県議会の議案説明要旨 - 平成20年9月11日 - 7 「魅力ある産業としての農林水産業づくり」について

◎  9月補正予算の編成について

7 「魅力ある産業としての農林水産業づくり」について

「魅力ある産業としての農林水産業づくり」についてであります。

戦略作物としてブランド化に取り組んでいる「ルビーロマン」につきましては、先月十一日、無事初出荷を迎えることができました。金沢市中央卸売市場で行われた初セリでは、最高落札価格として一房十万円の高値が付き、消費者や販売者からも好評をいただく中、その後も順調に取り引きされております。今後は、生産の拡大と一層の品質向上、ブランドの定着に関係者一体となって取り組み、「ルビーロマン」を全国に誇れる石川県の宝として育てていきたいと考えております。

水産業の振興につきましては、地中海やメキシコでマグロ畜養事業を幅広く展開している北海道函館市の水産会社(株)道水が、来春から珠洲市沖の飯田湾において、マグロ畜養事業を開始することについて、県漁協及び地元珠洲市との間で合意に至ったところであります。これは、県内では初めてとなる大規模なマグロの畜養事業であり、能登における新たな企業誘致として、地域経済の活性化や雇用の創出が期待されるだけでなく、今後、能登の新たな地域資源として大きく成長する可能性も秘めており、大きな期待を寄せているところであります。

今月十八日には、(株)道水、県漁協、珠洲市の三者間で協力協定が締結される予定となっており、県といたしましては、畜養事業の実施に必要な区画漁業権の免許交付に向けた手続きを速やかに進めると同時に、水産総合センターを通じ、技術支援などの相談に積極的に応じていきたいと考えております。

 

以上

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