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更新日:2010年4月9日

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県議会の議案説明要旨 - 平成20年9月11日 - 1 「交流が盛んな特色ある地域づくり」について

◎  9月補正予算の編成について

1 「交流が盛んな特色ある地域づくり」について

さて、今般、提案をいたしました補正予算におきましては、先に申し述べた災害復旧などの緊急を要する対策をはじめ、当初予算編成後における情勢の変化や事業の進捗などにより、現時点で新たに対応が必要となったものについて編成をいたしました。以下、主な施策につきまして、当初予算の取り組み状況と併せ、その概要をご説明申し上げます。

第一は、「交流が盛んな特色ある地域づくり」についてであります。

北陸新幹線につきましては、来年度国家予算の概算要求において、整備新幹線全体の建設事業費として、本年度を十五パーセント上回る三千五百三十億円の要求がなされております。また、整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループにおいては、「政府・与党申合せ」の見直しについて、引き続き、検討が行われているところであります。

今後とも、金沢までの一日も早い開業に必要な予算の確保と白山総合車両基地以西の早期全線整備、並行在来線の安定経営に向け、沿線各県と連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、最大限の努力をしていく所存であります。

北陸新幹線の開業に向けたアクションプランにつきましては、先月二十日に第一回の戦略会議を開催したところであります。今後、新幹線開業による効果を最大限に引き出し、県内全域に波及させるため、県議会でのご議論をはじめ、県民各界各層の代表者や学識経験者等からなる戦略会議でのご意見を踏まえ、年内にも中間案を取りまとめるべく、策定作業を精力的に進めてまいります。

小松空港につきましては、去る七月二十五日、来年三月開港予定の静岡空港を拠点とする「(株)フジドリームエアラインズ」より、小松・静岡間に、来年夏から一日二往復で定期便を就航する旨の表明がありました。この静岡便の就航が実現すれば、小松空港としては七路線目の国内定期便となり、本県をはじめとした北陸三県と静岡県とのビジネス・観光両面での交流の促進が期待されることから、今後、静岡県と連携を図りながら、就航準備と利用促進のための取り組みを進めてまいります。

国際定期便につきましては、原油価格高騰に伴う燃油サーチャージの引き上げにより、実質的に運賃が上昇している中、ソウル便については、現在のところ昨年度並みの利用者数を維持しているものの、上海便については、四川大地震等の影響も加わり、利用者数が減少しているところであります。今後、冬場に向けて利用者数の減少も懸念されることから、今回、利用促進に向けた取り組みを更に強化することといたしました。

今後とも、小松基地並びに空港周辺住民の皆様方のご理解とご協力を得ながら、日本海側の拠点空港としての更なる発展を目指し、努力していく所存であります。

能登空港につきましては、能登半島地震による風評被害の払拭に努めた結果、五年目の利用者数は、首都圏からの利用が過去最高となったことなどにより、開港以来二番目に高い実績となり、五年連続で目標とする搭乗率を達成することができました。これは地元の皆様方の一丸となった取り組みの成果であり、今後とも、地元市町や関係団体と一体となって、安定した需要の確保に努めていく所存であります。

のとじま水族館につきましては、昨年オープンしたトンネル水槽「イルカたちの楽園」が大きな人気を呼んでおり、昨年度は入館者数が八年ぶりに四十万人を超え、能登地域への誘客に貢献をしているところであります。そうした中、更なる魅力の向上を図り、能登地域への誘客を一層促進するため、新たにパノラマ大水槽を整備することとし、基本構想の策定を進めてきたところでありますが、今回、平成二十二年中のオープンを目指し、実施設計に着手することといたしました。なお、整備にあたりましては、地元金融機関の参画を得て将来の収支見通し等を十分精査し、県と金融機関が協調して、事業主体である県民ふれあい公社に整備資金を融資する方向で検討しているところであります。

去る七月五日に東海北陸自動車道が全線開通いたしました。これまで、観光キャラバンの派遣や中日本高速道路(株)等と連携した誘客キャンペーンを展開してきたほか、白山スーパー林道の通行料金割引や「加賀四湯博」とのタイアップキャンペーンを実施するなど、中京方面からの誘客促進策を講じてまいりました。こうした取り組みの成果もあり、全線開通後の白山スーパー林道の通行台数が増加すると同時に、和倉温泉やのとじま水族館への中京方面からの観光客数が増加するなど、本県への入り込みに確かな手応えを感じているところであります。

道路網の整備につきましては、隣県との交流人口の拡大を図るため、アクセス道路の整備を進めているところであり、今回、新たに国の認証が得られたことから、国道四一五号羽咋バイパスや国道三六四号我谷道路など、四路線の整備を促進することといたしました。また、金沢外環状道路海側幹線の金沢市福増町から白山市乾町間については、平成二十四年春の供用を目指し、鋭意整備を進めているところでありますが、北陸自動車道との結節点となる「白山インターチェンジ(仮称)」についても、これに合わせて供用したいと考えており、来年度中には用地取得を終え、一部工事に着手することとしております。

本年七月に公布した「いしかわ景観総合条例」につきましては、来年一月の施行に向け、県民の皆様方への周知に努めているところであります

本県の優れた景観資源を県民共通の誇るべき財産として保全・継承すると同時に、新たに地域固有の景観を創出する取り組みを進めていくためには、県民の皆様の気運を醸成し、官民協働で景観施策を推進していくことが不可欠であります。

そうした観点から、今回、景観形成に及ぼす影響が著しく大きい建築物等に対し、計画段階から影響評価を義務づける景観アセスメント制度の円滑な実施を図るため、事業者向けのガイドラインを策定するとともに、良好な景観形成が重要な地域において、周辺景観を阻害するような屋外広告物の撤去及び景観や環境に配慮したエコサインへの変更を促進するため、新たに助成措置を講じることといたしました。

また、県民の皆様に、本県を代表する眺望景観である白山眺望の保全に対する理解を深めていただくため、木場潟や柴山潟周辺において眺望に優れた地点を選定し、案内サインを設置するとともに、白山をテーマとした俳句大会を開催することといたしました。

そのほか、地域で景観づくりを推進するリーダーの養成などにも取り組むこととしており、今後とも、県民の皆様方のご理解とご協力をいただきながら、官民協働で本県独自の景観施策を着実に推進していきたいと考えております。

 

以上

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