緊急情報

閉じる

現在、情報はありません。

印刷

更新日:2023年11月13日

ここから本文です。

記者会見の要旨 - 令和5年11月10日 -

令和5年11月10日(金曜日) 10時30分~

会見資料(PDF:694KB)

知事

報告事項に入る前に、インフルエンザの状況について、県民の皆様に注意喚起させていただきます。現在、直近1週間における定点1か所あたりの患者報告者数が、注意報の基準値である10人を超え、多くの学校でも学級閉鎖が相次いでいる状況おります。そのため、一昨日、8日ですね、に「インフルエンザ注意報」を発令しました。例年、12月から1月に注意報を発令しており、今年は1~2か月早い注意報の発表となることに加え、これから冬の寒い時期を迎えることから、大きな流行の可能性が懸念ございます。そのため、県民の皆様には、改めて、手洗いの励行、換気や咳エチケットの実施、インフルエンザのワクチン接種など、感染予防に努めていただきたいとお願い申し上げます。

それでは、3点ご報告させていただきます。

いしかわ百万石文化祭2023について

1点目は、いしかわ百万石文化祭2023についてです。現在開催している、皇室の名品を展示する「皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」の前期展には、尚蔵館の巡回展としては過去最多となる累計2万7602人が来場し、今週7日からは2割近くの展示品を入れ替え、後期展がスタートしました。同様に、日本を代表する城郭御殿の障壁画を集めた「御殿の美展」も後期展がスタートしました。「皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」では、伊藤若冲の国宝「動植綵絵」の2作品を入れ替えたほか、書聖として名高い王羲之の国宝「喪乱帖」や、名工・正宗の最高傑作「名物 若狭正宗」の展示を開始しました。また、「御殿の美展」では、名古屋城本丸御殿の表書院を飾る、重要文化財「桜花雉子図」を新たに展示しています。いずれの作品も、本県では、めったに鑑賞できない名品であり、この機会に是非ご覧頂きたいと存じます。また、明日11日から会期終了の26日までの、週末を中心とした5日間は、3館とも20時までの夜間開館を行います。具体的に申し上げます。11月11、18、23、24、25の5日間です。本多の森公園では、右下の写真のように、伝統工芸をテーマとした光のオブジェなどの夜間催事を開催しています。さらに、今月3日から「皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」と「チームラボ 金沢城 光の祭」の入場料相互割引を行っております。本日を含め、会期終了まで残り17日となりましたが、各事業の相乗効果を図りながら、より多くの方に、本県の豊かな文化・芸術に触れる機会を提供していきたいと考えております。

首都圏における石川の秋の味覚の発信について

2点目は、首都圏における石川の秋の味覚の発信についてであります。まず、東京駅での「百万石の極みPRイベント」についてです。秋は、新米をはじめ、加能ガニや香箱ガニ、能登牛など山海の幸が豊富に出回る季節であり、先月10月24日に開催した「いしかわ百万石マルシェ」では、「マンダリンオリエンタル東京」の総料理長ご提案の旬の県産食材を使った料理を提供し、レストランやホテルのシェフに高く評価いただいたところです。これに続きまして、一大消費地である首都圏へ切れ目なく売り込むため、来週17日金曜日に、「JAPAN RAIL CAFE TOKYO」において、消費者の皆さんに、旬の「百万石の極み」の魅力を伝えるイベントを初めて開催します。当日は、金沢市出身の「銀座やまざき」の店主が腕を振るい、粘り気が強く、つなぎ無しでも団子にできる加賀れんこんの特長を生かした「はす蒸し」や「香箱ガニご飯」など、県産食材の魅力を詰め込んだお弁当を来場者、先着50名に提供し、石川の食文化とともに秋の味覚を存分に味わっていただくこととしています。

続いて、「能登牛を味わう会」についてであります。昨年8月に東京都内で開催した「能登牛お披露目会」では、首都圏の仲卸の方々から大変好評をいただき、昨年の東京への出荷頭数は、一昨年の95頭から、なんと168頭と、約1.8倍に増加しております。今年は、仲卸の方々からですね、「ホテルやレストラン関係者も参加した形で開催してほしい」という要望にお応えし、年末年始の商戦も視野に、「百万石の極みPRイベント」と同日に「帝国ホテル東京」において、「能登牛を味わう会」を開催することとしました。様々な県産食材とともに、能登牛の魅力が際立つメイン料理はもとより、前菜やスープに至るまで余すことなく、能登牛を織り込むことで、県産食材の総力を挙げて、紹介をしたいと存じます。オードブルに能登牛、スープにも能登牛、寿司にも能登牛とひゃくまん穀、メインに能登牛と源助だいこんと加賀れんこんと五郎島金時、デザートには高松紋平柿と五郎島金時、ドキドキしますね。当日は、両会場において、県観光大使である武藤敬司さんに、さらに、帝国ホテル東京には、俳優の若村麻由美さんにもご参加いただきます。私もご来場の皆様に県産食材の魅力を直接PRさせていただいて、首都圏での販路拡大につなげてまいります。

事業承継の取組状況

3点目は、事業承継の取組状況についてです。後継者不在による自主廃業の増加が懸念される中、円滑な事業承継を促進することが、大変重要であります。県においては、平成27年に、ISICO内に「石川県事業承継・引継ぎ支援センター」を開設し、比較的小規模な企業の事業承継の支援を行ってまいりました。同センターにおける相談や成約の件数は近年、増加傾向にありまして、今年度の上半期では、210件の相談、18件の成約があり、うち半数の9件が、親族や従業員ではなく第三者へ承継されたものとなっています。なお、昨年度は、同時期で158件の相談、26件の成約でありました。県では、事業承継を後押しするために、今年度、二つの取り組みを強化いたしました。1点目は、事業承継を推進する際に、売り手・買い手双方を対象とした企業価値の算定費用などを支援する「事業承継円滑化補助金」を新たに創設したものであります。本日時点で、60件の採択枠に対して、9件の申請をいただいております。来年1月末まで随時受け付けをしておりますので、是非ご活用いただきたいと存じます。      

2点目は、さらなる事業者の掘り起こしを図るため、セミナーを3回から6回に、商工会・商工会議所・中央会と連携した個別相談会も30回から60回に、各々前年度から倍増させました。セミナーについては、今年度これまでに3回開催しておりまして、来週15日には、県地場産業振興センターにおいて、事業承継に成功した体験者が、事業継承を円滑に進めるために必要と感じたことを語る「事業承継セミナー」を実施いたします。また、個別相談会は、今年度これまでに既に35回開催したところでありまして、今後も県下全域で順次開催していく予定であります。ぜひですね、情報収集や相談にご活用いただきたいと存じます。

 

ページの先頭へ戻る

 

 

お問い合わせ

所属課:知事室戦略広報課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1362

ファクス番号:076-225-1363

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報はお役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?