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更新日:2010年4月1日

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県議会の議案説明要旨 - 平成12年9月18日 - 2 良質な社会資本の整備の推進について

◎  9月補正予算の概要について

2 良質な社会資本の整備の推進について

第二は、良質な社会資本の整備の推進であります。
まず、能登空港につきましては、平成十五年の開港に向け着実に工事が進んでおり、空港中央部の用地造成工事が概成し、近く、滑走路の路盤工事等にも着手することとなりました。また、五月には「能登空港ターミナルビル株式会社」が設立されましたが、ターミナルビルにつきましては、平成十五年三月に完成させることとしており、単なる空港利用者の交通拠点機能だけでなく、能登の空の玄関としてふさわしいものとなるようにしたいと考えております。また、先般、能登空港の需要拡大等の検討を行うため、航空会社を含めた研究会を設立したところであります。今後とも空港を活用した地域振興策など航空需要の拡大に向けた諸施策の実施に、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

小松空港につきましては、先にご提言を受けました「小松空港国際空港ビジョン」を踏まえ、引き続き国際化を推進することとしており、旅客便につきましては、ソウル便の週三便化、チャーター便の誘致強化、成田空港経由による国際旅客の利便性の向上等に取り組むこととしております。また、貨物便につきましては、今年秋の日本とルクセンブルグ大公国で行われる政府間協議において、カーゴルックス便の増便が実現するよう運輸省等関係機関に働きかけてまいりたいと考えております。さらに、空港の国際化、物流拠点化を進めていくうえで極めて重要である滑走路の修繕強化につきましては、国でも工事の実施を前提とした調査を平成十三年度に行う方針と聞いており、一日も早く整備されるよう引き続き関係機関に強く働きかけてまいりたいと考えております。

北陸新幹線につきましては、平成十二年度公共事業等予備費において、収支採算性等の調査費や未着工区間である手取川橋梁の調査費などが配分されたところであります。また、平成十三年度国家予算概算要求では、昨年十二月の与党の基本スキーム案の方針に沿って、公共事業関係費で今年度当初予算を大きく上回る一千五百億円が要求され、未着工区間の上越・糸魚川間も含まれていると聞いているところから、北陸への延伸の第一歩が踏み出されたものと考えており、その実現に期待をしております。引き続き「政府・与党整備新幹線検討委員会」において、与党の基本スキーム案どおりのフル規格整備が認められることを要望するなど、今後とも、沿線各県と連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、最大限の努力をしてまいりたいと考えております。

道路網の整備につきましては、金沢外環状道路のうち山側幹線の涌波トンネルについて、平成十七年度の全線供用を目指し、この秋には着工することとしております

電源立地につきましては、基本的には、地域振興に有効な政策の一つであると理解しておりますが、原子力発電所の立地につきましては、引き続き、住民の合意を最大限に尊重し、慎重に対応してまいりたいと考えております。

先の珠洲市長選挙におきまして、貝藏市長が六割近くの支持を得たことは、電源立地に向けて市民との対話を重視したいとの考えに市民の方々が賛同された結果であると考えておりますが、相当数の市民が電源立地に意見を異にする候補者に一票を投じたことも事実であり、今後、さらなる住民合意に向けた取組みが必要であると考えております。

また、電力会社においても、今後とも住民理解に向けて一層の努力をしていくこととしており、さらには、現在、国において、来年の夏までを目途に我が国のエネルギー政策のあり方について検討がなされていることから、県としては、当面は、これらの状況を見守っていかなければならないと考えております。

 

以上

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石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1221

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