県議会の議案説明要旨 - 平成12年9月18日 - 6 農林水産業の振興について

◎  9月補正予算の概要について

6 農林水産業の振興について

次に、農林水産業の振興についてであります。
新たに農業を始めようとする方々を支援するため、営農開始に必要な施設や機械の整備費及び初年度の運転資金を無利子で貸し付ける新規制度を設けるとともに、無担保・無保証でも融資を受けられるよう必要な措置を講ずることとしております。

林業・木材産業につきましては、森林に対する公共財としてのニーズの高まりや木材価格の低迷等厳しさを増す経営環境に対応するため、森林・林業ビジョンの見直しに着手することとし、また、水産業につきましても、漁獲可能量制度の導入や新日韓漁業協定の発効等に伴う漁業環境の大きな変化に対応するため、水産振興ビジョンの見直しに着手することといたしました。

また、七月二十七日に日本海の大和堆周辺海域において、いか釣り漁船第二十八宮島丸がロシア国境警備庁艦船にだ捕・連行されましたが、この度無事に帰国されたことは誠に喜ばしいことであります。外務省、水産庁等関係機関のご尽力のおかげと深く感謝しております。事件の背景となったロシア経済水域のチェックポイントにつきましては、本県漁業者の要望に沿う形で設定されましたが、今後も事件の再発防止と安全操業の確保のため一層の指導強化を図ることとしたほか、大和堆周辺海域における秩序ある操業が確保できるよう、漁業管理体制の早期確立に向け、引き続き国に強く働きかけてまいることとしております。

 

以上

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