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ホーム > 連絡先一覧 > 平成17年  シンポジウム > パネラーの皆様による発言

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更新日:2013年8月14日

パネラーの皆様による発言

「クマの保護活動を通じて」

三井明美(日本熊森協会石川県支部長)

年のニュースで山にクマのエサがなく、普段出てこない場所に出て殺される。石川県には奥山放獣の体制ができていないことにショックを受けた。クマは石川の森の状況を教えるためにでてきた。また、現在は林業の人々に犠牲やしわ寄せがいっていることが判った。長年、石川の生息地に住む人は思いやりをもってクマと接しており、クマは上手に生息してきたことを知って感激した。日本の森はクマがいないと森にならない。クマを失うことは豊かな森を失うことである。今私たちができることは、短期的に、石川の森の現状等を子供たちに伝える、クマが人里に出ても人身事故が起きないように、クマを殺さなくてもいいように、出没に慣れない地域の人たちに伝えていくこと。中長期的に、ナラ枯れが進んでいるので、広葉樹を植林し、自然林を取り戻す。今は自然保護を地元に任せたり、押しつけたりせず、私たち一人一人が地元に協力し、みんなで山や森を守っていく時代。できるところから取り組み、市民の活動の環を広げていきたい。

「林業被害防止対策を通じて」

新明侃二(石川県森林組合連合会代表理事専務)

わゆるクマハギ(対象はスギの木)には困った。いやな予感がしている。かつて松食い虫が石川に入った時、一過性のものと思ったが生態系に定着した。クマハギはこれまでのいたずらから食べ物へ転化し、クマはエサとして認知した。人里への出没、木の実の豊凶と関係なく、5,6月頃に集中的なエサとして認知した。どんどん広がっている。最初は小松の山奥で見られたものが、今は手取川の左岸の道路脇まで見られるようになった。一晩で数本が一頭のクマに、また、子連れのクマにかじられていく。その子供がまた散らばっていく。被害は3,000ヘクタール~1万数千ヘクタールと全体からは大きくないが、山の持ち主にとっては100%になる。数十年の苦労がパーになり、殺して欲しいと言わざるを得なくなる。その気持ちもくんで欲しい。クマハギ防護ネットを巻いたが隣の林をやると、いたちごっこである。本日の他の人の意見も参考にしていきたい。

「狩猟者として、捕獲隊として」

辻恵一(石川県猟友会副会長)

猟者にとって、熊は国内最大の大型猛獣です、そして賢さと獰猛(どうもう)さを、表現し尚且つ、熊が持つ人間への恐さと、人間をなめたしぐさ等、はっきり行動に現します。時として人間の匂い、自然界にない金属音等に想像出来ない距離で反応しすぐさま逃げますが、反面、昨年みたいに餌が無くなると松任市街地や手取川の河原まで出没する有様です、蜂の巣が有れば民家の中まで入ってくる始末です。30年ほど前では捕獲された個体は小さい物がほとんどでしたが、ここ10年ほど前より大きくなってきており100~150kgのものもかなりいて、増えていると思われます。

た、捕獲隊の使命は人畜に危害を及ぼす鳥獣の捕獲を我々の持っている特技を使って社会に貢献する事で、各市町村長の命を受け行動します。ただ昨年みたいな檻の中の捕獲には我々の特技が必要でありません。断腸の思いでなりません。昨年あれだけの熊の捕獲があり個体数減が心配されましたが、今年の春の調査ではたくさん確認出来、安堵しております。捕獲隊として今後も県民の皆様の期待に添えるような貢献を目指し進みたいと思います。どうか皆様のご理解とご協力をお願いします。

「クマを寄せないための行動」

浦久美子(JA手取女性部長)

年10月20日、台風23号が通過した翌日、親子グマが集落内に現れ、隣家の犬が夜間クマに殺されました。そのクマを捕獲するまでの間、家の近くのカキは食べられ、何軒もの家で被害が出ました。クマの出没によって、いつもの生活の幾つかが制約され、不自由になりました。子供達の火の用心中止。夜のお参りはしない。夜間外出は気を付ける。中学生の部活動も短縮となりました。昨年は、クマが出てきたとき、家のすぐそばにカキが4本もありましたので、即、全部カキを取りました。今年はクマを寄り付かせないよう、次のようなことが必要と考えました。1 あまり食べなくなったカキの始末、2 人里との区別を付けるためにも集落一斉の下草刈り、3 台所から出る残滓や野菜を田畑に撒かない、4 クマ出没時の対処についての講習などです。まだまだ、私たちが学習しなければならないことを学びました。

「金沢市における出没対応と共生推進活動の紹介」

太田智明(金沢市農林部農林基盤整備課森づくり推進室主査)

沢市の昨年度の出没情報は、330件程(例年30~40)にも上る情報が寄せられました。目撃場所も、これまでには考えられなかった市街地近郊に及ぶ等、まさに異常な状態にありました。こうした事態を受け、金沢市は、住民の安全を確保するため、目撃情報が多く寄せられた市街地に対し、毎朝夕1日2回のパトロールを実施し、また、出没地区内の全町会と協力し、チラシ配布と注意看板の設置を行いました。クマが市街地周辺に出没する1つの要因として、人が山に入らなくなったため、人とクマの棲み分けが曖昧となり、生息区域が里山まで広がっている事が考えられます。このため、金沢市は今年度、住宅等市街地に隣接する、荒れた山林等のヤブを刈り払う町会の活動に対し、助成を行う制度を設けました。人が生活する街とクマが生きる山とのゾーンを明確にすることで、迷いグマの出没防止と同時に、地域住民のクマに対する関心が高まる事を期待しています。

「里山保全とクマ問題:いまできること、せねばならぬこと」

中村浩二(金沢大学教授)

沢大学のキャンパスにも昨年クマが出た。幸い、クマの方がいなくなったので、捕獲するまでには至らなかった。キャンパスは広大で一部はボランティア等により手入れされているが、多くは手入れされていない。里山を管理する、中山間地域を管理してくことは、過疎化、農業が儲からないなど、長期的な問題で難しいが、キャンパスの整備をいろんな人と協力し、できるところからやっていくこととしている。また、県では自然保護課だけでなく農林水産部も含めた全体でイニシアチブをとって欲しい。昨年のクマ問題ではパニックはあったけれども、具体的な方針の提起が一般市民に対して十分行われていない。この問題をてこにしていろんな問題に向けてやっていこうとするまとまりが見られない。県、市町、県民も含め、相談の場、ミーティングをもつなどのお世話をお願いしたい。

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お問い合わせ

所属課:生活環境部自然環境課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1476

ファクス番号:076-225-1479

Email:e170500@pref.ishikawa.lg.jp

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