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更新日:2010年7月16日

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ドラッグについて

覚せい剤

  • 「覚せい剤取締法」では、一般名メタンフェタミン、アンフェタミン及びその塩類並びにこれらを含有する物を「覚せい剤」として規制の対象にしています。
    せい剤は、麻黄(マオウ)という植物から抽出されたエフェドリン等を原料として、化学的に合成して製造され、形状は白色の粉末又は無色透明の結晶で、無臭でやや苦みがあり、俗に「シャブ」、「S(エス)」、「スピード」等と呼ばれています。また、通称「ヤーマ」と呼ばれる錠剤型の覚せい剤もあります。
  • 覚せい剤には神経を興奮させる作用があり、使用すると眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたような感覚になります。
    かし、そのような効果も数時間で切れ、その後は激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われます。
    用を続けると、過度の睡眠不足と食欲減退により身体が衰弱するほか、壁のしみが人の顔に見える、いつもみんなが自分の悪口を言っている、警察に追われている、だれかに命をねらわれているなどの幻覚や妄想が現れ、時には錯乱状態になって、発作的に他人に暴行を加えたり、殺害したりすることがあります。また、急性中毒になると、全身けいれんを起こし、意識を失い、最後には脳出血により死亡する場合もあります。

結晶状の覚せい剤

カプセル入り覚せい剤

アンフェタミン錠剤

大麻

大麻草
  • 大麻とは、アサ科の1年草である大麻草とその製品をいい、「大麻取締法」で規制されています。
    麻には、大麻草の葉を乾燥させた乾燥大麻(マリファナ)、樹脂や若芽をすりつぶして固めた大麻樹脂(ハシッシュ)、葉や樹脂から成分を抽出した液体大麻(ハシッシュオイル)があります。
  • 大麻を使用すると、一般的には、気分が快活、陽気になり、よくしゃべるようになるといわれていますが、その一方で、視覚、聴覚、味覚、触覚等の感覚が過敏になり、変調を来したり、現在、過去、未来の観念が混同して、思考が分裂し、感情が不安定になったりします。このため、興奮状態に陥って、暴力的、挑発的行為を行うことがあり、さらには、幻覚や妄想等に襲われるようになります。
    た、初めての乱用で大量の大麻を摂取したような場合には、意識障害を伴う中毒性精神病状態となることがあります。
    体的影響としては、はき気、めまい、筋力の低下、平衡感覚の障害等が現れるほか、大麻の常用が生殖機能に支障をきたし、不妊、流産、胎児の死亡を起こしたり、染色体異常の原因となるとの報告があります。

乾燥大麻

乾燥大麻(ブロック)

大麻樹脂

コカイン・クラック

  • コカインは、南米原産のコカの木の葉から抽出した物質で、無色の結晶又は白色の結晶性粉末で無臭で苦みがあり、「麻薬及び向精神薬取締法」で麻薬として規制されています。
  • コカインには、覚せい剤と同様に神経を興奮させる作用があるため、気分が高揚し、眠気や疲労感がなくなったり、体が軽く感じられ、腕力、知力がついたという錯覚が起こります。
    かし、覚せい剤に比べて、その効果の持続時間が30分程度と短いため、精神的依存が形成されると、一日に何度も乱用するようになります。乱用を続けると、幻覚等の精神障害が現れたり、虫が皮膚内を動き回っているような不快な感覚に襲われて、実在しないその虫を殺そうと自らの皮膚を針で刺したりすることもあります。
    カインを大量に使用した場合、呼吸麻痺や心停止により死亡することがあります。
  • クラックは、コカインと重曹を化学的に処理して作られるコカインの1種で、火であぶり、その煙を吸うなどの方法により、アメリカを中心に乱用されています。
    せい剤や普通のコカインに比べて、薬理作用が強烈でかつ即効性があり吸煙後10数秒くらいで、中枢神経を興奮させる作用が急激に現れます。
    かし、作用の持続力は5分から20分と短く、その後強い不快感に襲われるため、短期間で依存に陥りやすい大変危険な薬物です。
    用を続けると、幻覚、妄想が現れるほか、一度に大量を使用すると、呼吸困難を引き起こし、死亡することがあります。

ヘロイン・あへん

↑けし↓
  • ヘロインは、けしを原料とした薬物で(けしからあへんを採取し、あへんから抽出したモルヒネを製造して作られます。)、「麻薬及び向精神薬取締法」で麻薬として規制されています。
    粋なヘロインは白色粉末ですが、純度が低いものには灰色や灰褐色のものもあり、粉末のほかに棒状、板状、粒状などさまざまな形状のものがあります。一般的には無臭ですが、中には酢酸の臭いのするものがあります。
  • ヘロインには神経を抑制する作用があり、乱用すると強い陶酔感を覚えることから、このような快感が忘れられず、乱用を繰り返すようになり、強い精神的依存が形成されます。
    らに、強い身体的依存が形成され、2~3時間ごとに摂取しないと、体中の筋肉に激痛が走り、骨がバラバラになって飛散するかと思うほどの痛み、悪寒、嘔吐、失神などの激しい禁断症状に苦しむこととなり、あまりの苦しさから精神異常を来たすこともあります。また、大量に摂取すると、呼吸困難、昏睡の後、死に至ります。
    ロインは心身への影響が非常に強いことから、医学的な使用も一切禁止されている大変危険な薬物です。
  • あへんは、けしから採取した液汁を凝固させたもので、黒褐色で特殊な臭気(アンモニア臭)と苦みがあります。原料であるけしの栽培やあへんの採取、あへん及びけしがらの密輸入、所持等は「あへん法」により規制されています。
    あへんの乱用は、精神的、身体的依存性を生じやすく、常用するようになると慢性中毒症状を起こし、脱力感、倦怠感を感じるようになり、やがて精神錯乱を伴う衰弱状態に至ります。

写真提供=東海北陸厚生局麻薬取締部


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お問い合わせ

所属課:健康福祉部薬事衛生課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1441

ファクス番号:076-225-1444

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