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更新日:2024年1月13日

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記者会見の要旨 - 令和6年1月13日 -

令和6年1月13日(土曜日) 11時00分~

会見資料(PDF:522KB)

知事

今日デジタルを活用した避難所情報、また今後の生活支援のあり方等について、概略的にご報告いたします。資料をご覧ください。課題をまず整理しました。道路などのインフラが大きく被害を受けて、指定避難所に逃避できない。道路等が寸断されましたから。そこで最寄りの施設に自主避難したり、移動できず、地域に孤立した住民が数多く発生しました。これは今回の地震災害の特徴であります。

そこで、避難している場所は車中泊等も含めたり、農業用のビニールハウスにいたり、納屋にいたり、そういうことです。この避難者数を市町において、地元の市町で網羅的に確認できないという課題はあります。わかりましたと言います。そこで、この市町が確認できない自主避難所や、孤立集落にですね、当初から自衛隊や消防隊、DMAT等、現地部隊ですね。現地部入りした部隊、こうした外部の関係機関が、市町職員より先に到着しております。当時、当然ですね、救命・救急に行っておりますから、そこで現地の避難所情報を収集していると、このことをまず課題として我々は当初より捉えているということをお伝えいたします。従来の市町が収集した指定避難所情報と、加えて、自衛隊やDMATなどが収集した自主避難所や、孤立集落の情報を突合し、データを突合しですね、適格・正確な情報に基づく政策判断を実施する。実施するのは、この県庁内にある統合本部であり、私であります。

従って、そのデータに基づくバッティング、電子地図上の情報というのは、知事室にもございます。従いまして、私は発災以来、最大24時間、その情報を確認しながらですね、政府の皆さん、政府が来ていただいている応援部隊ですよね。そして、県庁職員の相対するチーム、石川県側を統括しているのが西垣副知事であります。したがいまして、私は24時間ここにおりますが、西垣さんが政府側と突合した情報に基づいて、どこに何を今、提供しなければならないのかというミッションを実施しております。それに相対して、徳田副知事がですね、いわゆる県庁全体のミッションを実行していると、こういう構図で私と徳田さんと西垣さんが、役割分担をして、瞬時に情報共有をしてですね、西垣さんは政府側と、連絡を取り合い、徳田さんはですね、この県庁内の全体の把握をし、例えば緊急的に人事で人を回さなければいけませんので、その指示をしていただいている、そのことは西垣さんと徳田さん、私が統括をしていると、こういうミッションで当初から対応しているということです。

ここで次行きましょう。次の資料をご覧ください。ここは噛み砕いて、今の私が申し上げたことを言います。市町が収集した避難所情報、当然、これは被災市町、これは野々市市と河北町を除くですよ。17市町全部です。特に被害の多い奥能登6市町だけではありません。市町が収集した避難所情報があります。これは、従来通り避難所として確認したデータを集約するという、石川県総合防災情報システムEYE-BOUSAIに入れてもらっています。逐次、入れてもらっています。これを管理しているのが、ここにアクセスできるのが、市町の職員であったり、各都道府県や政府から派遣いただいている専門職員、リエゾン職員であります。そこで、最初の資料で申し上げたように、上段のこの右側を説明いたします。現場に行ってますよね。当初より、自衛隊の皆さん、消防の皆さん、DMATの皆さん、いわゆる緊急事態チームですね。現場に行っている自衛隊、消防、警察、DMAT、こうしてですね、全国的にご支援いただいている緊急チームが、自衛隊は自衛隊の情報があります。当然です。DMATはDMATの情報があります。このデータを突合して、県のEYE-BOUSAIに集約をしているということをご理解ください。

したがって、このEYE-BOUSAIに入った情報をもとに、この正確な情報に基づいて政策判断を政府が、基本的には岸田総理ですが、現場、こちらでは、古賀篤副大臣に来ていただいております。政策判断、同時に私も知事としての政策判断をしています。それに基づいてですね、例えば、物資支援、今どこに何が必要か、日々アップデートしています。物資支援といってもですね、市町の役場に集約されている。そこから各指定避難所や、こうした警察、自衛隊の皆さんが集めてきた自主避難所に、ラストワンマイルを届けなければいけません。物資のミッションをまさしく道なき道を自衛隊の皆さんが担いで、連日、水とか食料とか衛生用品とかなどなど、届けていただいておりますし、また、通信の必要な拠点、また燃料も届けたりする拠点もあります。放送の皆さん方もご存知のように、放送通信が届かなければなりません。そういった物資支援、また非常に物資支援、助かっているのが北國新聞さんです。やはり通信が届かないところがございますので、連日、避難所、指定避難所にですね、新聞販売店の皆さん方がやっぱり使命感だと思いますが、北國新聞を届けていただいております。新聞は、行政情報を確認する、その情報に基づいて、市町の担当部局に電話をして生活支援の相談をする、1.5次避難所、2次避難所に行った後、私はどうなんだと、お金がないんだけどどうすんだと、下着もないんだとどうすんだとこう言った、情報に接しますし、新聞は体に巻けば、防災にもなりますし、避難所を掃除しようと思えば掃除もできます。こうしたですね、新聞の使い方も重要な物資として届けられて、私ども県庁職員はですね、基本的にこの情報発信を取りまとめさせていただいております。各市町は災害対策本部があり、各市町でやってますよ、17の市町は同時にそれを集約して対応するのが、上から順番に言います、石川県災害対策本部資料、これ基本的に飯田危機管理監の方で集約して出しています。石川県防災ポータルを地図に落とし込んだものなども、石川県の防災ポータルで、必要な項目を皆さんにも、県民の皆さんにも、世界中の皆さんにお示しをすることができています。

そして、これさらに、ISUTサイト、内閣府や防災科研ですね、この専門的な情報として、内閣府、防災科研の持っているですね、情報を、ISUTサイトとして出していただいています。ここに、私ども、県のEYE-BOUSAIの情報を、データを次々にアップデートして、それぞれの情報を皆さんに提供させていただいているという、こういう状況であります。ちょっと整理させていただきましたが、他の皆さんにもホームページなどを通じて、こうしたサイトにアクセスをいただければ、現地の情報を出すことができるということでですね、まず情報をデジタルで管理をし、提供しています。時々刻々とアップデートしています。必要な政策判断は、岸田総理、また現場ではですね、古賀篤副大臣、県庁においては、取りまとめを西垣さんがし、また人事等はですね、あるいは県庁内のね、日常業務をしている職員の皆さんもおりますから、県庁内においては徳田さん、私は西垣さんや徳田さんと相談しながら最終的な判断をし、というこういう状況であります。

当然、緊急のこともありますから、一昨日、こういうこともありました。輪島市長からですね、1.5次避難所に、何人、バス、1.5次避難所に行って大丈夫かと。ダイレクトに私に夜中に問い合わせがありましたので、すぐ私がタクシー会社に電話をし、現場を確認している当事者の確認をし、私自らが石川県の看護協会の方にも電話をし、看護師の配置をお願いするといったこともありました。したがいまして、緊急のことがあったときにはですね、直接ダイレクトに私に連絡があることもありますが、そうした情報も含めて常にですね、徳田さんや西垣さんと、今どこで何が課題かということを共有し、それを瞬時に決裁をして現場に下ろしているということであります。当然、今これなぜこういうことを今日申し上げたかというとですね、私どもこういうミッションを政府側と、また県庁内で協力してやっておりますが、残念ながら現場の避難所、指定避難所の管理は当初市町の職員がしていたと思いますが、市町の職員は、役場に戻っての業務もあります。今では既に罹災証明書の発行とか、様々な日常業務も踏まえて、緊急事態への業務があります。そうすると、指定避難所ですが、地域の区長さんとか、自主避難所では、まさしく誰がリーダーかわかりませんがですね、どなたにこうした情報の流れを、詳細にお伝えできるか、これは正直混乱したことは皆さんの推量の通りであります。ただ、現場に行っている自衛隊、消防、警察の皆さんから、随時情報は上がってきています。しかし、現場の集会所に、避難所にいるんですね、町会長さんとか区長さんとかは、それはこういう言葉は失礼で使いたくないんですが、これは聞いていないとこういうことも間々起きます。そうしたときに、私どもはこういう指示を出して、どんどん浸透させておりますが、例えば、指定避難所にいる人にしか水や食料をもらえないのかと。私は2キロも歩いて、2時間も歩いておにぎり1個もらいに行ったのに、あなたは避難所にいないから、おにぎりはあげられませんと言って、帰らされたという話は正直ごまんとあるんです。ダイレクトに私にも批判も来ています。なかなかこういう情報のですね、伝え方というのは必要だなと思いまして、改めてお伝えをいたしました。

なので、文句があれば、どんどん文句を言ってください。文句があるということは課題があるということなのでですね、しかもちゃんと受け止めています。そうすることによってむしろ、このEYE-BOUSAIですよね、市町の避難所情報をどんどんアップデートされますから、遠慮せずにどんどん文句でもお叱りでもください。それも、私や徳田さん、西垣さんの方で受け止めてですね、順次アップデートしています。ここら辺までで、もし課題があれば、徳田さんと西垣さんからのコメントあればどうぞ。

西垣副知事

今知事がご説明した件なんですけれども、皆さんから見ると、右上にある、この二つの情報システム等、今までのEYE-BOUSAIに入っている情報を繋ぐかというのが、今回災害が起こったときから大きな課題でした。左下にあるISUTサイトを担当している、内閣府の内閣防災の方と右上のkintoneを作っているサイボウズの方が、災害が起こって早々に、指定避難所以外に人がたくさんいるので、ここを作りましょうということで、内閣府の方で作っていたものをベースに作ってくれたという作業が起こっておりまして、ようやくここまでこぎつけたというのが現状でございます。

その際に、今回の石川県での非常に今までやれてなかったことの新しい点は、先ほど知事が申し上げたように、自衛隊とか消防隊しかわかってないような情報がたくさんあり、今までの正規ルートである市や町が認識した人の情報を入れるというやり方ではとても把握できなかったと。一方で、マスコミの方々からも孤立集落の存在というのが入ってきている中で、その孤立集落での救援ということについて、携わっていらっしゃる自衛隊の情報をどうやって取り込むのかっていうのが大きな課題でしたので、政府対策本部に自衛隊、防衛省のかなり上の方も来てくださっているので、これはもう自衛隊の人たちが救出に行った場の情報を我々政府関係者だけの中で構わないので入れてくれということで、どんどんkintoneのシステムに入れたと、その中には政府関係者同士だっていうことで個人情報も入ってましたので、その中から出してもいい情報、EYE-BOUSAIに入れてもいい情報に綺麗にデータをまとめてですね、それをEYE-BOUSAIに入れ込む、D24Hと言われている、右側のDMATが使ってるシステムもですね、いろんな情報が入ってますので、その中の情報のうち、EYE-BOUSAIに入れていいデータをスクリーニングするっていう作業が、これ結構エンジニアを入れてやっていたものですから、なかなか今日まで公表できる状況になってなかったんですけれども、これらの政府内で見ている情報としては、右上の二つを知事が言ったように我々は使っていたと。ただそれをEYE-BOUSAIに取り入れるためには、市町の職員に、確認して防災に入れていい情報っていうところまで整理して、これが入れられるようになってきたというところを、今の時点でご報告させていただくというのが今日の会議の趣旨です。

もう一つ右側の物資のこちらもですね、これも地震発生直後から、まずはプッシュ型ということで、大量にいろんなものが政府・各省庁、あるいは業界団体等を通じて入ってきましたので、これの管理をするために物資調達側のリストを早急にシステムとして使いました。それがだんだんプッシュ型からプル型、要望に応じてとなることによって、要望も入れられるようなシステムのアップデートも必要でしたので、これも1週間ぐらいで、ものすごい速さで作り上げて、ようやくこの避難所側の必要な情報と物資側の調達情報を繋ぎ、産業展示館の裏では、このバックアップデータ、このシステムを使ってオペレーションをやっているという状況になっております。ですので、この数日間、ものすごい二つの大きなシステムを、エンジニアの方に、石川県の外の方も含めて入っていただいて、出来上がったというのが今日の情報でございます。私からは以上です。

 

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