記者会見の要旨 - 令和4年9月30日 -

知事定例記者会見

令和4年9月30日（金曜日） 15時00分～

内容

よろしくお願いいたします。9月の定例記者会見を開催させていただきます。

まず3点報告させていただきます。

新型コロナウイルス感染症について

配布資料(1)（PDF：438KB）

1点目は、新型コロナウイルス感染症についてであります。

今週26日月曜日から、いわゆる全数把握が簡略化され、患者さんの状態に応じて、療養の流れが変更となりました。改めて、概要のご説明と現状の報告をさせていただきたいと思います。

まず、従来どおりの発生届の対象となる方は、65歳以上、入院が必要な方、重症化リスクがあり、投薬や酸素投与が必要な方、妊婦の方と限定されました。こうした方は、引き続き、医療機関を経て、保健所が入院調整や健康観察を行っております。

また、発生届の対象とならない方についても、引き続き、安心して療養いただけるように、症状がある場合は、医療機関を経て、また、症状がない場合でも、ご本人が直接、県の陽性者登録・フォローアップセンターに申請いただくことで、療養支援が受けられる体制を整えております。

発生届の対象が限定されたことで、医療機関が届出するケースは、現在のところ、患者さん全体の約2割に減少しております。医療機関の皆さんからは、「事務作業が減り、患者の対応に集中できる」との声をいただいております。

ちなみに、数字申し上げます。9月27日から29日までの発表分は、感染者総数1,485人。このうち、届出対象者は324人、21.8％。届出対象外は1,161人、78.2％となっております。

また、フォローアップセンターには、昨日までの公表分で約400件の申請がありました。発生届の対象とならない方の約4割が療養支援を希望し、センターを利用されているということになります。

もう一回数字言いますね。9月27から29日の時点で感染者数1,485人のうち届出対象者が324、届出対象外が1,161人。この届出対象外の1,161人のうち、フォローアップセンターに申請のあったのが430人、37.0%という数字であります。

引き続き、感染された方には、安全・安心な療養のため、積極的にフォローアップセンターをご利用いただくようにお願いを申し上げます。

また、最近の感染状況を踏まえて、病床フェーズの引き下げについても、併せてご報告をさせていただきます。

先週21日の本部会議で、病床のフェーズを5（504床）から4（413床）に引き下げたところですが、その後も、病床使用率が20％前後と低い水準で推移していることから、本日から、フェーズ3（314床）へと更に一段階引き下げることといたします。

感染状況は一時期に比べて落ち着いておりますが、感染者数は、まだまだ多い状況です。県民の皆様には、引き続き、感染防止策の徹底をお願いします。

「ISHIKAWA URBAN SPORTS PARKS 2022」の開催について

配布資料(2)（PDF：5,648KB）

2点目は、アーバンスポーツイベント、「ISHIKAWA URBAN SPORTS PARKS 2022」の開催についてであります。

若い世代からの人気が高く、近年、オリンピック正式種目にも採用されております、アーバンスポーツのイベントを、本県では初めて、来月23日に金沢港クルーズターミナルにて開催いたします。その概要を紹介いたします。

まず、体験会につきましては、事前申込制となっております。スケートボード、3x3バスケ、BMX、ボルダリング、パルクール、ストリートダンスの6種目について開催いたします。

これ以外にも、色々と楽しんでいただける企画を考えておりまして、例えば、東京オリンピックのBMX解説でも有名となりました、勅使川原大地さんなど、著名なプロアスリートによる、スケートボードとBMXのパフォーマンスを披露いたします。

また、県内の関係団体や企業の皆様にもご協力いただき、アーバンスポーツを始める際に必要となる道具や競技施設などを紹介するブース出展を行います。

さらに、日本人最多のX-GAMES出場の経験を持つ、本県出身のBMXライダー、宇野陽介さんによるBMXライドショーや、地元ダンススクールによるダンスショーなど、地元ゆかりの皆様にも多数ご参加いただく企画を用意しております。

賑やかで、楽しいイベントにしたいと考えておりますので、皆様のご来場をお待ちしております。

DJの参加とか、キッチンカーにもたくさん来ていただいたり、小松ゆるスポーツ競技会による、ゆるスポーツ対決などもイベントとしていたします。

オーケストラ・アンサンブル金沢（OEK）の定期会員募集について

配布資料(3)（PDF：79KB）

3点目、最後です。OEKの定期会員について申し上げます。

今月から、国内外のオーケストラの首席指揮者等を歴任された広上淳一氏が、アーティスティック・リーダーに就任され、今月18日には、就任記念公演を指揮されました。広上氏からは、「OEKの演奏レベルは大変すばらしい」と評価いただくとともに、「大勢の観客を呼び込みたい」と意気込みを語っておられます。

OEKの素晴らしい演奏をもっと多くの皆さんに楽しんでいただくと同時に、沢山の観客の方がいる中で演奏を続けていただくことが、今後、OEKが更に飛躍していく鍵ではないかと考えております。

こうした中、OEKでは、平成13年の音楽堂開館以来、複数の公演チケットを割安で一括購入する定期会員制度を設けておりますが、最大で、平成16年当時、約2,600人いた会員数は、その後徐々に減少し、昨年度末では、新型コロナの影響もあり、約1,100人にとどまっているのが現状であります。

定期会員制度は、年間を通じて安定的な集客を図るうえで、非常に大切な制度と考えており、会員増に向けて、テコ入れを図らなければなりません。そのため、今回、定期会員への入会方法を改善することといたしました。

具体的には、OEKは、9月から翌年7月が年間シーズンとなっており、従来は、シーズン開始前までに入会する必要があったものを、10月11日からは、年間を通じて、随時入会できるように改めます。

ちょっと細かいことを言いますね。年間シーズンにおける各シリーズの開始日は、フィルハーモニーシリーズが9月18日から、マイスターシリーズが10月1日から、ファンタスティックシリーズが11月23日からと、各シリーズの開始日はこういうふうになっておりますので、こういった情報も参考にして、定期会員をお願いしております。

定期会員になれば、良い席、お得な価格で、年間を通してOEKのコンサートをお楽しみいただけるほか、様々な特典が用意されております。

石川県音楽文化振興事業団としても、引き続き、定期会員となった場合の特典の改善など、様々な工夫を重ねるとともに、広報や営業活動を、しっかり行いたいと考えております。

是非この機会に、多くの方々に定期会員になっていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

冒頭、私からは、以上3点を報告させていただきます。

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