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更新日:2012年6月15日

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議案説明要旨(平成24年第2回県議会定例会) - 平成24年6月12日 - 欧州訪問について

◎ 欧州訪問について

先般、ルクセンブルクとの交流の充実と小松空港に就航しているカーゴルックス航空便の利用促進、世界農業遺産に認定された能登の里山里海に関する情報発信、さらには、フィンランドの教育事情視察等のため、地元自治体や経済界、教育関係の皆様方とともに欧州を訪問いたしました。

まず、ルクセンブルクでは、カーゴルックス航空を訪問し、昨年秋に就航した北米便について、現在の週一便では欠航や積み残しの場合にリスクが大きいとの荷主企業からの要望も踏まえ、週二便化による利便性の向上を要請したところ、市場の動向を見極めつつ増便を検討する旨の表明がありました。県としても、早期の週二便化に向け、引き続き、カーゴルックス航空と協力し、フォワーダーや荷主企業へ働きかけを行うなど、利用促進に積極的に取り組んでまいります。

また、ルクセンブルク商業会議所を訪問し、平成十三年以来、十年余にわたって交流を積み重ねてまいりました石川ルクセンブルク協会とルクセンブルク石川協会との間で、更なる交流強化に向けた合意書を締結いたしました。今後、この新たな合意に基づき、経済、文化、芸術、教育の幅広い分野における交流の充実に向け、具体の事業に取り組むこととしており、国際貨物便の就航を機に始まった地域間交流がさらに促進されることを期待しております。

ローマでは、国連食糧農業機関(FAO)本部を訪問し、その最高責任者であるシルバ事務局長と会談するとともに、関係の方々に、能登の里山里海に関する本県の取り組みについてのプレゼンテーションを行ってまいりました。シルバ事務局長には、本県の取り組みに高い評価をいただくとともに、来年、本県において、新たな世界農業遺産の認定等を行う国際会議を開催することで合意に至りました。この会議が首都以外で開催されるのは初めてであり、能登の里山里海の魅力を国内外に発信する絶好の機会となることから、今後、能登地域の市町とも連携し、開催準備に万全を期してまいります。

また、フィンランドでは、質の高い教育の実践と充実した教育実習を行っているヘルシンキ大学附属学校、現職教員の研修機関等を訪問し、授業参観や意見交換を行いました。教員の質の高さと、それを支える教育実習や現職教員に対する研修の充実には学ぶべき点が多く、これが高い学力の源泉であることを実感したところであります。教育委員会では、来月四日、第一回目の教員研修制度改革会議を開催し、養成段階も含めた新たな研修体制の確立に向けた検討に着手することとしており、今回の視察の成果をしっかりと活かしてまいりたいと考えております。

さらに、オランダでは、世界三大珍獣の一つであるコビトカバをいしかわ動物園にご提供いただいたオーフェルローン動物園を答礼訪問いたしました。今回の訪問を機に、新たにいしかわ動物園に、コビトカバの両親の様子を映像で紹介するコーナーを設置するほか、オーフェルローン動物園で実施している障害のある子どもとその家族を閉園後に招待する取り組みを参考に、いしかわ動物園においても、夏休みに特別支援学校小学部の児童とその家族を対象に実施することといたしました。

また、福島の原発事故による風評被害の影響により、欧州からの観光客の回復が遅れていることから、今回の訪問に合わせ、オランダ及び周辺諸国に在住する国際交流員の経験者や日本語日本文化研修の受講生など、本県ゆかりの方々を石川県観光親善大使に委嘱したところであり、今後、欧州からの誘客の回復に向け、口コミを中心に本県の魅力を積極的に発信していただきたいと考えております。  

以上

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