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更新日:2022年11月23日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和4年11月22日 -

知事定例記者会見(質疑応答)

令和4年11月22日(火曜日) 15時00分~

内容

記者

まずコロナについてなんですが、今かなり感染が拡大してきているという状況にあります。今日も1,581名という発表がございました。これについて、第8波ということになってきているのかとも思われますが、感染拡大のことについて知事のご認識をまず改めて聞きたいのと、あと、コロナの中で忘年会シーズンですとか入ってくる中で、気をつけてやってほしいというお話ございましたが、何かしらの自粛であったりとか、行動制限みたいなことまでを考えてないということだと思うんですが、そのあたりのご認識も改めてちょっとお伺いできればと思います。

知事

はい。今日も1,500人を超えております。感染状況は増加の傾向にあるという認識を持った方が良いと思います。第8波に入っているという認識のもとにですね、対応が必要だと思っています。

まずは、基本的な感染防止対策をすること、ワクチンを打っていただくこと、改めてお願いしたいと思いますし、ただ、行動制限については、今日の時点では特に具体的な行動制限については考えておりませんが、状況を見ながら判断していきたいと思っています。

重症病床使用率はそんなに上がってないと思います。数字的には2.4%、変わりなしということであります。また、夏ちょっと心配でありました救急外来ですね、こういったところにもですね、すぐに救急外来というのではなくて、以前から申し上げているように、自らの体調、状況を判断した上で対応をお願いしたいと。そのためにも検査キットとか解熱鎮痛剤の準備をぜひお願いしたいというふうに申し上げております。

記者

ありがとうございます。今ほどワクチンの接種をということですが、いま4回目のワクチン接種という数字で言いますとちょっと低い状態になっていますが、改めてこの辺の呼びかけといいますか、そのあたりのご認識と、低い状態ということの認識と、上げるためにはどうすればいいのかという、集中接種ということで設けるということもありますけれども、改めてそのあたりのご認識をお聞かせください。

知事

はい。これはやっぱり慣れが一番怖いかなと私は思います。今まで大丈夫だったから自分も大丈夫だという認識の方がおられるとしたら、そうではなくてですね、万が一というのは誰にも起こりうるということと、国の方からも注意喚起いただいておりますのは、季節性インフルエンザとの同時流行、このことは気をつけるべきと言われておりますので、改めてワクチン接種をお願いします。

そして、県の19階のワクチン接種センターも開設いたしますので、ご予約の方、25日からスタートいたしますから、ぜひお願いしますということであります。

記者

ありがとうございます。会見の内容とはちょっとまた別の件ですが、一部報道の方でルビーロマンに関して、韓国の方での調査で、苗木を仲買人から買ったというような話があるというのが一部報道の方で出ておりました。調査の進捗といいますか、そのあたりで、話せることございましたらお聞かせいただけますでしょうか。

知事

はい。調査の結果、どうも仲買人からというふうな情報はつかんでおりますが、行方が、どこの誰でどこに今いるのかということが把握できていないということで、さすがにちょっと調査追求には限度が来ているのかなというふうに思っております。

記者

調査というのは一応終結という形になると。

知事

いったん終結と言わざるを得ない状況にあります。

記者

県内の農家といいますか、関係者の方にもヒアリングというか調査されたと思うんですが、そちらからの流出といいますか、そういうものは確認されなかったという。

知事

はい、確認されておりません。

記者

これに関しては、引き続き商標登録の方を進めていくという形になるのでしょうか。

知事

はい、今現在進めている商標登録を韓国においても進めるということであります。

記者

わかりました。もう一点、トキに関してなんですが、協議会が来週28日、月曜日に佐渡の方であるというふうに報道といいますか案内がありました。

これに関して、知事は現地に行かれるご予定がまずあるのかどうかということとですね、あとは、この協議会が立ち上がることによって期待するといいますか、進捗、どういったところをまずポイントに挙げて進めていきたいと思ってらっしゃるかという点と、あと、先日県議会の委員会の方でですね、稲村県議の方からトキに関して今、羽咋の方で保護されていた村本義雄さんをアドバイザーにというようなご提案がありましたが、その辺りの点含めて知事のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

知事

はい。佐渡での協議会には行きたいんですけど、既に日程が詰まっておりまして、私は行くことができません。残念です。

それから、9市町の代表者の方々にはですね、協議会において地元佐渡や、環境省関係者も来られると聞いておりますので、いろんな情報を集めながら、各9市町のモデル的な場所を今お願いしております。準備を進めてほしいと思っています。

これはやっぱり専門家の意見を聞いて、餌場をどうするかということ、もう一つはトキボランティアとでも言った方がいいですかね、トキを迎えるにあたって、一般市民、観光客も含めて気を付けること、そうした知識をしっかりと吸収した上で、ボランティアの方々が活動していただくという体制を整えることも必要で、また県としてはですね、トキブランドというのを有効に使いたいですよね。お米にしても、特産品にしても、トキブランドを使った商品開発といったことは指示をしております。あと一つなんだっけ。

記者

村本義雄さんをアドバイザーに。

知事

稲村先生からご指摘をいただき、それはその通りだと思いますので、どういう形になるかは、というか、素直にアドバイザーとしてお願いしたいと思っています。

記者

新型コロナの関係ですけれども、お盆の時にも実施したと思うんですが、帰省客、当然旅行客もそうなんですが、臨時の、例えば抗原検査の検査所を駅周辺等々に設けるお考えとかございますでしょうか。

知事

はい。今のところはございません。が、今後の状況見ながらですね、瞬時に判断したいと思います。

記者

話題変わりまして、小松空港の利用促進策についてお伺いしたいと思います。新幹線の敦賀開業が1年半弱に迫りまして、今後、敦賀延伸に向けた対応策というのが今日も中期ビジョンの検討委員会がございました。いろいろ考えられると思うんですけれど、新幹線との共存ということについての知事のお考えをお伺いしたいと思います。

知事

旅行商品としても新幹線と飛行機の共存共栄は、戦略として必要だというのが私の認識です。

記者

当然、2時間、3時間弱という、いい時間、時間軸と言いますか、うまく共存共栄できる唯一の地方空港かなと思うんですけれど、知事も利用されていると思うんですけれど、地方発のですね、羽田着の例えばフライトとかですと、割と駐機場が奥の方に追いやられるというとあれですけど、そういう肌感覚って持っているんですけれども、それを例えば中央に持ってくるのは難しいと思うんですけど、利便性を考えたときに、空港各社への働きかけっていうのは非常に有効かなと思いますけど、お考えはいかがでしょうか。

知事

いつもそれ思っていました。えらい遠いところまで歩かせるなと。おっしゃる通りでありまして、そういったことも営業の一つですからね。小松空港行くのに60何番とか80何番とか行くじゃないですか。結構大変なんですよ、荷物を持っていたりしますと。

したがってですね、そういったことも含めてね、今後、インバウンドの再開もございますから、航空各社にね、小松空港だけというわけじゃないんですけども、地方空港を持っている地域の首長としてですね、何らかの配慮をお願いしますよということはお願いするに値すると思います。

記者

最後に原子力防災について伺いたいと思います。今日危機管理監もいらっしゃるので、明日訓練があるということで、住民避難についてお考えを伺いたいんですが、現状認識が不足しているかもしれません。一応、風向きによって、UPZ圏内ですと、一応屋内退避という流れになると思うんですけれど、結局風向きによって奥能登の方が閉じ込められる可能性がやはりあるという指摘は各種団体からもございますけれど、季節によってその風向きっていろんな方向にあると思うんですが、季節ごとの、例えば避難経路の設定ですとか、そういったお考えとか、今後の訓練を通していろいろPDCAで計画自体を見直していってるとは思うんですけれど、その辺のお考えといいますか、今後の方針も踏まえてあればお願いいたします。

知事

まず危機管理監からどうぞ。

危機管理監

はい、まず事務的なことでちょっとお答えしたいと思いますけれども、(平成)23年の東日本大震災以降ですね、原子力災害における住民の避難ということが最も大切な対応策になっているということでございます。

石川県の方ではですね、平成26年からですね、今ご指摘ありましたように、風向きなども、地域の風向きも調べましてですね、住民の避難についてはですね、PAZ5キロ圏内の、PAZの方々は毎年参加をいただいているんですが、風向きのいわゆる頻度ですね、頻度に応じて、平成26年から5方位に地区を分けまして、今回はプラントから、いわゆる東側の方に横に流れるような、七尾市あたりを中心に、そこの地区の方に先ほど知事からもご説明ありましたように、氷見ルートなども活用してですね、避難をする手順等の、住民の方々もそうですし、そういったことを対応する我々行政であったり、電力事業者の手順の確認みたいなことを考えてます。特に風の向きによってはですね、一部地域で輪島であるとか、そういったところに、奥能登地域に避難する場合がございます。

そうした時に、いわゆるかんしょうづめになるんではないかということのご指摘もあるわけでございますけれども、それについてはですね、最終的には国が中心になって、志賀原子力発電所周辺の、いわゆる防護措置、いわゆる緊急時対応ということを最終的に取りまとめていくと。いろいろこの間もいろんな準備をしてございますけれども、そうした中で、例えば船舶であるとか、ヘリコプターであるとか、そういったものを使って、万が一の際には迅速に安全に住民の方々の避難を行っていくと、基本的な考え方はそうです。

今回についてもですね、今のかんしょうづめという感じではないんですが、道路が寸断されたということを想定しまして、ヘリコプターであったり、船舶を用いた避難ということも実施をいたしますし、皆さんにも訓練の様子をご覧いただけるような形で、担当の方からご案内がいっているかと思いますので、ご覧を、ご確認をいただきたい、このように事務的な話としてはそのようになっています。

記者

もちろん、いろいろ石川県としても、道路をですね、細かくいろんな選択肢が持てるような道路整備も行われていまして、リスク分散をしていると思うんですけれど、例えばですけど、やはり緊急時になったときに、避難住民が集中するリスクっていうのは当然あるかなと思うんです。細かい避難経路、道路とか、そういうのは設定されているんでしょうか。

危機管理監

基本的には、のと里山道路であるとか、(国道)249(号線)であるとか、そういうとこは今、氷見を回るルートであるとか、道路は様々ございます。

有り体に言えばですね、(平成)23年の東日本大震災の東電の事故以来、いろんな原子力安全については規制もそうですけども、原子力防災についてもですね、様々この議論がされてきているところでございます。先だっても、福井県の方で美浜の原発で国の訓練もございました。本県も小松市とか石川県は私も一応参加をさせていただきました。

そういう積み重ねの中で、地域地域に道路事情などもそうですけれども、原発が立地しているところの事情が異なりますので、ベースになるところは共通のものがあるわけですけど、地域ごとに応じて道路とか避難のルート、その考え方、発災した場合、時の風向きとか、いろいろ諸条件違うと思いますね。

そういったことで、何をおいてもその地域に合ったような避難体制、道路の整備が進んでおりますので、そういったものをどういうふうにして、また住民の方にもですね、いわゆる多段的に逃げていただくっていうのが福島以降の流れになってございますので、そういったことを十分に今回の訓練なども通じて、さらに理解を深めていただく。また、理解を深めていただくように行政としても周知を、様々な方法で機会を捉えてやっていく、こういったことが非常に重要だと、このように考えております。

記者

先ほどの質問の中で出た小松空港に関連してですね、小松市議会ですけれども、特別委員会の中でですね、中部防衛局ですか、局長さんが第二滑走路について現時点では必要性を感じないとのご発言があったということで、県としては当然、何て言うんでしょう、整備の今調査を行っている段階ですかね、だと思うんですけれども、この発言についての、今のその受け止めですとかお考えを伺ってよろしいでしょうか。

知事

はい。それは以前から防衛大臣のところに行ったときにもですね、防衛省として第二滑走路を作ってくださいという状況ではないというふうな発言はいただいております。

私が申し上げている観点は、あらゆる事態を想定して、国防の観点からも、防衛省として航空自衛隊小松基地が24時間使える状況になっている必要があるという観点を第一に申し上げた上で、インバウンドも含めれば日本海側の拠点空港としてもう1本必要ではないか。

まさしく、そういう観点から第二滑走路の必要性の調査を、今専門的にお願いしております。9月の補正予算でも特出しで出しておりますから、こういう状況を踏まえて最終的に判断したいと、こういう考えであります。

記者

防衛省からは、防衛省から必要ですってなかなか言いづらいところだとは思うんですけれども、そこら辺の、あまり前向きではない発言と受け取れる発言ですね、これは別に県としての判断には影響がない、そういうお考えでよろしいですか。

知事

はい。当然防衛省に関わる事案でありますので防衛大臣、また中部防衛局の皆さんにも私が考えていることは直接お伝えしてあります。しかし、想定外も想定した上でのですね、滑走路の活用ということを申し上げると同時に、今後、小松空港については中期ビジョンでも30年後を見据えてという言い方をしていたと思っています。

そういう観点において、もう1本、民港専用の滑走路があった方が良いではないかという私なりの論点で、今まず調査に入っているということであります。防衛の案件、国防の案件、防災の観点、またインバウンドを含めた航路の開拓と様々な要素を重ね合わせて判断した方が良いと思っていますので、調査に入っていただいております。

記者

東京都の小池都知事が節電のためにタートルネックの着用を職員にお願いしたところ、今日からかなりの方が着用されているそうです。今年の冬は石川県でも寒くなるとの予報が出ておりますが、タートルネックの着用呼びかけ含め、馳知事流のウォームビズのアイディアなどありますでしょうか。

知事

小池さんらしいなと思って、私はいいアイディアだと思います。服装に関して特にですね、職員の皆さんにこうした方がいいよ、ああした方がいいよってことはあんまり私からは言いたくないですが、県庁としてもですね、電力需要の逼迫に備えて電気を消したり、暖房を控えたりということはお願いせざるを得ない中で、それぞれですね、特に繊維産地石川県でもありますから、温かい格好をして冬を乗り切っていただきたいと思います。

私も一度、タートルネック着て勤務してみたいと思います。いかがでしょうか。

記者

石川県産の繊維を着たいと思います。あと、今年カニは召し上がりましたでしょうか。

知事

先週どこかでいただいた気がします。どこかで、何か会合でですね、今年の初物ですと言ってカニをいただいた気がしますし、その時美味しかったんですけど、おいしかったことよりも値段のことが気になってですね、捕れ過ぎてですね、値段がちょっと下がるかもしれないなとか、それから漁獲量って決まっているじゃないですか。あんまり捕りすぎても今後困るなとかそんな会話があったので、なるほどなと思いながらいただきました。おいしかったです。

記者

カニでいうと、石川県のカニも越前に負けないぐらいブランド力が最近高まりつつありますし、楽しみにやって来る観光客の方も多いと思うんですが、知事おっしゃるとおり、枠がある中で、資源保護と地域振興、冬場の観光活性化、上手にバランスを取るにはどういったことが必要でしょうか。

知事

はい。ブランド化を徹底して売り込んでいくしかないですよね。輝と輝姫のツインで売り出す形になったことは良いアイディアだったと思います。

特に、石川県の方は当たり前に思っておられますが、おでんのカニ面などはですね、やっぱり遠来のお客様大変喜んでいただきますし、今年私入って企業誘致で関東や関西、中京の経営者の方々に、本当に石川県に工場を建てていただいて、従業員も何割か来ていただいてありがとうございますって言ったら、みんなカニ食べたいって、半分お世辞かもしれませんが、みんなカニ楽しみにしてるんですよっていう話聞くと、これは石川県の魅力。もちろん、越前ガニも私大好きなんでですね、別に張り合うつもりはありませんが、この加能ガニという名前よりは輝とか輝姫の名前の方がなんとなく輝いていると思いませんか。

やっぱりそういうブランドって名前の印象ってのはあると思いますので、これからの石川のブランド産品としてですね、百万石のなんだったっけ、百万石の極みとしてですね、加能ガニではありますが、その中でも特別な輝とか、輝姫、ちょっとお値段張るんだけど、石川県に行って食べて本当によかったなと思っていただけると思いますので、こういったことも折に触れて宣伝していきたいと思います。ちなみにもう召し上がりましたか。

記者

はい。

知事

どっちの方。

記者

香箱を自分で茹でで食べました。

知事

近江町市場で買ってきたの。

記者

いえ、港です。

知事

港で一杯いくらでした。

記者

5、600円。

知事

5、600円。900円じゃなかった。港だと5、600円で買える。

記者

やはり適正な価格でブランド化をしていくっていうことが一番。

知事

そうやね。町のおでん屋さんでもね、1,000円超えますもんね。カニ面いただくとね。ありがとうございました。

記者

先ほどルビーロマンの件について、さすがに調査追求には限度が来ているということでいったん終結と言わざるを得ない状況とおっしゃっていたと思うんですけれども、具体的な原因がわからない中でやむなくの調査終結ということになると思うんですが、この点についての受け止めをお伺いできますでしょうか。

知事

はい。なので、いったんという枕詞をつけさせていただきました。今後、仲介した人がどこにいるかわかったら、諦めずに事情をお伺いするという体制はやめたわけではありません。やはり、なぜそうなったのか、時効の問題もありますよね。ただ時効の問題ではなくて、今後とも、ブランド産品を水産研究所や農業研究所などで開発していますし、開発していきますよね。そんなときにどこの守りを固くしなければいけないのか、あるいは品種登録に、6年たったら駄目なんですけども、その間、どういうふうに管理しなければいけないのか。同時に商標登録も必要ですよね。GI保護制度、地理的要件の保護制度もありますよね。

それは職員の皆さんがブランドを守るってそういうことなんですよね。そういう認識のもとで今後対応していただくためにも、今回、もし万が一、仲買、仲介の人がわかったんなら、やっぱりそれを追っかけてって、何でどっから手に入れたのと、追求、これは任意ではありますけども、そういう姿勢を持つことは当然だと思います。

記者

ありがとうございます。あと一点だけ、今回韓国での流出について調査されていたと思うんですけれども、韓国以外のところについても、流出している可能性について調査等、何かなされたのかなというところをお聞きしたいです。

知事

なかなか雲をつかむような話なので、したがって今は、逆にブランド化を進める、その地域で商標登録することを進めていますので、雲をつかむような話を追いかけるよりも、確実に商標登録をする国を増やしていくという方がやっぱり必要だと思っています。

記者

先日、日本維新の会の井上議員らと会談された後、ぶら下がりがなかったので改めてお伺いしたいんですけども、この会談の中で国政で維新は役割を果たしていると、地方自治の中でも果たすべき役割があるというふうに知事ご説明されていましたけれども、改めて、この地方自治の中で果たすべき役割というのはどういうことを指しているのかお伺いできますでしょうか。

知事

はい。様々なと言った方がいいと思いますが、政策を実現するにあたって、維新という政党、会派を支援する支持者がいらっしゃるわけですね。皆さんの世論調査でも何%か必ず数値挙がっています。そういう方々の期待に応える政策を自由民主党や公明党や立憲民主党や共産党などとは違う観点から論じ、まとめて実現しようという方々がいるわけですから、それは議会において活動することになりますので、そうした方々の意向を受け止める議員を生み出す、そういう努力はすることは必要ですよという趣旨で申し上げました。

記者

関連して、井上議員はですね、終わった後のぶら下がりの方で、仮に議員が生まれた場合には是々非々で議論をして建設的な役割をしたいということを言っていましたけれども、これについてどういうふうにお考えでしょうか。

知事

当然でありまして、私も自由民主党の党員でありますけれども、そうかといって自民党の会派の皆さん方が掲げる政策について、今、知事という立場で取り組んでいることと全てが全て一致することはないと思います。

逆に、県の立場として政策を推進するにあたって、自由民主党のお知恵をいただくこともあれば、財源の問題とか、相手がある問題とかでですね、なかなかその要望には応え切れませんねというときもあります。

同じことは維新の皆さんに対しても、公明党の皆さんに対しても、あるいは私自身は、知事という立場は公平、公正、中立という立場で政策に臨むということを考えればですね、立憲民主党の皆さん方に対しても良いことは良いですね、そこはちょっと違うんじゃないかということは違うと思いますので、そこは議会を通じてとか、あるいは政策の要望活動などを通じて、そこはコミュニケーションをとりながら丁寧に対応していく必要があると思っています。

記者

ありがとうございます。最後に1点、この会談の中でですね、大阪府の吉村知事との会談に意欲を示されていましたけども、こちらの調整状況をお伺いできますでしょうか。

知事

はい、あの事務方にお願いしております。これは特に、北陸新幹線の大阪への延伸によって、今度終着駅が大阪になれば、もしかしたら一番受益を得るのは大阪だと私は思っています。

そういう観点から、大阪のみならず、関西経済圏、京都もそうなりますよね、その沿線の知事は政府与党合意の5項目を考えればですね、地元負担があるんですよ。これはおそらくですね、政府与党合意という5項目で、この項目はやっぱり首長の皆さんが議会に了解を求めていかなければいけないので、首長と議会と一体となって、北陸新幹線の延伸についての認識を高めていただかないといけない。

そういう意味では、石川県は全線通過することが1年半後に決まっていますが、その恩恵を受けてきた我々石川県としてもですね、また富山県としても、新幹線の開業効果の意義を改めて、大阪府や京都府の知事にお伝えをし、気運を盛り上げていただかないと、大事な財源を活用する以上は国民に対して十分に説明できなければいけない。そのことはやはり恩恵を受ける京都や大阪の知事の皆さんも理解してもらわなければいけない。新幹線の開業効果を絶大なる開業効果として受け止めている石川県や富山県の知事としてもですね、そのことを直接お会いしてお伝えをしていくということは大事な作業だと思います。折を見て、意見交換をさせていただきたいと思っています。

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