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更新日:2010年9月22日

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兼六園栄螺山の発掘調査(21年度)

山頂部の石垣修理に伴い、上面遺構及び石垣上半部の解体調査を行った。その結果、石
垣の一部が過去に修理されていること、石垣背面の盛土中に現存石垣以前に造られた石垣
が埋め込まれていること等を確認した

  • 調査期間 平成21年8月17日~12月22日
  • 調査面積 120平方メートル

主な成果

  • 平成21年度は上面の敷石や石組みの一部と、石垣第1段~7段の範囲を対象に解体調査を実施した。

          石垣の改修

    • 平成21年度は上面の敷石や石組みの一部と、石垣第1段~7段の範囲を対象に解体調査を実施した。
    • 隅角部で練り積みの手法(モルタル詰め)が認められることから、近代以降の改修である。

          石垣3

  • 山頂より約50cm下層から、石垣2の裏栗石に覆われた状態で上面を検出した。石垣用材や面加工、裏込め材は石垣2と共通するが、石積みに「落とし」の傾向があり、石材下面・側面の調整加工が少ない。石垣構築後に前面を盛土で覆って傾斜面を造成しており、その表層に旧表土と目される風化層が認められることから、構築当初から石垣を埋め込んだ状態にあった可能性が高い。
  • 石垣2は、この斜面を覆うように築造されており、石垣3から石垣2へ改築し平坦面を拡張したと考えられる。

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会金沢城調査研究所 

石川県金沢市尾山町10-5

電話番号:076-223-9696

ファクス番号:076-223-9697

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