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更新日:2023年11月2日

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記者会見の要旨 - 令和5年11月1日 -

令和5年11月1日(水曜日) 15時15分~

会見資料(PDF:1,286KB)

知事

  報告事項に入る前に、一昨日(30日(火曜日))、小泉志賀町長らが、町発注工事に関する不正の疑いで、警察に逮捕されました。大変遺憾に思っております。今後、捜査が進み、早急に事実関係が明らかになることを望んでおります。県としては、今後の事態の推移をしっかり注視してまいりたいと思います。では、私から4点ご報告させていただきます。

「まるっと石川アートめぐり」について

  1点目は、いしかわ百万石文化祭2023「まるっと石川アートめぐり」についてです。

  これは、いしかわ百万石文化祭の開会日の先月14日から実施している、特に若い世代をターゲットとして、本大会のリーディング事業の一つであり、4つの企画からなる、県内100カ所以上のアートスポットを気軽に楽しみながら巡るイベントであります。私から特にご紹介したいのは、「スマホでARアートめぐり」であります。フェイスブックやインスタグラムを展開するメタ社のご協力のもと、見附島、金沢駅鼓門、山中温泉など、県内14か所の観光名所でスマホをかざすと、幻想的なARアートが現れる、県内初の企画であります。是非、現地で「リアル」と「デジタル」が融合した驚きのアートをお楽しみいただきたいと思います。それでは、サンプル映像をご覧ください。この企画には、総表示回数が36億回を超える人気ARアーティスト・ミツコオノさんや、楽都音楽祭のイメージキャラクター「ガルガンチュア」のデザイナー・アマヤギ堂さんなど、9名に参加いただいており、本大会だけのARアートの世界を多くの方に体験していただきたいと思います。その他の3つの企画も、資料に概要を記載しておりますが、「わたしがみつけた100のアート」や、「道の駅学生アートプロジェクト」、先月5日の会見でご紹介した「きらめく傘のアートプロジェクト」と、どれも気軽に見に行けるものとなっております。現在、これら4つの企画のスポットを巡ってポイントを集めると、ひゃくまん穀や能登牛など、抽選でプレゼントがもらえるデジタルスタンプラリーも開催中です。現在、人気を集めているスポットは、香林坊交差点付近にあるアート作品「まちしるべ」や「走れ!」など、兼六園周辺文化の森エリアにあるスポットです。加賀や能登にも魅力的なスポットが多くありますので、ドライブがてら、広く県内を巡り、本大会ならではのアートを楽しんでいただきたいと思います。県民の皆様のご参加をお待ち申し上げております。

新幹線新駅の発車メロディを活用した観光PR動画

  2点目は、新幹線新駅の発車メロディを活用した観光PR動画についてです。

  本年3月に決定した新幹線小松・加賀温泉駅の発車メロディは、県観光ブランドプロデューサーの松任谷由実さんに作曲、松任谷正隆さんに編曲いただいたオリジナル曲であります。これから本格化するJRの開業プロモーションにあわせ、南加賀エリアを全国へ強力にアピールするため、今般、松任谷由実さんにご出演いただき、発車メロディを活用した観光PR動画を制作し、本日から公開となりました。動画では、発車メロディ制作にかけた思いや、那谷寺・木場潟公園のほか、山中・山代・片山津温泉など、南加賀エリアの魅力を松任谷由美さんにご紹介していただいております。県観光連盟の「ほっと石川旅ねっとYouTube チャンネル」で、12分版から30秒までの4種類の長さが違う動画を公開しております。ここでは、2分45秒版の動画をご覧ください。今後、小松・加賀温泉・金沢駅の各観光案内所のほか、県内外の観光PRイベントで放映するなど、積極的にPRし、新幹線新駅を核とした南加賀エリアの認知度向上及び誘客につなげてまいります。

のと里山空港の利用状況について

  3点目は、のと里山空港の利用状況についてであります。

  のと里山空港は、平成15年7月7日の開港以来、1日2便の羽田便を確保するため、全国初となる搭乗率保証制度を導入し、目標搭乗率の達成に向けて、利用促進に取り組んでおります。東日本大震災や新型コロナの影響があった年を除き、全ての年で目標搭乗率を達成しております。今年21年目におきましては、5月の奥能登地震の影響もあり、先週26日時点の搭乗率は59.0%と、伸び悩んでおります。前年同時期の52.5%を上回っているものの、昨年は、搭乗率保証制度の適用が除外された年でありました。また、これから搭乗率がさらに落ち込む冬場を控えたこの時点で、コロナ前の平成30年の同時期73.3%でありました。ここを10%以上、下回っており、目標達成に向けては、かつてないほど厳しい状況となっております。県としましては、当初予算で計上した、能登の食や奥能登国際芸術祭などを活用した首都圏向け旅行商品造成支援を行うとともに、市町におきましては、地元向けに、羽田乗継を利用した企画旅行などを実施しております。また、需要が落ち込む冬場対策として、9月補正予算で計上した、団体ツアーをターゲットに、寒ブリの解体ショーなど、能登ならではの観光資源を組み込んだ旅行商品造成支援を行っております。各市町におきましても、大相撲観戦の企画旅行などを実施するなど、目標の達成に向けて、さらなる取り組みを行うこととしております。加えて、首都圏からのさらなる誘客を図るとともに、地元利用が年々減少していることから、市・町・関係団体の皆さんと一体となって、地元利用の促進を図るため、今月中に、市町・関係団体による緊急の担当者会議を開催することとしております。私自身も、今月13日の上京の際に、のと里山空港を利用する予定です。県民の皆様におかれましても、ぜひ、のと里山空港をご利用いただき、首都圏への旅には、のと里山空港からと、お願いしたいと存じます。

カーボンニュートラルに向けた主な取り組みについて

  4点目は、カーボンニュートラルに向けた主な取り組みについての報告でございます。

  石川県は、全国に比べ、家庭と運輸部門でCO2排出量の割合が高いことから、県民の皆さん一人ひとりの取り組みの「実践」が重要であります。当初予算で措置した各種支援制度などの執行に全力であたっておりますが、現時点における進捗状況を4点申し上げます。一つ目は、電気料金の高騰に伴い、家計の負担軽減とともに、家庭の省エネを強力に推進する、「いしかわ省エネ家電購入応援キャンペーン」についてです。キャンペーン開始から約半年で、申請件数は1万7千件、予算に対する申請額の割合は、既に7割を超えております。当初の想定を上回るスピードでご活用いただいており、ありがとうございます。品目としてはですね、猛暑が続いたことにより、これまでのところ、エアコンが多くなっております。また、LEDやエコキュートなど、将来にわたって省エネに資する商品の人気が大変高くなっています。予算上限に達した段階で終了します。明日から、予算の消化状況を特設サイトで公開することといたしました。早ければ、年内に予算上限に達する見込みであり、ご検討中の県民の皆さまにおかれましては、買い替えの前にご確認いただくとともに、早めの申請をお願いしたいと存じます。ちなみに、ホームページに掲載する状況はですね、毎週火曜日に更新します。二つ目は、昨年10月から開始した、ZEHなど、省エネ・創エネ住宅のさらなる普及に向けた、住宅の新築、改修への支援についてです。今年度の申請件数は、月平均59件と昨年の月平均40件と比べましても、約1.5倍の、良いペースとなっております。新築に加えて、窓などの開口部のリフォームも大幅に増えております。制度の浸透だけでなく、国が、窓の断熱工事への支援を開始したことも一因と考えています。住宅性能の向上は、CO2の削減だけでなく、光熱費の削減にもつながることから、この制度を積極的に活用いただきたいと存じます。三つ目は、電気自動車等への購入支援です。こちらも、今年度の申請件数は、月平均104件と、昨年度の月平均62件と比べて約1.7倍の好調なペースとなっております。これは、選択肢となる対象車種が増えたことや、部品供給の遅れがある程度、解消されたこともあると聞いております。EVが売れることは、さらなるEVの開発、普及という好循環につながりますので、自動車の購入をお考えの皆様には、是非EVもご検討いただきたいと思います。四つ目は、「いしかわエコハウス」の機能強化についてです。現在のいしかわエコハウスについては、建設から10年以上が経過しております。そこで、県民の皆様にZEH化や太陽光発電の導入の効果・有効性などを体験いただく場としてリニューアルするため、当初予算で所要の予算を計上し、8月から改築工事を進めているところです。具体的には、ソーラーカーポートの設置や高性能の断熱窓への交換などによって、エコハウスのZEH化を行うとともに、太陽光発電量を表示する巨大ひゃくまんさんをシンボルとして設置することとしています。私は10mくらいのひゃくまんさんにしてよと言ったのですが、予算の都合上、2.5mです。また、大型映像によるエネルギーの「見える化」やZEHの解説、次世代エネルギーである水素でおもちゃなどを動かす体験学習などによって、創エネや省エネの効果を分かりやすく伝えられるよう、展示内容を強化します。改築工事は、現在、増築部分の基礎工事にとりかかっておりまして、来年3月の完了、来年4月中のリニューアルオープンを予定しております。新築やリフォームを検討している県民の皆様に、新たなエコハウスを体験いただいて、家庭でのカーボンニュートラルの更なる「実践」に繋げていただきたいと考えております。さらに、地元工務店と連携した住宅セミナーの開催などによって、省エネ・創エネ住宅のモデルハウスとして活用してまいります。

 

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