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更新日:2024年1月30日

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記者会見の要旨 - 令和6年1月29日 -

令和6年1月29日(土曜日) 10時30分~

会見資料(PDF:1,165KB)

 

知事

電力と通信、インフラにおきましても大変重要であります。今回の大地震で、当時、1月1日発災のとき、また今日現在どういう状況になっているのかということの確認を、皆さんと一緒にしたいと思います。停電戸数、まず昨日1月28日12時時点では、輪島市では約1,980戸、珠洲市では約1,480戸、能登町では約170戸、穴水町では約60戸、七尾市では約10戸、志賀町では約10戸、その他の市町ではゼロということで、県全体としては、いまだ約3,710戸が停電状況であります。土砂崩れ、電柱の傾いた、折れた。これを北陸電力、送配電の会社の皆さんがこういう1本1本直しているということで、電柱の傾斜が2,100本、電柱の折損ですね。約500本。断線、混線したのが約1,200カ所という状況でありまして、復旧状況を申し上げますが、北陸電力、北陸電力送配電において、発災後、速やかに被害状況を把握し、他社からの応援を含めて、1,000名を超える体制で、国、県、市町、自衛隊と連携し、早期の復旧作業に取り組んでまいりました。復旧にあたりましては、道路等の作業現場へのアクセス改善に応じて、避難所など、自治体のニーズにこれを踏まえながら、停電エリアを段階的に縮小してまいりました。

具体的に1月1日時点の最大停電戸数は、約3万9,900戸、昨日時点で、約3,710戸に減りました。ありがとうございます。程度を申し上げれば、色分けされております。赤色のところが、珠洲市、約7,800戸の停電。内送電率は12パーセントしかなかったという意味です。輪島市では、1万3,000戸の停電、送電率は17パーセントしかなかったと。能登町は、8,900戸の停電、うち14パーセントしか送電がなかった。穴水町では約5,300個の停電、何と3パーセントしか送電率がなかった。七尾市では、2,300戸の停電、ここは92パーセントも送電があったというふうな表現でもいいと思います。志賀町では、約800戸の停電、しかし93パーセントも送電率はあったと表現できると思います。それがどうなったかと。昨日の時点で、珠洲市では1,480戸の停電ですが、送電率は83パーセントに回復をしたと表現しても良いと思います。輪島市では、約1,980戸の停電がまだ続いておりますが、それでも、送電率は87パーセントに回復をしたと。能登町では約170戸停電しておりますが、送電率は99パーセントに回復をしたと。穴水町は、約60戸停電しておりますが、送電率は99パーセントに回復をしたと。七尾市では約10戸停電しておりますが、それで実は99パーセントに回復をしたと。志賀町では約10戸停電しておりますが、それで実は99パーセントに回復をしたと。エリア的に明確に色分けされます。輪島市や珠洲市では、配電設備、これ電柱、配電線、これの被害が甚大であることに加えて、道路損壊等により、復旧作業が難航しておりますものの、送電率は8割以上にまで回復をしてきたと。いわゆる応急復旧という形で、送電率はその回復をしてきています。能登町、穴水町、七尾市、志賀町は、送電率は99パーセントと、停電はほぼ回復しており、立ち入りが困難な一部地区のみ残っているということです。

今後の復旧の見込みを申し上げます。土砂崩れなどにより、復旧作業のための立ち入り困難な箇所。地震、津波、火災により、配電設備や建物に甚大な被害を受けた一部の地区を除き、今月中に1月中ですね、今月中に概ね停電は解消される見通しです。今後も北陸電力、北陸電力送配電では、立ち入りは困難な箇所についても、道路等の作業現場へのアクセス改善に応じて、順次復旧作業を進めるとともに、応急仮設住宅に対する電源確保を含め市町の現場ニーズを十分に踏まえて、ときには電源車も活用しながら、必要な電力供給を進めていく方針です。

通信です。当初の被害状況を申し上げます。発災直後は8市町において、支障エリアが発生しました。輪島市、珠洲市、穴水町、能登町、七尾市、志賀町、宝達志水町、金沢市であります。6市町の通信可能なエリアは、支障ピーク時において、被災前の20から30パーセントまで減少しました。いわゆるこれは、奥能登のいわゆる孤立集落の情報収集に大きな壁になったというふうに評価されます。早期復旧に向けて、様々な手段で応急復旧するとともに、被災した基地局等の修理を実施しておりまして、これはちょっと細かいですが、船上基地局を活用していただいたのは、NTTドコモさん、KDDIさんです。船を持っていって、船の上で基地局を建てたと。次に、KDDIさん、スターリンクですね。可搬型、持ち運び型のこの衛星アンテナを立てていただきました。ソフトバンクさんは、有線給電ドローン、すいません、こういうのがあると私も知りませんでした。有線の給電ドローンで対応していただきました。楽天モバイルさん。車載型基地局で対応していただきました。今の移動型基地局等活用した応急復旧ですし、それから順次推進してきているのは、携帯電話ネットワークの本格復旧です。商用電源の復旧、北陸電力送配電によります。商用電源の復旧、光ファイバーの張り替え、これはNTT西日本さんのお仕事です。光ファイバーの張り替え、基地局の修理、これはNTTドコモさんのお仕事であります。避難所等における通信環境確保の取り組み、これも重要であります。総務省と通信事業者の協力のもと、以下の取り組みにより、避難所等の通信環境を確保しております。携帯電話、衛星携帯電話、可搬型衛星アンテナなどを貸与。お貸ししています。また、Wi-Fiアクセスの無料開放、特設公衆電話の稼働などで、やっぱり避難所等における通信環境の確保、取り組んでいただいております。

次。今後の復旧見込みを図示いたしました。立ち入りが困難な一部の地区を除いて、可搬型衛星アンテナなどを活用して、応急復旧が概ね終了しております。6市町の通信可能エリアは、被災前の96パーセント以上まで回復しました。これは一昨日の段階です。立ち入り困難地点については、道路啓開後、原則、3日以内に応急復旧の予定であります。応急復旧後も発災前と同程度のサービスが、利用可能となるように、順次、本格復旧を推進中であります。例えば、ドコモさんが1月4日時点で支障エリア、これが、1月27日時点で、ずいぶんと回復してきていることがわかると思います。KDDIさんが、もうすごいですね。回復してきています。ソフトバンクさんほぼ回復していますね。楽天モバイルさん、こういう状況ですと。以上私から報告させていただきました。インフラ4点セットと申し上げてまいりました。道路、水、上下水道一体での復旧復興、そして、電力、通信、これは今後の被災地における仮設住宅を提供する、やはり、重要な要素になってくるという意味合いで申し上げております。

 

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