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更新日:2010年4月9日

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県議会の議案説明要旨 - 平成19年2月22日 - 金沢港、モノづくり産業クラスター構想について

◎  金沢港、モノづくり産業クラスター構想について

本日、ここに、平成十九年第一回県議会定例会が開かれるにあたり、提案をいたしました平成十九年度一般会計予算及び特別会計予算並びにその他の諸議案につきまして、その大要をご説明申し上げます。

はじめに、先月三十日、金沢港大浜地区において、(株)小松製作所の金沢工場が竣工し、本格操業を開始いたしました。加えて、去る十九日に、同社から、粟崎地区において、将来の工場建設を視野に入れた用地取得の意向が表明されました。これにより、(株)小松製作所が大型建設機械の世界的な需要の増大に応えるべく、将来の生産能力を勘案し、粟崎工業用地において新たな工場を建設することが、俄に現実味を帯びてまいりました。この工場は、本県では初めてとなる大型の建設機械を生産する工場とのことであり、これが実現すれば、その波及効果は、県内関連企業に広く及び、本県産業全体の底上げにつながることも期待できます。

県といたしましては、今後、金沢市とよく連携して、(株)小松製作所と更に詳細を詰めながら、三月下旬を目途に三者で用地譲渡に関する合意書を締結したいと考えております。また、港湾計画を速やかに変更し、金沢港臨港地区の拡大を行うこととしております。

そして、金沢港の国際物流拠点化に向け、ハード・ソフト両面での機能の一層の充実を図ることが、より喫緊の課題となってまいりました。昨年十二月に全線供用した臨港道路大浜御供田線に続いて、その基盤となる大水深岸壁についても、平成二十年秋の暫定供用を目指し、不退転の決意で、整備促進に全力を挙げてまいる所存であります。併せて、集中的かつ積極的なポートセールス活動に更に力を注ぎ、港湾利用貨物の増加、航路の拡充につなげてまいりたいと考えております。

こうした動きの背景にあるのは、(株)小松製作所をはじめとした国際的な機械メーカーの存在であり、また、それを支える鋳造、鍛造、板金、溶接といった幅広い加工分野にわたる優れた人材を有する協力企業の集積であります。そして、このことが、本県の機械工業の強みであります。現在、こうした企業は、中国をはじめとするBRICsなど新興国の経済成長を背景に、増産に次ぐ増産を続けており、需要が拡大している今こそ、企業集積の厚みを増し、充実させ、そして拡充させることにより、石川を世界に冠たる「モノづくり拠点」へと発展させる絶好の機会であります。そのためには、多様化する機械メーカーのニーズに的確に対応できる技術力や経営基盤を強化することが何よりも重要であり、県内の幅広い地域を視野に、実態を分析し、課題の整理や新たな成長分野の発掘など、今後取り組むべき方向性を「モノづくり産業クラスター構想」としてとりまとめることとしております。

 

以上

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