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更新日:2024年3月19日

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記者会見の要旨 - 令和6年3月18日 -

令和6年3月18日(月曜日) 14時00分~

会見資料(PDF:3,153KB)

知事

今日は改めて平沼政務官を本部長として、政府また関係機関、県庁、そして被災市町に応援に入っていただいております。整理をして、どういうふうに発災以来、70日過ぎましたね、78日目ですね。どういうふうにご支援いただいているか、また今後ともご支援をいただきたいかという、ちょっと概略を報告いたします。

発災当日1月1日から、令和6年能登半島地震非常災害現地対策本部が県庁6階に設置をされました。さらに、各省庁幹部級職員、派遣をいただき、いわゆるミニ霞が関によって、スピード感を持った対応を実施しております。いわゆる国県市町の連携を県庁まさしくそのコントロールタワーになると。改めて感謝申し上げます。こういう状況でありますが、この国からの派遣職員数をご覧ください。1月下旬のピークのときには、県庁に約300人、6市町に約500人送っていただいております。直近の3月12日現在では、県庁に約180人、6市町へ80人送っていただいております。ありがとうございます。

どういう組織体制かということを改めて報告いたします。古賀副大臣、平沼大臣政務官、いずれも現地の対策本部長として、また副本部長に、総務省の西田政務官、古賀さん、あるいは平沼さんが交代で入っておりますが、総括をしていただいて、加えて、総務省から被災自治体にリエゾンが派遣されておりますので、ここが実は情報を常に共有をしており、当然私と古賀副大臣あるいは平沼政務官も情報を共有し、県庁として、その担当は西垣副知事に担っていただいているという、こういう組織図ですよね。ざくっと、インフラ復旧復興のために、これ道路、電気、通信、上下水道、特に上下水道は、農水省、国交省、厚労省、環境省、4省庁ですよね。またがっておりますので、やはり現地ですぐに速やかに情報共有をして、対応いただいており、本当に助かっております。物資支援チームは経産省に、食料に始まり、燃料ですね、またこれ衣類とかもそうですし、簡易ベッドもそうでしたよね。そして、生活物資をずっと応援いただいております。生活等支援チームとして、ここはあの避難所の運営で、NPO団体やボランティアの方にも入っております。これは統括が、内閣府、住まいとして、みなし仮設、仮設住宅を内閣府、国交省、一番やっぱり高齢者の多い能登では、健康医療介護衛生、厚労省に様々なチームで入っていただいております。水回りのサービス、FTS、風呂、トイレ、洗濯他。内閣府官房。学校・子供は当然文科省、厚労省、こども家庭庁、食事については、農水省、厚労省、非常に各省庁連携で支援に入っていただきました。なりわい再建、ここは内閣府と経産省の方で、中小企業、伝産は経産省の方から、経産省、農林水産業は、当然農水省、観光産業等は観光庁を初めとして、国交省にお世話になっております。このチームが県庁にございまして、市町のリエゾンと常に情報を共有しながら、ピークのときには500人以上が入っていただいたということであります。写真で見ていただいた通りであります。皆さんも取材で様々な場所に行かれて、各省庁の防災服を着た職員の方々にお会いしたと思いますが、これで古賀本部長と各省庁の打ち合わせを必ず毎日し、プッシュ型支援で仮設トイレを持っていったり、市長・町長、補佐役としてのリエゾンの派遣とか、これ自衛隊の方々、避難所での入浴支援、岸田総理のこれ視察でした。特に今後ですね、災害廃棄物の仮置き場の運営、ここをうまく回していかないとと。これも工業団地、能登中核工業団地を視察したときですし、インフラの復旧状況の調査。

仕組みをおさらいさせていただきます。我々石川県被災いたしました。まず、被災14市町に対して、どんな応援が必要ですかってニーズ調査をした上で、被災市町の方からこんな応援、こんな派遣、特にやっぱり技術職員、土木系の多いですよね。また当然、罹災証明を出さなければいけない、避難所の運営をしなければいけない。猫の手も借りたいぐらいということで、いろんな要請をいただいて、そこでこれはもう県も応援しますが、広域的に応援お願いしますということで、まずこの地域、中部9県、被災地域ブロックで幹事都道府県が、これ三重県でございますので、特に三重県の一見知事はじめ、三重県の職員もたくさん入っていただきました。さらに、確保調整本部というのは、当然総務省と全国知事会で総務省の担当の濱田さんが、いわゆる各自治体、対口支援職員は全国知事会を通じた人員の派遣をしていただいておりまして、本当にお礼を申し上げます。濱田さんは元々金沢市の副市長をしておられましたので、石川県の事情にも通じておられて、そういう意味では各省庁から、県庁に出向していただいた方々には、続々と入っていただいておりますので、本当に助かっております。細かいところは省きます。

皆さんに資料としてお持ちいただいて、何らかのときにご活用いただければと思っています。どこに対口支援職員として、どの自治体の方々が入ってきてくださったのか。私も4月に入りましたのは、ひとまず応援いただいた都道府県、市町の首長には、ちょっとお礼の電話をまずさせていただきたいと思っています。加えて、今後、やはり罹災証明を出す。家屋調査をする、解体撤去する。なりわい補助金などについての支援とか、相談支援、事務的な手続きが増えてまいりますので、そこはやっぱりちょっと応援をしていただきたいと。もちろん県庁も、復旧復興推進部としてできますから、県庁も人を出しますが、事務的な、また専門的な支援ということで、各省庁、各都道府県、市町村にも引き続きのご支援をお願いしたいと思っております。が、いずれせよ、どの市町も、当然新年度には、それぞれの人事もございますので、あんまり負担もかけられません。ギリギリのところで、特に被災市町で、土木職員が足りないという声がございます。1人でも2人でも、また派遣職員をお願いしたいと。県を通じて、私達からもそういう要請を出させていただいております。本当にありがとうございます。平沼さんにも改めてお礼申し上げます。

全国知事会を通じた応援職員の派遣について申し上げます。全国知事会を通じて、他の都道府県に、石川県庁の震災対応業務に従事する応援職員の派遣を要請し、これまで45都道府県から派遣をいただいております。3月12日時点で93人の応援職員が活動しております。主な震災対応業務として、1.5次避難所の運営支援、災害救助業務支援、これは県内市町、避難先都道府県との連絡調整などであります。広域避難を住民がしておられますので、行政的な繋ぎをしていただいております。また、仮設住宅建設に関する各種事務支援、災害ボランティア連絡調整、さらに道路、農業用施設等の災害復旧工事の査定・設計積算。ここがやっぱり大変。漁港、港湾、農地ですよね。林道、農道、本当に大変な甚大な被害ですよ。やっぱり査定をして、審査をして、復旧に向けての復興に向けての事業として、今度また発注していかなきゃいけない、その進捗の管理も必要だということで今大変お世話になっております。

その他業務別の応援職員です。国や自治体から、どういう応援職員がお仕事していただいているか。被災建築物建築物応急危険度判定、被災宅地危険度判定、応急仮設住宅の建設、応急の給水、上下水道の復旧、これが、上下水道の復旧には、各市町に担当都道府県決めたりして、本当にお願いしております。災害廃棄物の処理、また、農地、農業施設、ため池等の現地調査及び復旧、市町管理漁港に係る災害現地調査などです。さらに言えば、学校関係では学校再開のための支援、中学生の集団的避難施設の応援、奥能登の小中への県内教職員の派遣、本当にきめ細かく行政業務だけでなく、現場の業務に人を派遣していただいております。おかげさまで、こうした、これは輪島港の方ですね、応急仮設住宅の建設も予定を上回るペースで進んでおりますし、白山青年の家、輪島市中学生の集団避難施設の運営とか支援もしていただいておりました。ありがとうございます。

さらに、応援職員の現状として、DHEATと、保健活動ですね、栄養士・管理栄養士。医療や健康に関わる方々で、3月12日まで延べ人数約1万9000人、各市町に入っていただきまして、現状約200人ほどと。それから、震災復興に向けたデジタル支援、被災地のペット対策支援などで約700人入っていただいております。私も視察先々で、DMAT、DHEAT、DSAT、JDATなどなど、様々な福祉、医療、保健、衛生に関わる業務に職員の方々が入っていただいております。何とか今のところ災害関連死が、今発災以来78日目で15人。やっぱりこの規模で抑えられているというのは、こうした応援職員の皆様のおかげでありまして本当にお礼申し上げます。ありがとうございます。

消防機関、まず県ですね。石川県消防広域応援部隊として発生直後から協定がございまして、県内五つの消防本部が被災地に向けてすぐ出動いただきました。金沢市、小松市、加賀市、能美市、白山野々市市の広域消防本部でも1月2日とかも、1月1日の真夜中から能登町、輪島、珠洲、救助活動を実施して、のべ3,500人が活動いたしました。現在も奥能登広域圏事務組合消防本部を支援するために、県内全ての消防本部は交代で部隊を派遣していただいております。今現在でも。緊急消防援助隊、協定にも基づきまして、全国の消防機関相互の援助体制として、創設された部隊で、指揮支援隊、消火小隊、救助小隊、航空招待などで編成されて、これ2月21日に全部隊が引き揚げておりますが、さて1月2月、この50日間で、大変な作業をしていただきました。まず発災当日、名古屋市消防局を総括指揮支援隊とする緊急消防援助隊が石川県に向けて出動しました。発災当初から、陸路の他、消防防災ヘリ、自衛隊ヘリ、護衛艦などによって部隊を被災地に投入していただきました。倒壊家屋や土砂災害現場での救助活動、火災現場での捜索活動、傷病者の緊急救急搬送を実施し、最も多い日には20都府県の632隊、2,329人。これだけの隊員が活動していただいて延べ6万人になります。2月21日までで、そういう意味で、私もなかなか心苦しかったんですが、緊急車両以外、あんまり能登行かないで、ボランティアの方はちょっと控えてくださいと申し上げましたが、これだけの非常事態で、消防、もちろん自衛隊、警察の皆さん全国から集まっていただいて、現地支援に入っていただいたということを改めてお伝えをいたします。

警察でございます。発災当日、石川県警本部内に本部長を長とする災害警備本部を設置しました。県外部隊の警察災害派遣隊は、なんと46都道府県警から延べ7万9000人、3月15日時点で現地入りいただいております。警察災害派遣隊というのは、広域緊急援助隊、これは警備、交通、刑事部隊があります。機動警察通信隊、広域警察航空隊、緊急災害警備隊、特別自動車警ら部隊、特別生活安全部隊、特別機動捜査部隊等々で、大変な被災地の治安維持、また、被災者の支援をしていただいております。これは無人集落の警戒の様子ですし、これはヘリによる救出救助、ヘリで救出もしていただきました。捜索活動も、救出活動もしていただき、活動状況の映像送信、ご遺体の調査等もやっていただきました。改めて警察にもお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。

こうした防犯カメラを置いたり、パトロールをしたり、危ない場所ですけどね。交通規制をさせていただきました。これ、3月15日で一つの区切りがつき、もう解除しておりますが、これが、緊急車両の誘導、消防車など誘導。また、特に女性警察官を中心に避難所訪問。やはり避難所でも、様々な詐欺まがいの行為とか生活支援、不安がございますし、特に女性の皆さん方に不安を覚えないように、警察官もパトロールで回っていただきました。ありがとうございます。

ということでまず一旦、こういうふうな形で、こないだ自衛隊やりましたが、警察、消防、また自治体職員に応援をいただいているという現状を報告いたしました。

いしかわ食の巨匠の顕彰について報告をいたします。この度、石川県の食文化の発展に大きく貢献されている寿司職人の森田一夫さん。杜氏の農口尚彦さん、この2人をいしかわの食の巨匠として顕彰させていただくこととしました。2人はそれぞれ寿司職人、当時として極めて高度な技能技術を有するとともに、多年にわたり、後継者の育成に貢献し、石川県の食文化の発展、魅力発信に多大なる功績が認められ、次がポイントであります。90歳を超えても、今なお現役で活躍をされております。こうしたお2人の功績に敬意を表し、今週21日木曜日に顕彰式をこの部屋で行うことといたしました。

やっと出てまいりました。エアリーフローラの新品種の市場デビューについてであります。エアリーフローラは、県農林総合研究センターが8年の歳月をかけて育成した石川県オリジナルのフリージアでキャッチフレーズ旅立ちを祝う花、花言葉「希望」、11色の豊富なカラーバリエーションを特徴としています。今年度、令和2年のホワイト以来、4年ぶりに12番目と13番目となる新たな二つの品種が完成し、今週22日金曜日に、県内の花市場に初出荷される見通しとなりました。愛称は、シックなブラウン系の色が特徴のエアリーマロンです。紫で八重咲きが特徴の、エアリーダブルパープル。新品種のデビューを県内外の皆さんにお知らせするため、金沢駅、小松空港、能登空港において、二つの新品種とこれまでの色のエアリーフローラを使用した、フラワーアレンジメント、来週26日火曜日より、1週間程度展示をいたします。現在、エアリーフローラは、出荷の最盛期を迎えております。本日は、最上位規格であるプレミアムの初競りが行われ、過去最高の1箱4万4000円、1本あたり2200円の値がつきまして、市場での評価が高まっております。また、来週25日ごろまで新幹線開業イベントとして、金沢駅、小松駅。加賀温泉駅にエアリーフローラを利用したフォトスポットを設置しておりまして、多くの皆さんにご利用いただきたいと思います。この他、現在小学校を卒業される皆さんの旅立ちをお祝いするために、県内210校の卒業生約9600名に、エアリーフローラを順次贈呈しております。今後とも、あらゆる機会を通じて、県内外の方々に、エアリーフローラの魅力を一層PRしていきたいと思います。綺麗ですね。

もう一つ、資料はございません。実は、沖縄県では、能登半島地震の被災者支援事業として、沖縄県独自に、航空会社や宿泊施設と連携しながら、被災者の沖縄県への短期受け入れを行っていただいておりました。これまでに、約600人の避難者が、主にリフレッシュ目的で、5泊程度の短期宿泊をされたとお聞きしております。沖縄県の温かい取り組みに心から感謝申し上げたいと思います。沖縄県の玉城知事には、改めて御礼を申し上げます。ありがとうございます。

 

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