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更新日:2024年1月10日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和6年1月10日 -

令和6年1月10日(水曜日) 10時00分~

記者

  今、珠洲の方で災害関連死が6人発生して、今後も増える可能性も十分ある中で、まず知事としての受け止め、今後の対策について、先ほどのいしかわ総合スポーツセンターに避難をすることがまさに大事とのことでしたが、知事としてのメッセージをお願いします。

知事

  災害関連死の可能性のある高齢者、要支援者、これは避難所、また、現場の市町役場へ聞き取って、早くそういう方々を、1.5次、あるいは2次避難所に直結する可能性もあります、速やかに運ぶということがまず、関連死を防ぐために必要なことだと思います。2点目は、これ同時ミッションですけども、いわゆる現地の公立の病院、福祉施設、こちらのマンパワーも含めて、医師や看護師、保健師が足りないと。日常ですら十分ではなかった中で、今回被災をし、病院職員、看護師、医師も被災をしておられて、余計に人手が足りず、ここに全国から今入っていただいています。特に、医療・福祉・保健・衛生関係、DMATと、また環境省関係と入っていただいておりますがそれでも足りません。そういった人手のプッシュ型の支援を行うこと。すぐに支援の必要な方がすぐに金沢等に2次避難所に移ってくることができるようなミッション、スタートしておりますが、これをどんどん動かしていくことが必要だと考えています。同時に、今、事情があって、現地から動けない、動かせない人は、まずは病院に入る、福祉施設に入る、その病院の運営、福祉施設の運営、また保健師さんによる確認、そして、メンタルが大変厳しいと思われますので、カウンセラーの派遣、こういったことに配慮したいと思います。

記者

  続いて脆弱な能登へのアクセス、道路の今の状況なんですけども、これが本当に復興の鍵を握っていると本当に思うんですけども、現在ののと里山海道の徳田大津以北、今のその状況等どうなっているのか、その対策について、最新の情報を教えてもらえればと思います。

知事

  昨日も既に申し上げておりますが、国による権限代行も決定していただいている予定であります。その方向でということで、従って、まず骨となる、幹線道路ののと里山海道、それから外浦の国道249号、こういったところを、国の権限代行によってやっぱり開いていただく。それから輪島の方で土砂崩れがあって、水が溜まって、いわゆる土砂ダムができて、それが決壊する可能性があるということで避難しておりますが、こういったところも農水省に権限代行でやっていただくということになっておりますし、こういった膨大な量があるインフラ整備について、権限代行でやっていただく部分と、また県や市町が業者にお願いしてやっていただいている部分と、応急で自衛隊の皆さんにやっていただいている部分と混在しておりますので、総力を挙げてやるというまず方向性だけはご理解ください。

記者

  奥能登の医療逼迫について、今病院の方も本当に今手一杯の状態でなかなかつらい状況が続いていますが、その部分について知事の受け止めをお願いします。

知事

  これはもう既に発災直後からその報告はいただいております。DMATも現地に速やかに入っていただいております。フェーズは次々と厳しい状況が時時刻刻と広がっていると認識しています。感染症については、インフル、コロナ、ノロなど、特に輪島の方から、大変厳しいと聞いております。ここに対する医療、保健、福祉、衛生ですね。医療、保健、福祉、衛生部門にどんどん人を派遣しております。これはもう既に全国、都道府県知事会、市町村会に要請し、続々と派遣で入っていただいております。既に通知は行って人選をし、続々と入っていただいておりますので、そのことはご理解いただき、したがいまして、医療、保健、福祉、衛生。ここは引き続き対応してまいります。その医療物資支援も必要となってまいりますので。

記者

  富来で被災し火傷して5歳の命がなくなった子供のことについて、なかなか難しい対応を求められたと思うんですけど、その辺、内灘の病院の方で断られたということで、その辺の部分に関して知事の今の受け止めをお願いします。

知事

  まず報道で私もこの事案について接しました。改めてお悔やみを申し上げたいと思います。また、ご家族の心痛、いかばかりかと本当に何とも言えません。本当に。同時にこのオペレーションについては、この緊急事態の中でどういうふうに病院の方で判断をされたのかと。私ども、現地にいない人間にすれば、優先順位とは何なんだと声を大にして言いたい気持ちがあるのと同時に、発災直後の非常事態の中でどういうふうにオペレーションがなされていたのかは、これは私も当事者から聞き取りをしておりませんので、改めて、これチェックした方がいいなと、私は報道を接してそう思いました。ただ今の段階で、誰を責める、彼を責めるということはあまり言わない方がいいんじゃないかなと思います。

記者

  岸田首相が13日被災地入りと調整と報道があります。知事への報告は来ていますか。また知事の奥能登への被災地入りはいつからでしょうか。

知事

  昨日連絡が来ました。私と西垣副知事が同行します。それまで、私も正直、もうずっと被災地に行っていたい気持ちはありますが、私自身は発災以来ずっとこの県庁にいます。知事室で24時間対応し、様々な情報を踏まえて決裁をし、また、古賀篤、政府の防災担当副大臣と政府側との調整もし、ときには直接、大臣や知事の皆さんとやり取りをするというミッションをしておりますので、私も13日にまず岸田総理が来られた際に、現地入りしたいと思っています。

記者

  すいません、関連で、どこかは決まっていますか。

知事

  調整中であります。

記者

  これまで犠牲者の名前を公表しない理由は何でしょうか。死因の内訳の公表の目途は立っておりますでしょうか。

知事

  報告します。県が定めた安否不明者等の氏名等公表基準は、捜索や救助活動の効率化や円滑化を図ることを目的として定めたものであり、公表については裁量の余地があります。死者の氏名等の公表は家族等の同意が必要です。現時点では人命救助が最優先であり、マンパワーが限られる中、被災地の自治体が、確認作業には大きな労力が必要であり、他の業務が滞ることになると考えております。現在、死者については、家族等の問い合わせには回答することとなっている他、死者数を被害報で公表しており、死者の氏名等については公表しておりません。今後、直接死および災害関連死の方の氏名等については、家族の同意を得られた場合に公表してまいります。過去の事案もちょっと参考にしながらですね、基本的にやっぱり、ご家族はご遺族の意向、同意、また警察の皆さんの業務、いわゆる検死とかですね、こういったことが非常に逼急している状況であるということを踏まえて、対応しているということです。

記者

  死因のその内訳とかについてはどうですか。

知事

  これも推計とか確認ができないまま、バラバラと報告をする状況ではないということであります。申し入れは受け止めておきます。

記者

  要望ですが、昨日から石川県警が輪島朝市を捜索していると思います。県警は、捜索の結果を発表するものはなく、県の定期的な発表にゆくゆく含まれてくるというふうな方向、方針だと聞いております。個別で捜索結果を出すべきだと考えますがいかがでしょうか?

知事

  警察からは、人骨のようなものなどを発見しているけども、遺体の一部かを含めて、詳細は調査中という報告を受けております。本日も、警察部隊などによる集中的な捜索活動を継続しております。したがいまして、いわゆる、検死とか、それが何なのかということも含めて、警察の方でですね、検証している段階で、私から今は公表を控えたいと、こういうふうに考えております。

記者

  ぜひ結果がまとまった段階でもですね、単独で出してほしいなと思うんですが、その辺りの要望としてはいかがでしょうか。

知事

  要望として伺いますし、検討課題だということで認識をいたします。

戦略広報監

  先ほどののと里山海道の状況に関する質問で土木部長から回答させていただきます。

土木部長

  のと里山海道でございますが、今、徳田大津インター以北、国の直轄区間の能登三井インターまでを通行止めとしております。発災依頼速やかに、最低1車線で通せるように、昼夜をたがわず作業をしております。道路の中には車だけが残っておりますので、その車を出しながら、とにかく1車線で通せるように作業をしております。具体的な目途は今の場では申し上げませんけれども、適切な時にお知らせしたいと思います。

 

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