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更新日:2022年11月25日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和4年11月24日 -

令和4年度知事記者会見(質疑応答):令和4年度12月補正予算について

令和4年11月24日(木曜日) 15時00分~

内容

記者

G7の教育大臣会合の件について聞かせてください。いよいよ半年に迫って、今回こうやってこどもサミットや海外プレスを対象としたプレスツアーの費用も計上されましたが、改めて今、現時点で重要性というか、知事として考える教育会合の重要性について教えてください。

知事

はい。4年前には富山で環境大臣会合が開催されました。この北陸で国際会議を開催することを、チャンスがあれば必ず取りに行く姿勢を示したいと思います。何事もPRというのは効果的に繰り返し行うことが必要ですし、この機会にこの地域、富山・石川の教育力の素晴らしさを発信したいとも思いますし、海外のプレスがお見えになりますので、富山・石川の魅力を大いに発信したいと思います。

記者

今回、多くの来賓が来ることを想定して警備体制の強化という費用も計上されたと思うんですが、改めて、警備が本当に重要だなという声もすごく聞かれると思うんですけども、その辺についての意気込みみたいなものを聞かせてください。

知事

はい。この間、自由民主党の茂木幹事長が金沢に来られまして、そのときに以前と比べて格段の違いで警備が強化されておりました。安倍(元)総理の銃撃事件もございましたように、要人の警護ということには万全を期していかなければならないと思います。

ましてや、先進7カ国の大臣方がお見えになりますし、国際機関の役員もお見えになると認識しております。また富山、金沢の移動、おそらく北陸新幹線を使うことになろうかと思いますが、極めて重要な案件だと思います。県警もですね、警察庁と連携して対応しておられるようでありますし、万全を期して安全を守りたいと思います。

記者

あと、インバウンドの誘客について、国際クルーズの受け入れ再開がいよいよ始まるということですけども、それに関して、改めてどういうふうに取り組んでいきたいか教えてください。

知事

これは、インバウンド・アウトバウンド含めて、よしやるぞという気持ちになっておりまして、香港、アメリカと出かけていって石川県の魅力をアピール、発信する。とりわけ、観光関係の方々やマスコミの方を事前にお招きをして、改めて石川県の魅力を発信していく。食、景観、建造物もそうですし、お祭りなども含めてですね、石川県の魅力を大いに発信していくことに尽きると思っています。

記者

あとは、今回物価高に関して様々な分野で支援を手厚くした部分がありますけれども、やっぱりそういった声が結構県にも届いていると思うんですけども、今回、事業者の資金繰りのさらなる支援について、ゼロゼロ融資とかを更に拡充したっていうことだと思うんですけども、その辺について、狙いについて改めて教えてください。

知事

今、青息吐息の企業ですね、ここでやっぱり潰すわけにはいきませんし、また、デジタル化、グリーン化という新たな取り組み、さらに言えば、賃上げにも取り組んでいただかなければなりませんし、そうすると、手元に資金があった方が安心して投資をすることもできますから、ここが一つの正念場と捉えております。

コロナがありました。ここを乗り切ろうとしています。円安、物価高、原油高とありまして、大変やっぱり原材料費がかかって価格転嫁できればいいですけれども、できない状況もあったり、賃上げの圧力も、私達もお願いしている。こういったときに事業を継続する上で必要な投資、見通し、そのためにですね、必要な資金は信用保証料金を負担してでもやっていただきたい。借換融資も積極的に。

だだ、私の本音ですけど、あれもこれも全てというわけにはいきません。したがって、信用保証協会も頑張っておられますが、金融機関におかれましても、審査はちゃんとやってほしい。事業計画をちゃんとチェックした上で対応していただきたいと、ちょっと一言だけ余計かもしれませんが、申し上げておきたいと思います。

記者

今の質問に対して追加してなんですけども、今回、医療・福祉施設や公衆浴場に対しての省エネ設備の導入支援費ですか、他にも学校の給食費とかもありましたけれども、今現在あれもこれもって話もありましたけども、物価高がまだまだ続くっていう想定される中で、他に何かしたい部分とか現時点で知事の考えはありますでしょうか。

知事

1点です。私としては、こういう状況で先行きが見えないと。経営者の立場に立ったら、何が一番困るかといえば、このまま事業を続けていいのかどうか、いい年にもなったし、お金は借りているけれども当然返していかなきゃいけないっていう、そういう不安からですね、事業承継どうするか、自分1人で責任持ってやっていくか、あるいは同業他社と肩を組むか、他業種とも一緒に肩を組んで地域の生活、経済を守っていくか。

ここを判断できるデータ、それを支援することのできる材料、ここはやっぱり私はぜひ今のうちに応援していかなければいけないと思っています。

こういうと言いすぎかもしれませんが、昔と同じようなことを、同じような技術で、同じような人の数でやっていては競争を勝ち抜いていけませんので、ここがいろんな発想、工夫、デジタル化のですね、またデータを活用する、検証した上で次の一手を積むという事業計画を立てていただくことによって乗り切れると。そういうやっぱり体質強化のところを応援していくという姿勢が私達行政としての役割かなと思っています。

記者

最初にも狙いと知事説明していただいたかと思うんですけども、改めて12月補正予算案のポイント、知事が思うポイントを教えていただけますでしょうか。

知事

はい。これはやっぱり円安、物価高、原油高、そして電力料金が北電さんも来年ですね、上げざるを得ないと言っている状況の中で、製造業で好調のところもございます。円安ですから、輸出産業等は好調のところもございますが、売り上げが上がっていても利益率、本当に儲かっているのかというとそうではないところもありますから、やっぱり安心感をお与えする、年越しをしていただくために、今回の12月補正予算は重要な意味を持っていると私は思っています。

記者

続く物価高に対して切れ目なくといいますか、支援を追加して広げていっていうことが今回のポイントっていう。

知事

はい。国会の方でも補正予算の審議が始まると認識しておりますが、政府と足並みを揃えてやるということは、県として当然の役割だと思っています。加えて、この9月から中小企業庁と連携して伴走型支援をすることになり、職員の専門性も高めてまいりました。

出かけてってね、あんたのとこ大丈夫と。事業計画作る、こういうデジタル投資、グリーン投資をやることによって賃上げにも対抗していける、雇用も確保していけるという、そういう姿勢は伴走型で支援していく。12月補正としての意味はそこにあると思っています。年越しだけでなく、来年度の4月を迎えるときにですね、あのとき国と一緒に県も支えてくれてよかったなと思ってもらえるようにしたいと、こういう認識で予算編成をいたしました。

記者

冒頭であったG7の教育相会合の関係で、こどもサミットや海外プレスツアー、こちらの開催時期は補正ということですから、年明け、4月になるまでの間という認識でよろしいでしょうか。

知事

はい。そのように考えて準備に入ろうと思っております。

記者

今回医療の、医療機関を対象にした電気代の支援があると思うんですけども、狙いを教えてください。

知事

診療報酬、介護報酬で決まっていたら、経営上ですね、いきなり価格転嫁って民間の事業者と同じようなことはできないわけですよね。したがって、こうした環境案件について投資をしようということ、それを呼び水に環境投資、省エネ投資をしてくださいということを今回の補正予算でお願いしているということであります。

実際には、こういったところは介護報酬、診療報酬できちんとすればいいわけですが、十分それに対応できていない施設がございますし、お風呂屋さんについても、審議会を経て、実際に経営状況を見た上で、審議会を経て価格を上げることになっていますので、県としても早く審議会をしますということのお触れを出しておかないと、経営者の皆さん、大変ですよねということです。

記者

他の県の12月の補正予算を見ると、医療機関に対しては電気代高騰分の補填とかもあるようですけれども、今回、省エネ設備の導入補助に絞った経緯というかそういったものあるでしょうか。

知事

いいポイントだと。やっぱり今後、先行きの見通しを考えると、まずは、いわゆる経営体質を強化してもらわないと、ワンショットでお金だけどうぞというのではなくて、省エネの状況を作り出していただくということを、まず基盤整備をしていただきたいと。

まだされていないところもありますようなのでですね、そこはちゃんとやってくださいねと。その上で、継続してですね、状況を把握して対応していきたいと思っています。

記者

こどもサミットについて、先ほどとちょっと重なるんですけれども、改めてこどもサミット、気運醸成のためということでしたけれども、どんな狙いかっていうのを詳しく伺ってもよろしいでしょうか。

知事

はい。小中学生、私、前回倉敷で出席したときは中学生だったと思いますが、中学生の年代で教育について考えて意見をまとめて発表するというのは、ものすごいエネルギーも必要ですが、自信になると思うんですよね。

今回、G7教育大臣会合、各国の大臣はそれぞれの国において、大きく言えばコロナがありますよねと。ウクライナ情勢もあって、人権の問題ということもクローズアップされていますし、平和とはどういうものかということについても語られると思います。

COPの話もありますから、世界経済と環境問題についても議論すべきでしょう。

したがって、なかなか一つの答えを見いだしづらい課題を教育の現場においてどう処理していくのか、事実、資料を集めて自分の考えを、いくつかの仮説を構築して、それを証明していく論を立てて、それを今度発表するというのは、子供たちにとっても本当の意味での学力の3要素を作り上げるいいチャンスになると思います。

先進7か国の教育大臣会合において、私と新田さんはですね、テーマはぜひウェルビーイングと生涯学習、学び続ける、人材を育て続けるその姿勢も含めて、教育のテーマにしてもらおうねと永岡大臣にお願いしてきましたが、どう考えても、今私達が置かれている世界の状況の中で、先ほどから申し上げたようなことを子どもたち自身が考えて、資料を集めて、まとめて、自分の考え、自分の言葉で発表する、こういう経験をしてもらうということは大きな自信にも繋がると思っています。

ぜひですね、多くの小中学校の教育現場で、金沢、富山でですね、教育大臣会合がなぜ必要なのか、なぜ今行うのか、そのテーマはどうあるべきか、こういう観点で議論していただいたら良いなと私は思っています。

記者

あと、小松・台北便のことなんですけれども、再開した際には現地で観光PRを知事も行いたいということでしたけれども、改めてそこにかける思いというのを伺ってもよろしいですか。

知事

はい。日本と台湾、大変長い交流の歴史がございます。私自身のことを申し上げますが、やはり八田與一先生のお墓参りと、何度もお会いしてご指導いただいた李登輝先生のお墓参りはぜひこの台北便を使って訪問をしてきたいと思いますし、エバー航空本社に赴いてお礼も申し上げ、今後さらなる交流が深まるように。また、石川県からエバー航空を利用して台湾に訪問をし、観光やビジネスやそうした交流を深めていけるように、そのことを訴えていきたいと思っています。

記者

あと、鍋谷川と滓上川の治水機能のところで直接被害があった場所以外も改良を行っていくということですけれども、改めてそこに対する思いもお願いします。

知事

流域治水の一言に尽きますし、全部現地視察をして地元の県議の皆さんにもお話伺いましたが、想定外を想定せざるを得ないと、目の当たりにしてしまったと、今回の大雨で。これにやっぱり応えて、流域治水、じゃあどこに水の受け地を作るのかと。おそらく、民家のないところになりますとですね、どう考えても田んぼですよね。

そうすると、JAを含めて生産者の方々の了解も取らなければいけませんが、人命を守ることが第一という観点から、そういうコミュニケーションをして取り組んでいくことが必要だと思っています。

記者

この場を借りて一つ質問申し上げたいことがございます。昨日のドイツ戦ですけれども、日本の国民、経済にとっても非常に大きな光になったと思っております。これについてお一言頂戴できないでしょうか。

知事

一言。

記者

もし、既に歌も出来上がってらっしゃるんでしたら、ご披露いただきたいと。

知事

実は、よしと思って見て、前半1対0になったところでですね、不覚にも寝てしまったんですね。夜中の2時ぐらいに波の音で起きたらですね、テレビはザーとなっていましたが、すぐネットで調べましたら、勝ったと、大逆転と。そしてネットですぐ映像が出てまいりましてですね、浅野の切れのいいトラッピングと、すかさず角度のないところから放ったシュートにもう震える思いがしましたね。なぜか不思議と俺も頑張らなきゃなと、そういうふうな気持ちにさせられました。日曜日のコスタリカ戦が大変待ち遠しいという思いを持ちました。スペインとコスタリカが結構大差でしたよね。7対0じゃなかったっけ。ドイツもこのまま黙ってはいないと思いますし、したがって日曜日の対戦が楽しみと。

こういうときにやっぱり景気が持ち直すきっかけになるんですよね、なぜか。そのことを期待してですね、師走ではありますけれども、サッカーワールドカップに、カタールの奇跡に今夜は酔いしれたいと思います。以上です。

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