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更新日:2013年3月11日

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木造峨山紹碩坐像

木造峨山紹碩坐像 (1躯)

南北朝時代
永光寺  羽咋市酒井町イ部11
像高  106センチ


木造峨山紹碩坐像
県指定文化財  平成5年8月25日指定

山紹碩は、永光寺4世・総持寺2世で明峰素哲と並ぶ瑩山門下の双璧と言われ、師に劣らぬ精力的な布教活動を行った。本像は、寄木造り、玉眼嵌入、下地布貼りで、漆彩色をほどこしている。円頂、法衣に袈裟を着け、右手に如意を執り、左手膝上に握り、衣を長く垂らして椅子に坐する。面貌は、面長で大きく、後頭部がせり出し、顎を突出す徹底した写実にもとづく個性的な風格を見事に表現している。膝前衣背面に長文の朱漆銘が認められ、そのほとんどが判読できないものの、「当代四代峨□」「貞治五□□□月」などが読みとれる。
のことにより、貞治5年(1366)の造像であることは形式的にも合致することから、極めて重要な銘文といえる。沓は江戸時代初期の後補。黒漆塗で長さ30センチ、幅9.4センチを測る大形である。「洞谷山峩山用呑良新添」の朱漆銘がある。 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

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