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更新日:2010年8月24日

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4.森-川-海の共生メカニズムに関する研究(第2報)

予算区分      県単
研究期間      平成8年~11年
担当科名      育種科
担当者名      矢田  豊・千木  容・宗田  典大

I.目的

  現在、地球規模での環境問題がクローズアップされてきており、森林の衰退・減少が大きな問題となりつつある。また、それに伴う森林以外の生態系等への影響の可能性についても様々な課題が浮上しつつある。今年度は県内で初めて加賀市でナラ集団枯死被害が確認され、県内水源流域の主要林相のひとつであるミズナラ林への被害拡大が懸念されている。これらのことから、森林および関連生態系の健全性を保つための調査研究と、各種状況に対応可能な管理体制構築のための技術開発は、早急に取り組まなければならない最優先課題の一つであると考えられる。そこで本課題では、森林を含む流域生態系、そして沿岸海域生態系を「水の流れ」によりつながるひとつの環境単位として捉え、その中での森林の位置づけを明確にし、森林管理の役割を定量的に評価することを目標とする。

II.実施内容

 1)水源地帯の森林成立に大きく関わる樹木の耐雪性に関する、画像解析法を用いた調査、
 2)広域調査に不可欠なリモートセンシング調査法のひとつとしての「斜め写真簡易図化システム」の開発、
 3)県下の「水源林」に被害拡大の可能性があるナラ集団枯死被害に関する情報収集と外部研究者を交えた研究集会の開催、および4)石川県の森林に関する情報提供としてのWWWコンテンツの作成、を実施した。

III.今年度成果発表状況

 1)根元曲がりの種間比較とモデル化(予報):矢田  豊、第109回日本林学会大会(口頭発表、1998)
 2)「風景写真」から平面図を ― 携帯型コンピュータを核とした斜め写真簡易図化システム ―:森林航測No.183(1997)
 3)水源林のナラが危ない:矢田  豊、林業研究だよりNo.29(1998)
 4)森と・生きる・こと:矢田  豊、石川県林業試験場ホームページ
      URL:http://www.pref.ishikawa.jp/ringyo/mku/

 

お問い合わせ

所属課:農林水産部農林総合研究センター林業試験場

石川県白山市三宮町ホ1

電話番号:076-272-0673

ファクス番号:076-272-0812

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