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更新日:2023年12月28日

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記者会見の要旨 - 令和5年12月27日 -

令和5年12月27日(水曜日) 14時00分~

会見資料(PDF:908KB)

 

報告事項に入る前に、先週22日からの記録的な大雪により、怪我をされた方をはじめ、被害に遭われた皆様に対してお見舞い申し上げます。今回の大雪では、県内全域に大雪警報が発表されるとともに、輪島市や志賀町、七尾市、金沢市に「顕著な大雪に関する気象情報」が発表され、輪島市では、6時間降雪量が観測史上1位となるなど、能登地方を中心に記録的な大雪となりました。県としては、県内15市町に大雪警報が発表され、短時間の大雪が見込まれたことから、一層の警戒が必要と判断し、22日10時に、雪害警戒本部会議を開催しました。その後、10時37分には、「顕著な大雪に関する気象情報」の発表を受けて、災害対策本部を初めて自動設置いたしました。被害状況については、人的被害として、除雪作業中の事故などにより9名の方が負傷されるとともに、住家の一部破損の被害が確認されました。また、輪島市と穴水町などの広い範囲の延べ約1万7千戸において停電が発生したほか、輪島市や珠洲市など奥能登地方を中心に、倒木などによる道路の通行止めにより、孤立集落が25地区発生し、能登町では、一部地区で、停電による断水が発生しました。こうした中、停電の復旧に向けては、北陸電力において、夜通し復旧に取り組んでいただきました。ありがとうございます。被害情報等を収集するため、北陸地方整備局でも1名派遣しておりますが、県としても、県職員1名を輪島市へ派遣しました。また、輪島市の孤立集落の解消に向けては、県森林組合連合会に、災害時応援協定に基づき倒木除去の支援を要請し、輪島市へ作業員10名を派遣するとともに、北陸地方整備局と照明車やオペレータなどの派遣を調整しました。関係機関と連携しながら、全庁あげて復旧に取り組んだ結果、25日までに、全て解消し、同日に災害対策本部を解散したところであります。

それでは、私から6点ご報告させていただきます。

いしかわ百万石文化祭2023の来場者・観覧者数について

  1点目は、いしかわ百万石文化祭2023の来場者・観覧者数についてです。44日間にわたり開催した「いしかわ百万石文化祭2023」では、151のイベントが県内19市町で開催され、石川県がまさに文化一色に染まりました。大会の来場者・観覧者数は、「チームラボ金沢城光の祭」には、15万人以上、「皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」には、5万人以上が来場されるなど、目標の100万人を上回る128万人となりました。本大会を通じて、石川の文化・芸術の力を国内外に力強く発信するとともに、県民の皆様には、改めて、ふるさと石川への愛着や誇りを再認識いただけた大会になったと考えています。改めて、全ての関係の皆様方に、心から感謝を申し上げたいと思います。「いしかわ百万石文化祭2023」を一時のお祭りとはせずに、ポスト百万石文化祭の事業につなげていきたいと考えています。

「いしかわ旅行割の延長」及び「奥能登応援旅行割の実施」結果について

2点目は、いしかわ旅行割の延長及び奥能登応援旅行割の実施結果についてです。県では、6月補正予算において、国の全国旅行支援の予算残額5億円を活用し、10万人分の需要喚起を目標に、県内全域を対象とする「いしかわ旅行割」を当初の6月末までから、夏休み前の7月20日まで延長した結果、延べ利用者数4万7千人余で、経済効果は6億7千万円余となりました。さらに、地震の影響が当分の間残ることが予想された奥能登2市2町を対象に、秋の奥能登国際芸術祭も最大限に活かしながら、7月21日から11月30日まで「奥能登応援旅行割」を実施した結果については、延べ利用者数5万6千人余で、経済効果は8億7千万円余となりました。いしかわ旅行割の延長分及び奥能登応援旅行割の実績を合わせて、延べ利用者数は10万3千人余で、経済効果は15億4千万円余となり、利用者数の目標としていた10万人を超え、相当規模の需要喚起に寄与したと考えております。

北陸新幹線新駅舎見学会の開催について

3点目は、北陸新幹線の新駅舎見学会の開催についてです。開業まで3か月を切り、走行試験が完了し、運行ダイヤが発表されるなど、開業が目前に迫ってまいりました。これまで、小松駅、加賀温泉駅での新幹線車両の歓迎セレモニーや、金沢、加賀、能登でのカウントダウンフォーラムの開催など、県民の気運醸成に努めてきたところです。JR西日本においては、2月3日、4日に、新たな開業区間での試乗会を実施することとしていると聞いております。一方、駅舎については、この度、開業前に一足早くご覧いただける見学会を、JR西日本、小松市、加賀市とともに開催することといたしました。小松駅は来年1月21日、加賀温泉駅はその翌週28日に、それぞれ11時から1時間ごとに4回ずつ見学時間を設けました。小松市産日用杉(ひようすぎ)等の県産木材を使用するなど、各地域の特色を活かしたデザインの駅舎を、コンコースや待合室、ホームなど、順路に沿って自由にご覧いただくことができます。定員は、各回先着500名、両駅あわせて4,000名であり、事前申し込みは不要で、当日、整理券を配布いたします。  是非、多くの県民の皆様にご参加いただき、間近に迫った開業を実感いただきたいと思います。

金沢駅における観光PR

4点目は、「金沢駅における観光PR」についてです。3月に迫った北陸新幹線県内全線開業という絶好の機会を活かし、石川の魅力を国内外の観光客に発信するため、1月1日から、金沢駅コンコースのデジタルサイネージ40カ所で、15秒のデジヒロシの観光PR動画を、6分毎に表示することとなりました。動画の内容は、カメラのシャッターを切る度に、石川県を象徴する彩豊かな自然風景や伝統文化の写真が現れ、最後に、写真を撮っていたのは、県広報キャラクターであるAI石川県知事「デジヒロシ」だった、という設定になっています。

また、日本語や、英語、中国語などの6カ国語で「ようこそ石川へ」というメッセージを伝えており、3月16日の「北陸新幹線  金沢~敦賀間開業」もアピールしています。それでは、実際に動画をご覧ください。金沢駅では、音が出せませんが、今回は特別に効果音が入っています。さらに、本県観光のおもてなしの一環として、昨日から、金沢駅に、遠藤・輝・炎鵬の3人の郷土力士に続き、新たに、来年の初場所で新入幕となる「大の里」の等身大パネルを設置したところです。また、小松・のと里山の両空港にも設置しております。ぜひ多くの観光客の皆様をおもてなしするパネルとして、お楽しみいただきたいと思います。

ルビーロマンのブランド価値の保護に向けた対応

5点目は、ルビーロマンのブランド価値の保護に向けた対応についてです。今年のルビーロマンは、高温の影響により粒の着色が進まず出荷できない房が見られたものの、商品化率は49%、出荷房数は約25,000房、販売金額は約1億5,000万円と、概ね昨年並みを維持できました。このような中、ルビーロマンに関する不適正な事案が、韓国及び国内において発生したことから、ブランド価値を保護するため、厳しく対応しました。その概要をご報告いたします。まず、韓国において、昨年に続き「ルビーロマン」として販売されているブドウを調査いたしました。その結果、石川県が今年1月に韓国で商標登録したロゴマークを、韓国の事業者が、無断使用していることを確認しました。このため、事業者に対し、ロゴマークの使用を直ちに中止すること、中止しない場合には法的措置も辞さないことなどを内容とする警告文を発出いたしました。続いて、国内のオンラインサイトにおいて、国内の事業者が、正規品であることを示すロゴマークが付いていないブドウを「ルビーロマン」と表示して販売している事案を確認しました。このため、事業者へ立入検査を行い、販売されていたブドウの?NA鑑定を実施したところ、「ルビーロマン」とは別品種であることが判明したため、事業者に対し、「ルビーロマン」の表示を直ちに削除することなどを求めました。両事案ともに、ホームページの削除など直ちに状況の改善が見られたほか、今後は同様の行為を行わないことを確約する旨の文書が事業者から提出されました。このことについては、生産者の皆さんなどとも情報共有し、来年度も安心して、しっかりと生産いただくことを確認いたしました。今後とも、ルビーロマンをはじめとした県産農林水産物のブランド価値を守るため、同様の事案には厳しく対応してまいります。

「いしかわ総合スポーツセンター・トレーニングルームのリニューアル」について

最後、6点目は、いしかわ総合スポーツセンター・トレーニングルームのリニューアルについてです。この施設は、有酸素系や筋力系マシンに加え、基礎体力や全身持久力を専門的に測定するアスリート向けの機器も備え、コロナ前は年間14万人を超える皆様にご利用いただいてきました。しかしながら、平成20年の供用開始から15年が経過し、老朽化が進んでいたことから、今年度当初予算において121台・全ての機器の更新予算を措置し、去る22日にオープンいたしました。特に、全身持久力などの測定機器4台については、国のハイパフォーマンススポーツセンターと同じハイレベルな機種に入れ替えました。より精度の高い体力測定と、日本のトップアスリートのデータとの比較・分析が可能となりました。さらに、ルーム内を「体力のない方や障害のある方」向け、「トップアスリート」向け、「有酸素マシン」、「筋力系マシン」、「ウェイトトレーニング」の5つのゾーンに区分し、マシンを選びやすくするなど、利便性向上も図りました。リニューアル後、25日までの4日間で、既に千人を超える方にご利用いただき、私も早速、24日に訪れ、気持ち良くトレーニングしてきました。

利用者からは、「マシンの種類が増え、トレーニングのモチベーションが高まった」「ゾーニングで、マシンが選びやすくなった」「ウェイトトレーニングのゾーンが、特に充実していた」といった声をいただいております。一般の方は、2時間410円でこうしたすばらしい機器を利用できます。今後、積極的にPRを行い、一人でも多くの県民の皆様がスポーツに親しむ機会を提供してまいります。

 

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