合わせ先の電話番号を出しています。そこで、県としても紙で。避難者の皆さんが、私は誰に生活支援の相談をしたらいいのと、今後の行き先の相談をしたらいいんでしょうかと。紙で準備しています。それを、各市町の役場、指定避難場所、自主避難場所、また、スーパーとか道の駅とか様々な駅とか、いろんな方が公共的に使う場所において、この紙をですね、置いていきましょうというふうに指示を出しております。今その準備中です。明日か明後日にも、遅くとも少しずつ出せると思います。まさしく今回デジタルデバイドと言いますけど、情報弱者にどう届けるのか、その紙のベースがお願いのところ、なので今日は報道の皆さんにも、皆さんのテレビ、ラジオ、新聞等の媒体を通じてですね、そういった情報も提供していただけるとありがたいと思っています。

記者

死者の氏名等の公表について再度お伺いしたいんですが、知事、10日に家族の同意が得られれば公表するというふうに説明されています。現状でその同意を得られるですね、また求めていく状況下にあるのかどうか、お伺いします。

知事

まず、担当の危機監理監の方から報告させていただきます。

危機管理監

先だって、ご家族の同意が得られればという説明をさせていただいております。ただ、まだこういう状況でございますので、当然、市町職員、県の職員もまだ避難者の移転とか、そういうことに全力を挙げておりますので、今事務的な準備はしておりますけども、まだそういう動きには入っていないというのが実情です。そこはご理解いただきたいと思います。

知事

それを受けてですね、やはり、警察の皆さんの検視、つまりはご遺体の損傷の度合い、市町の職員の確認作業をやっぱり行政としてしてこういう作業をしなきゃいけないということはご理解をください。それを踏まえて、ことの重大性、また、公益性、さらに言えば、その人が生きていた証、その人の尊厳、このことを踏まえて、発表するかどうかの判断を市町の首長、そして私がしなければいけないと考えています。

記者

今ほど尊厳等々、理由を挙げていただいたんですけれども、全国知事会等でも色々議論がこれまでも重ねられてきたテーマだと思います。知事として氏名公表について、どうあるべきか、どうお考えか、理由もあわせてお伺いしたいと思います。

知事

今申し上げたように、その人が生きていた証、そして、なぜ人生の最期を迎えなければならなかったのか、このことは、やはり公益性があるというのは私の個人的な考えであります。しかし、それを望まない遺族もいらっしゃるとするならば、そこには配慮が必要です。そういったことを総合的に勘案してということを申し上げます。

 

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