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更新日:2023年2月20日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和5年2月20日 -

知事定例記者会見(質疑応答)

令和5年2月20日(月曜日) 10時00分~

内容

記者

知事、冒頭にミサイルのことをおっしゃっていましたけれども、北朝鮮が相次ぐミサイルを発射していて非常に県民としても不安大きくなっていますけれども、これに対して政府というか、アメリカも含めてですね、報復措置ということで軍事訓練もしている中ではありますけれども、今後の北朝鮮とのことについてやはり政府にどういった対応で臨んでほしい、また、寺越事件も60年経っているわけですけれども、石川県としても大きな問題ではあると思いますが、こういった対話ということも含めて知事から政府にはやっぱりこうしたことをしっかりしてほしいという思いがありましたら教えてください。

知事

はい。情報収集に尽きます。なぜ今この段階で連発して北朝鮮当局が弾道ミサイルと思われる飛翔体を発射したのかという背景を、北朝鮮という国の政治体制とともに分析をし、情報を収集し、その上でもちろん抗議も必要ですし、私ども国家としての我が国の意思を明確に表示し、関係国と連携して、報復という言葉は私あんまり使いたくないんですが、対抗する、思いとどまらせる、そして、そんなことをしているとそのうち自分がみんなから相手にされなくなり、痛い目にあうと。率直に私は、情報収集をしっかりして国家として対処すべきであると考えています。

また、寺越事件、事案はじめ、この拉致問題については、我が国の主権を脅かす重大な国際的な犯罪。これについては、当時の日朝首脳会談、金正日総書記でしたっけ当時は、立場、金正日総書記でしたよね。我が国の小泉純一郎総理との間で直接謝罪がなされ、その後の対処についても話し合われたと記憶しておりますが、残念ながら全面解決、そして拉致被害者の帰国には至っていないという認識であります。

この間、ストックホルム合意もございましたし、第3国におけるやり取りもあったと仄聞しておりますし承知しておりますが、国家の犯罪に対して、我が国だけでなく関係する拉致被害国家とも連携し、また、国連という国際機関も通じて、継続して我が国の主張を国際社会に届け、その上で、やはり現実的には我が国と北朝鮮の代表者が直接話し合う場もどこかの時点で必要ではないかと、私はそういう認識を持っています。岸田総理をはじめ政府の皆さんのより一層の、最大の努力を求めたいと思います。

記者

2点目でお伺いしたいんですが、いしかわ百万石文化祭のことについてです。PR映像今拝見しまして、非常に華やかなVTRだなというふうに思いましたけれども、弊社も1月に百万石文化祭に絡めた番組を作ったんですけれども、非常に全国的にも大規模な文化祭になるということにはなっているんですけれども、県民の気運というのがまだそんなに高まっていないんじゃないかというふうに私は肌感覚で思っているんですが、そのためのPR映像だと思うんですが、それ以外にも何か次々とこういった施策もすればいいなということで、今のところお考えはあるでしょうか。

知事

新年度に入ってというふうにご理解いただければいいんですが、まず小中高校の学校教育を通じて、また大学などにおける、あるいは一般の文化関係の教室とかお稽古などを通じて、秋に開催される国民文化祭のイベントの内容が段々明らかになり、煮詰まり、お稽古もしていただいておりますので、当事者、関係者からどんどん情報を横展開していただくとありがたい。

県という立場では、カウントダウンボードとかですね、NHKを含め民放各局の地元の放送局の皆さんにご参加いただいてPRをしていただいておりますので、ニュースとか特集の番組とか、あるいは紙面を使って秋に国民文化祭が石川県でありますよ、こんな催しものがありますよ、こうしたPR、広告にご協力いただければありがたいと思います。先般、東京藝大とも連携協定を結んでですね、今後具体的に新年度からきめ細かく協力した事業をあちこちで行っていくつもりでおりますが、藝大の若い学生さんに県内に来ていただく。事業に参加したり、お稽古に参加したり、リーダーシップをとって若いエネルギーを芸術活動を通じて発揮していただく。

こういうことと相まって、加えて、実は国民文化祭、来年どこで開催かご存知でしょうか。そうなんです、岐阜県なんです。お隣の岐阜県で、したがってこれ、いい形でバトンを渡すためにも私自身が岐阜県に行ってPRしたり、昨年来、福井県の杉本知事や富山県の新田知事とも、静岡県の川勝知事とも、群馬県の山本一太知事ともお互いに行ったり来たりしながら交流をしております。そういう機会を通じて、今年の秋に石川県で国民文化祭が開かれますので、そういった意味でトップセールスもして来たりしたいと思います。

記者

つなぐ手帳、弊社でも以前特集もして、本当に小さい赤ちゃんで生まれたお母さんってどういうふうに、誰に相談していいかも分からないということを去年、弊社でも取材をしていまして、その方が独自に作られていたというふうに認識しています。それが県の施策に今回反映されたということ非常に取材した方も喜んでいらっしゃると思います。その点にについてまず一点、やっぱりこういったものがあることによって、全然違う、どういったふうにPRできるというか、お母さん方の不安がどう解消されるかって、知事の考えだけお伺いできますか。

知事

常に当事者の立場に立った行政のあり方を考えることが、県庁マンの務めであると思います。リトルベビー、たくさんの不安を抱えている。言葉はすぎるかもしれないけど、比べちゃうんですよ。比べて落ち込んだり不安になると。お母さんもご家族も大丈夫かなと。こういったことに対して、そのお子様が安心して生まれてくることができるような情報にまず接することができるようなサポートをするということ。

そして、リトルベビーを経験した先輩のお母さんのお話を聞けるということ。いざというときに、助けというか、相談できる人がいるということ。様々な情報をやっぱり共有し、自分1人だけではないんだなと、こういうことも出産の場合には経験として必要なんだなと、こうしたことを自分だけで抱え込まないで、つなぐ手帳を通じて、自分のお子さんに対する確認作業を通じて、愛情を一つ一つ積み上げていっていただければなというふうに思います。

県としても、こうしたリトルベビーの課題を議会等において指摘をいただき、様々な声をいただいた上で、今回手帳を作ることになりましたので、ぜひ、できれば多くの県民の方に手に取っていただければと思います。

記者

石川テレビに対し肖像権の考え方について、馳知事から以前からこの場に社長に出席してくださいということを、私も個別でも何度もお聞きしておりますけど、弊社の考えとして、トップの考えとしては、当社としては当社が行うもの以外の記者会見に出席し、当社の考えを述べることはしていないということで今回も来ていないということです。

ただ一点、最後のところで、知事が次回は石川テレビ社長の出席を踏まえてこの定例会見を開催したいというふうにおっしゃられたと思うんですけど、当事者でもあり幹事社でもあるという難しい立場であれなんですが、逆に言うと、石川テレビ社長が出席しないと定例会見を開かないということなんでしょうか。

知事

そんなことは申し上げておりませんで、次回は石川テレビの社長の出席の日程を考慮して、この定例記者会見を開催させていただきます。前回申し上げました、今日も申し上げましたので、次回お見えいただくことを期待して日程を調整をさせていただきます、そういうことです。

記者

冒頭発言にもありました肖像権の関係でお伺いしたいんですけれども、ご認識の確認をさせていただきたいことがあって、最初、1月の定例記者会見の時点から、法的な問題ではなく倫理的っていうお言葉を使ってらっしゃると思うんですね。当然、肖像権で憲法に規定されている人権の一種、基本的人権のものだと思うんですけれども、知事の捉え方としては、どちらかというと法的っていうよりかは、何て言うんでしょう、双方の合意が必要であるという倫理的、道徳的な問題として捉われているということでよろしいですか。

知事

もうちょっとピンポイントで申し上げると、裁量権の範囲内の問題だなと思っています。報道の自由がございます。ここで記者会見が行われていたり、議場で丁々発止と質疑が行われていたり、皆さん方、報道の自由はあると思います。それをニュースや報道番組として記事や映像としてお使いになるということを私は問題にしておりません。

映画の製作者は石川テレビであります。報道取材した映像を商業映画として入場料金を取って上映される場合に、おそらく一定の石川テレビの主義、主張、演出が含まれているものと解釈をいたします。それが本当に報道番組なのか、報道番組の一環なのか、私も県庁職員もただの一度も映像の使用許諾をいただいておりません。肖像権にはですね、人格権と財産権がありますよね。何人も犯してはならない憲法で規定された基本的人権の範囲内において、肖像権は、私のものです、県庁職員のものです。それが商業映画において一定の演出のもとに石川テレビ制作者の意図のもとに表現される場合に、報道の自由だから何を映してもいいとまではいかないんじゃないのかな。そこには一定の裁量権、それに対する両者の合意があってしかるべきではないのかな。おそらく憲法の第14条だったかな、基本的人権の尊重というのは。13条の方かな。ここに関してですね、ある程度の、どこまで報道の裁量権が許容されているのか、そして、当事者である、映される側の了解が必要なのかな。これは普遍的な、報道と私達報道される側の関係性において丁寧に議論された方が良いと思っています。報道の自由、取材をしてどう使おうと、ましてや公務員であるから、それあんまりじゃないのと思っていても、いちいち文句言うなと。報道の自由だと。それはちょっと乱暴すぎますよね。では、一定の配慮とはどういうことなのか。この議論はお互いにした方がいいんじゃないのかな。これが私が感じている違和感であり、法的な問題であるならば最高裁の判例を紐解けば良いと思います。多分、ここの裁量権の部分については、十分に埋められていないと認識しています。

したがって、私はこのことを裁判に持ち込むつもりは毛頭ありません。お互いに一定の配慮が必要で、それは何なのかという議論はしておいた方がいいのではないかな。一応そういうふうに思いまして、普遍的な、倫理感の、倫理的な問題ではないのかなということで、石川テレビさんから一方的に文書でご質問がありましたので、前回はその質問について私が回答を申し上げまして、見解をお互いに議論するということは必要ではないかということを申し上げました。以上です。

記者

最後にお話されたところにもちょっと関連するのかなと思うんですけれども、今回、先週末ですか、石川テレビさんの方から意見書の形で知事に提出があったと聞いています。それを受け取らないとご意向を示されたそうなんですけれども、そのことからしても、今日おっしゃられたように、知事がオープンの記者会見の場での議論を終始一貫して求めてらっしゃると思うんですね。クローズの場での結論ですとかお互いの合意ではなくて、そもそもオープンの場で議論を求めているという点について、この理由をもう少しお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

知事

はい。まさしく普遍的な倫理問題だという認識を持っております。たまたま今回の石川テレビさんのいわゆる映画「裸のムラ」に関して、私の違和感を、肖像権の取り扱いという観点で申し上げました。報道と私ども報道を受ける、とりわけ一応私は公務員、特別公務員って言っていいんですか、特別職。副知事も特別職、総務部長は。意味分かりましたよね、議会の承認を得るかどうか、私の場合は選挙で選ばれるかどうか。公務員といいましても、ちょっと微妙に表現が変わるように、その公務員を報道し、報道をした映像をどのように取り扱うかということについては、お互いに一定の配慮があっても良いのではないかという問題意識であります。何度も言いますけれども、私は報道の自由を侵害するつもりは全くございません。と同時に、私自身や公務員の皆さんが持っている肖像権の取り扱いについては、より丁寧に対応した方が良いと思っています。

記者

その意見をこのオープンの場で話すことで、ある意味国民的な議論ですとか、メディア側に意識を持ってもらいたい、そういう狙いでオープンの場での議論を求めているということでよろしいですか。

知事

はい。その通りです。定例記者会見を谷本県政の時代には行っておりませんでした。私はもったいないなと思いました。やったらどうと、時々県政懇談会でも申し上げました。こうした、やはり普遍的な課題、たまたま今回は報道の自由と肖像権の問題という論点をこうして取り上げておりますけれども、やはり皆さんは県民の代表でありますし、私も一応、一応と言っていいのか、選挙で選ばれておりますので、知事という県民の代表として行政の責任を負う。したがって、マスコミと私どもは、また議会の皆さんもなれ合いになってはいけないと思います。同時にですね、だからといって何でもやってもいいっていうもんでもないなと思っていまして、とりわけこの肖像権の取り扱いは、憲法第13条、14条じゃないの、14条は平等だ。こうした基本的人権の保障に関わる問題としては、丁寧に扱った方がいいと思います。

従って、この公開の場でこそふさわしいと思っておりますので、こうした場で製作者である石川テレビの代表、社長が、こういう肖像権の取り扱いについて報道と、また、いわゆる人権の問題についてこういうふうに考えておりますと。そして今般、いまだに私は映像のですね、「裸のムラ」についての映像許諾請求を受けておりません。うちの県庁職員も映像許諾の要請を受けておりません。誰か出てたかな。なかなかね、難しいんですよ。そこはやっぱり丁寧に行う必要があるのではないのかな。本人の知らない間に顔がアップで、名札まで映画の映像に出て、そこには一定の商業映画としての主義主張が表現されているということについては、一定の配慮がお互いに必要ではないのかなという問題意識でありまして、そのことについて、当事者である石川テレビの社長に、公開の場でお話をさせていただきたいということであります。

記者

もう一点伺いたいテーマがありまして、知事の情報発信についてなんですけども、私アメーバブログのはせ日記と、Facebook、非常に熱心な読者なんですが、ほぼ毎日のように更新されているじゃないですか、特にFacebookに至ってはかなり細かく。あれは基本的に投稿ですとか、写真とかっていうのは知事がご投稿されているものなんですか。

知事

はい。基本的には、私が直接投稿する場合と担当者が投稿する場合とチェックする場合とございます。したがって、あそこには私のホームページ、SNS担当者が常にチェックをを入れていると、こういう状況であります。

記者

わかりました。その上でお伺いしたいことがございまして、昨日の日曜日の午後4時21分にSNS、Facebookの方なんですけども、知事のページに、東京駅でウェディングドレスを着て記念撮影されているカップルを車内から撮影したと思われる映像が、映像というか画像が上がっていて、肖像権の話も出ているので念のため確認したいんですけれども、本人たちにSNS投稿の許諾っていうのは得られているものなんでしょうか。

知事

はい。それについては残念ながら許諾を得ておりません。そして、多くの方々が写真を撮ることのできる公開の場所で写真を撮っておられたので、私もそこで写真を撮って、大変微笑ましい場面なので、できる限り当事者とわからないような映像としてアップをしたつもりであります。

記者

肖像権の解釈に関わるところではあると思うんですけれども、基本的にみだりに撮影されない、映像ですとか画像っていうのはみだりに利用されないっていうのが肖像権の判例として積み上がってきているわけですけれども、SNSへの投稿というのも、目的はさておき、本人の許諾なしですと肖像権の侵害の可能性があると思われるんですが、この点についてのご認識は今いかがですか。

知事

はい。その通りだと思いますので、配慮したいと思います。

記者

この後削除されるご予定ということですか。

知事

担当者と相談して、配慮したいと思います。

記者

いしかわ百万石文化祭のPR動画について、改めて、その出来栄えとそれに対する思いとか知事自身の考えを改めて教えてください。

知事

PR動画ご覧いただいたと思います。県内の大型ビジョン等で、また商業施設等で発表させていただきます。秋に国民文化祭が開催をされるということのPR、加えて、ロゴといいますか、これはモザイクじゃなくてなんだっけ、モチーフはですね、石川県の様々な特産物とか工芸といったものが、万華鏡のように表現されております。こうした石川県の独特の文化がわかりやすく15秒以内で表現されているということと、アンバサダーである6名の方々、特に野村萬斎さんの取り組みが意欲的に表現されていると思いますので、気運醸成に繋がることを願っています。

記者

数日前、国土交通大臣が県民旅行割の延長をというのを容認されていましたが、石川県の現状をお伺いしたいんですが、なくなり次第終了ということで、まだ財政的な余力といいますか、があるのかないのかも含めて延長方針をお願いします。

知事

これは令和4年度内で補正予算等も含めて県民割を打ってまいりました。現状の売れ具合というのは私自身まだ報告をいただいておりませんので、もし分かる人がいたら。

総務部長

今この場ではわからないので、ちょっと後で聞いてください。

知事

これは調べた上で現状がどうなのか、そして今後の延長について一番もしかしたら聞きたいのかもしれませんが、正直、旅行関係者、ホテル関係者からはまだ厳しいので延長してほしいという声は直接届いております。ただそれが、業界団体全体の声なのかどうかについては判断しかねるところであります。今後議会においてもそういったご質問があるかもしれませんので、3月いっぱい、4月以降、ゴールデンウィーク、観光に関しましては様々なポイントがあると思いますので、当然議会のご意見、県庁内における情報の分析などを踏まえて対応したいと思います。

記者

東京23区内の大学の定員の関係でお伺いします。先日、内閣官房の有識者会議の方が東京23区内の大学の定員についてデジタルの分野に限って緩和するという方向性を示しました。馳知事、先日、中部県知事会議の頃だったと思いますけれども、蟻の一穴になるというご発言されて、このデジタル化に限るという動きが拡大されることについて懸念を示しておられました。今回の動きに対する知事のお考えと、国への注文だとあればお伺いできますでしょうか。

知事

はい、反対です。

記者

改めて、根拠といいますかお考えをお伺いできますか。

知事

はい。文科省が取り組んできたですね、また東京都の様々な事情があることもよく承知しておりますが、地方創生という観点からも、やはり飽和状態にある東京都23区内の大学の定員については今後増やさないと、この根本は堅持すべきであると思います、これ1点目ですね。今回確かにデジタル人材ということであるならば、それこそ各大学が努力をし、スクラップアンドビルドをすべき問題であって、ここで定員増を持ち出す必要はない。さらに3点目で言えば、時限的という表現があるかと思いますが、私は文科省の時限的という表現を信用しておりません。つまり、時限的と言いながら、なし崩しになってしまう可能性があります。例えば、法律で人材を育成するとしたら2期8年か3期12年ぐらいかな、大学4年間を考えれば。法律でそのことが明記されて、いわゆるサンセット方式ということを具体的に提言するならまだしも、そこまで具体的な議論にはなっていませんでした。

断じて容認できません。改めて、やるのなら今でもスクラップアンドビルドでできますよと。それでもデジタル人材が首都圏等で足りないのであるならば、まさしく時限を決めて、また、学生の育成方針にしても私は石川県の県知事という立場から見れば、みんながみんな首都圏で就職するというのはどうよという問題意識を持っていますので、インターンシップとか就職活動をきちんと47都道府県でできるようにするとか、そういう支援も含めて、人材の育成と適正な配置についての配慮があるならまだしも、今現在の文科省や政府の方針はちょっと乱暴だなというふうに思いますので、私が申し上げているような問題意識に回答いただけないのであるならば、これは反対と言わざるを得ません。

記者

会議の中には知事会も入ってやっておりますけれども、知事会も最終的には折れるという形になったんじゃないかと思いますが、その経緯について何かご意見あればお伺いできますか。

知事

知事会の事務局からも、知事会の担当者からも一言も私にそのような話はありませんので、私は反対です。したがって、私が反対のまま、知事会が政府の方針に賛成するんじゃないですか。

記者

わかりました、ありがとうございます。次に2点目なんですけれども、県庁のペーパーレス化の進み具合についてお伺いします。知事は長年国会議員としてやってらっしゃいまして、コロナ禍に入っていろんな分野でペーパーレス化、デジタル化が進んでいるところをご覧になって、国の方でそういうのが進んでいるところをご覧になってこられたと思いますが、現時点の石川県の現状をどういうふうに捉えてらっしゃるか、今後どういうふうにしていきたいかお伺いできますでしょうか。

知事

はい。石川県ではこれまでもデジタル技術の活用により効率的、効果的な行政運営や県民目線のサービスの提供に取り組んでまいりましたが、デジタル技術を最大限に活用して行政事務の効率化を進めていくためには、押印、書面、対面を前提とした業務の見直しを行い、情報収集から施策の立案、執行までの一連の行政事務にデジタル技術を積極的に活用する新しい働き方、デジタルワークスタイルが重要であると考えています。

デジタルワークスタイルの前提としてペーパーレスの取り組みがあり、県ではこれまでもペーパーレス会議の実施、Web会議の推進などのほか、資料をモニターに表示しそれを見ながら参加者が議論できるよう、各所属に大型モニターを導入したところであります。また、来月には本庁舎において普段から使用するパソコンを持ち寄って自席以外でも打ち合わせができるように庁内の通信ネットワークを無線化するほか、モバイルパソコンを配備することとしております。

来年度には、庁内ネットワークの無線化の対象を主要出先機関にも拡大することとしており、今後ともこういったデジタル技術を積極的に活用し、ペーパーレス化を推進し、行政事務の効率化に繋げてまいりたいと存じます。報道機関への資料提供につきましては、過去に記者クラブとの合意に基づいて紙で配布しているものでありまして、ペーパーレス化については今後記者クラブの皆さんにもお伺いをしながら検討していきたいと思います。つまり、皆さんに黙ってペーパーレス化はしませんということです。

記者

かなり紙の節減だったり職員の手間の節減も重要だと思いますのでご検討いただければというのと、予算の資料もかなり膨大な量がありましたのでご検討いただければと思います。

記者

先日も聞いたんですけども、明日大事な方のプロレスの試合があると思うんですけれども。

知事

はっきり言えばいいじゃない。

記者

武藤選手の引退試合があると思うんですけれども、前回聞いたときは行かないと、出場しないということだったと思うんですけれども、現時点でのお考えというか、出場はしないけれども、現地に駆けつけるとかそういったことはないでしょうか。

知事

はい。武藤敬司選手にはレスラー時代、また私が国会議員となったり、こうして知事となるにあたっても、大変熱い友情でご支援もいただきましたし、共にタッグを組んで日本のプロレス界に貢献してきたという自負はあります。その上で、明日東京ドームで引退試合がございますが、出るわけないじゃないですか。というか、明日出ることが叶わないので元旦に出ました。同時に、本当はアントニオ猪木さんの追悼試合にも出たかったのですが、これは1月4日東京ドーム大会なので、仕事始めのときに知事がいないということにはできませんので、元旦に日本武道館で試合がありましたので、その事も含めて出場をさせていただきました。

明日は、武藤敬司選手はですね、これまでのプロレスラー人生の一つの区切りだと思いますので、これまでで最高の作品を残して、引退を迎えていただければというふうに思います。彼は石川県の観光大使に指名していましたよね、観光大使に指名しておりますので、引退を記念して石川県特産の能登牛かお米かですね、記念に差し上げたいと思っています。

記者

それは知事が現地で手渡しするということですか。

知事

わかりやすく言うと、それは引退試合が終わって、私も日程の開くときに、普通に考えれば議会が終わった後ですよね。お互いの日程、会社の日程が合うときに、東京に行ってお渡ししたいなと。あるいは武藤選手に石川県に来ていただいて、県庁でお渡しをするか、ちょっとまだ話しておりません。なぜかというと、彼も太ももの肉離れ起こしてですね、大変試合ができるかどうかナーバスになっていますので、記念に何か送るよとは県庁から石川県の特産物送るからまた宣伝してねとはお願いしてありますが、具体的にいつどうするかっていうことは、悪いけど試合終わってからにしてくれと言われているので、そうします。

記者

明日は開会を迎えるということで行かないということですね。

知事

絶対に行きません。行きません。

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