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更新日:2020年3月31日

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用語の解説

既往の文献を参考にし、代表的な定義を採用しました。

白色 赤みがほとんどない シロタエシラユキなど
淡紅色 わずかに赤みがさす、いわゆる「桜色」 ソメイヨシノなど
紅色 淡紅色に比べ、明らかに濃い色 カンザンオウシュウサトザクラなど
濃紅色 深みのある紅色  緋色  紅紫色を含む カンヒザクラなど
黄緑色 赤みはほとんど目立たず、明らかに黄色~緑色味がある ウコンギョイコウなど

とつの品種のなかでも、個体差や花の外側と内側、あるいは開花期の始めと終わりで色調が変わることがあります。

大きさ(花径)

が完全に開いた状態で、花のもっとも外側を結ぶ距離を測ります。(
極小輪 おおむね2cm以下 ヒメフジザクラミヤマザクラなど
小輪 おおむね2~3cm マメザクラなど
中輪 おおむね3~3.6cm ソメイヨシノなど
大輪 おおむね3.6~5cm カンザンなど
極大輪 おおむね5cm以上 シロタエハナガサ

の大きさは1本の木の中でも多少の変異があり、また樹勢によっても変化します。

花弁数

一重 5枚 ソメイヨシノなど
半八重 おおむね5~10枚 ミクルマガエシなど
八重 おおむね10~50枚 カンザンなど
菊咲き おおむね50枚以上 ケンロクエンキクザクラなど

サクラの基本的な花弁数(野生種の花弁数)は5枚で、これを"一重"とします。
半八重の品種の多くは、1本の木の中にいろいろな花弁数の花を着けます。

旗弁: ちょうど旗竿についた旗のように、雄しべが変化して花びらのようになったもの。
ハクサンハタザクラなどに見られます。

開花期

川県林業試験場樹木公園での開花期です。主に1995年~2001年の調査記録から、標準的な開花時期を求めました。

 開花期は、冬~春の気象条件等により変動します。

種によっても多少異なりますが、金沢市内ではこれよりおよそ5日間くらい早く、東京都内ではおよそ10日間くらい早く咲きます。

秋から咲き続ける桜 フユザクラジュウガツザクラコブクザクラなど
早咲きの桜
(おおむね3月下旬に開花)
カンヒザクラ系、マメザクラ系、エドヒガン系の各品種など
遅咲きの桜
(おおむね4月下旬以降に開花)
カスミザクラ系、ミヤマザクラ、そして多くの菊咲きの品種など

その他の花の用語

(雌しべの)葉化:雌しべが葉のような形態に変化していること。フゲンゾウイチヨウハナガサなどの品種に見られます。

柄、小花柄:(
果柄、小果柄)通常は、1本の小花柄に1個の花が着きます。

樹形

枝垂れ(しだれ)性:枝が下方に長く垂れ下がる性質。

サクラの枝垂れ性品種の場合、ジベレリンの欠乏によりこの性質が発現すると考えられています。

例)シダレザクラベニシダレヤエベニシダレウジョウシダレなど

場所

自生 人が植えたのではなく、もとから、自然の状態で生えていること。
原木 その品種として認められた、おおもとの木。
荒川堤 明治初期に、消えゆく江戸の桜が集められ、ここで品種研究が進められました。1924年には国の名勝にも指定されましたが、堤防の改修などを経て戦時中に絶えてしまいました。

 

 


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お問い合わせ

所属課:農林水産部農林総合研究センター林業試験場

石川県白山市三宮町ホ1

電話番号:076-272-0673

ファクス番号:076-272-0812

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