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第三は、「地域の強みを活かし成長する産業づくり」についてであります。
本県産業を支える裾野の広い次世代産業として期待される炭素繊維分野の取り組みにつきましては、昨年、本県の革新複合材料研究開発センター(ICC)と欧州の研究開発拠点であるCFKバレーとの間で締結した連携協定に基づき、県内企業九社が、CFKバレーとともに四月にドイツで開催された世界最大規模の展示会に共同出展いたしました。今後とも、CFKバレーと県内企業との技術交流の促進などを通じて、一つでも多く成功事例を積み重ね、炭素繊維複合材料の一大生産・加工地域を目指す「東海・北陸連携コンポジットハイウェイ構想」をさらに前進させてまいりたいと考えております。
去る四月、NTN(株)から、志賀町に、ベアリングの熱処理加工を行う新工場を建設する旨の報告をいただきました。これにより、能登地域に風力発電設備や建設機械など幅広い分野に用いられるベアリングの一貫生産体制が構築されることから、地元雇用の拡大等を通じた能登の活性化につながるものと考えております。また、大手複合機メーカーの(株)リコーからも、新たに医療分野に参入するため、金沢市に、脳の活動状態を画像で診断する脳磁計等の研究開発拠点を設置した旨の報告があったところであります。こうした相次ぐ企業の進出は、多様で魅力的な雇用の場を提供し、UIターンや学生の県内就職の促進につながるものであり、今後とも、本県の立地の優位性や支援体制などを積極的にPRし、さらなる企業誘致に取り組んでまいります。
以上
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