緊急情報

閉じる

現在、情報はありません。

ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成19年2月22日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成19年2月22日 - 2 個性を活かした文化と学術の地域づくりについて

印刷

更新日:2010年4月9日

ここから本文です。

県議会の議案説明要旨 - 平成19年2月22日 - 2 個性を活かした文化と学術の地域づくりについて

◎  主な施策の概要について

2 個性を活かした文化と学術の地域づくりについて

第二は、「個性を活かした文化と学術の地域づくり」についてであります。

金沢城公園につきましては、兼六園と並ぶ県都のシンボルとして、また、本県の歴史・文化・伝統を継承する象徴として、計画的に整備を進めることとしております。第二期整備計画に基づき、まずは、三御門の一つであり実質的な正門である「河北門」について、平成二十二年春の完成を目指し、本年秋に復元工事に着手するほか、「石川門」の右側の太鼓塀について、引き続き保存修理を行い、埋蔵文化財の調査にも着手いたします。併せて、広く県民や観光客が参加できる工事見学会や記念イベントを実施することとしております。

一方、「いもり堀」につきましては、県庁跡地の整備計画と整合性を図りながら、できるだけ早期に水堀化の段階復元に着手できるよう、引き続き、埋蔵文化財調査を実施し、堀の全体像の解明を進めるとともに、実施設計にとりかかることとしております。

「金沢城研究調査室」については、本年四月から、「金沢城調査研究所」に改組すると同時に、日本の城郭研究の第一人者を所長に迎え、研究体制を強化することとしております。また、新たに、金沢城の石垣構築技術等について、全国の城郭との比較研究などを行い、金沢城の歴史的価値の更なる解明と情報発信に努めてまいります。

兼六園周辺の文化施設につきましては、「兼六園周辺文化の森ミュージアムウィーク」の開催や共同広報などにより賑わいの創出を図るほか、伝統芸能の鑑賞機会の拡充や文化ボランティアの養成に取り組むことで、文化施設全体の活性化を推進してまいります。

県立美術館につきましては、老朽化した設備の更新や収蔵庫の増築に加え、美術館の魅力及び利便性向上の観点から、明るく開放的な要素を取り入れ、バリアフリー化を図るなど、平成二十年秋のリニューアルオープンに向け、来年度から工事に着手いたします。

併せて、兼六園周辺文化の森の回遊性や利便性を高め、景観の向上を図るため、「本多の森公園」の園路や広場整備等の実施設計を行うこととしております。

また、石川近代文学館につきましては、国指定重要文化財としての建物の特色を活かしながら、更なる利活用を図るため、展示内容を刷新し、旧制四高に関する展示室を含むフリーゾーンを設定するほか、バリアフリー化を図るなど、平成二十年春のリニューアルオープンに向け、改修工事を行うこととしております。

県庁跡地につきましては、先般、跡地利活用に係る基本構想をとりまとめたところであります。旧県庁舎本館南ブロックについては、この基本構想に基づき、来年度、基本設計及び実施設計にとりかかるとともに、北側部分の解体を行うこととしており、平成二十二年の供用を目指し、着実に整備を進めてまいります。また、長期構想の目標年次である平成二十七年には、県庁跡地全体を供用したいと考えております。

本県が世界遺産候補として提案し、継続審査案件とされた「城下町金沢の文化遺産群と文化的景観」及び「霊峰白山と山麓の文化的景観」につきましては、来年度以降、暫定一覧表に追加されるよう推進体制を強化するため、全庁横断の「世界遺産推進室」を設置することといたしました。また、それぞれの専門分野の有識者を委員とした調査委員会を設置し、国から示された課題について学術的に検討するほか、文化財の国指定に向けて、金沢市及び白山市が実施する遺産群の調査を支援するなど、関係する県・市や団体と十分連携を図りながら、着実に取り組んでまいる所存であります。

 

以上

●目次に戻る   ●前へ戻る   ●次へ進む

 

お問い合わせ

所属課:知事室秘書課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1221

ファクス番号:076-225-1222

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報はお役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

同じ分類から探す